【年頭所感】Akamaiは、サイバーセキュリティとクラウドコンピューティングの企業へ
PR TIMES / 2025年1月4日 16時15分
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謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2025年が皆様にとって実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
Akamaiは、1998年の創業以来、インターネットの根幹を支える企業として、世界中のデジタル体験をより快適に、安全にするために進化を続けてきました。創業から27年で、インターネットは個人の生活やビジネスの基盤へと変貌を遂げ、その成長に伴いサイバーセキュリティとクラウドコンピューティングの重要性は高まりました。本年、Akamaiは「サイバーセキュリティとクラウドコンピューティングの企業」としてさらなる飛躍を目指します。
Akamaiのビジネスは、Contents Delivery Network (CDN)、サイバーセキュリティ、クラウドコンピューティングの3つの柱で成り立っています。2024年には、サイバーセキュリティビジネスがCDNを抜き、売上構成でもっとも大きなビジネスになりました。また、クラウドコンピューティングビジネスも急速な成長を遂げています。時代の流れに応じ、Akamaiが注力する今後の成長分野としてはサイバーセキュリティとクラウドコンピューティングになります。
サイバーセキュリティにおいてAkamaiが注力している分野
サイバーセキュリティにおいて、Akamaiの注力分野は以下の3つの分野です。
インフラセキュリティ:
DDoS対策、DNSセキュリティ領域など。
アプリケーションセキュリティ:
Web Application Firewall (WAF)、Bot対策、スクレイパー対策、不正ログインおよびアカウント乗っ取り対策、フィッシング対策、スクリプトによるWebスキミング対策、API セキュリティなど。
ゼロトラスト・セキュリティ:
Zero Trust Network Access(ゼロトラストネットワークアクセス)、MFA(多要素認証)、DNS Firewall、マイクロセグメンテーションによるランサムウェア対策など。
クラウドコンピューティングにおいてAkamaiが注力している分野
クラウドコンピューティングにおいては、Akamaiの注力分野は以下の3つの分野です。
IaaS (Infrastructure as a Service):
Akamaiが提供するクラウドコンピューティングの基盤となる IaaSプラットフォーム。
EdgeWorkers:
Akamaiが提供するFaaS(Function as a Service)を構成するサーバーレスな超分散コンピューティング・プラットフォーム。
QCP (Qualified Computing Partner):
ISVパートナーがAkamaiのクラウドコンピューティング基盤を使って構築した高度なPaaSや専門的なアプリケーションを提供するマネージドサービスのソリューション。
2025年、Akamaiとして特に注力する分野
これらの中でも、2025年、Akamaiは特にAPIセキュリティ、マイクロセグメンテーションによるゼロトラスト・セキュリティ、そしてクラウドコンピューティングに注力します。
APIセキュリティ
APIは、DXの推進やデジタルビジネスの成長に欠かせない要素ですが、APIを悪用した攻撃が増加する中、APIのセキュリティ確保は事業継続において喫緊の課題です。
Akamai API Securityはベンダーに依存しないスタンドアロンなソリューションとして開発されており、マルチクラウドやオンプレミスなどの各種様々なAPI環境とデータ連携することが可能です。さらに、昨年リリースしたAkamai Native Connectorを利用することでAkamaiをご利用中のお客様はユーザー側で設定変更無しにシームレスな分析ソースデータの取り込みが可能になりました。
Akamaiは、APIのライフサイクル全体を保護し、APIエンドポイントの探索、脆弱性テスト、潜在的な脆弱性とそれを悪用する攻撃の検知、実装などの不備と攻撃への迅速な対処を包括的にカバーします。特に、AI/MLを活用したランタイム分析エンジンを有しており、BOLA(オブジェクトレベルの認可の不備)などをはじめとしたAPI特有の脆弱性を悪用したデータ漏洩、改ざん、ポリシー違反、脆弱性を探る動きやデータ資産の大量読み出しといった悪性のふるまいなどのリスクを特定し、リアルタイム分析・検知・対処を可能にします。
ロールベースでアクセス可能な管理画面では、APIに関するリスクを自動的に可視化することで変化する脅威に迅速かつ効果的な洞察を得ることができ、セキュリティチームとアプリケーション開発チームが情報を速やかに共有することで、DevSecOpsのプロセスにおいてシフトレフトで課題に対処する最適化された運用が可能となります。昨年末からAPI Securityソリューションに対する、本格的な運用支援サービスも提供開始となり、機能面だけでなく、運用サービスにおいても、お客様ごとの要件に合わせて最適な支援サービスを提供することが可能となりました。
導入フェーズから運用サービスまで、Akamai API Securityソリューションを活用して、お客様のビジネスを支えるAPI基盤のセキュリティ強化に貢献します。
マイクロセグメンテーション
Akamai Guardicore Platform は、単一のコンソールと単一のエージェントを備えた統合プラットフォームで、マイクロセグメンテーション、ZTNA、MFA、DNS ファイアウォール、脅威ハンティング、そして AI を組み合わせて、ゼロトラスト・セキュリティを実現します。複数のコンポーネントが連携することで、ゼロトラストセキュリティ実現の取り組みが合理化されます。迅速な展開と容易なスケーリングが可能となる運用性、ビジネス要件に合わせたモジュール式コンポーネントによる柔軟性、単一のUIからポリシー管理できるシンプルさを兼ね備えているのも特徴の一つです。
中でも、ゼロトラストセキュリティを実現するために欠かせないAkamaiのマイクロセグメンテーションの利点は、お客様ネットワークをAIが自動的に可視化することで各ノード内部のプロセスレベルでの通信状況まで把握できることです。平時の通信を正規化しておくことで、マルウエアのラテラルムーブメント(横展開)でおきる異常な通信の振る舞いを可視化、制限することで、致命的な脅威の拡大を予防的に阻止します。
昨年はランサムウェアの脅威の高まりを目の当たりにさせられた1年でした。サイバー攻撃の手口は進化、洗練化しており、組織は予防としてのセキュリティ対策に加えて、攻撃を受けた際のサイバーレジリエンスの強化が求められます。Akamai は、AIを用いた業界トップクラスのマイクロセグメンテーションで、ランサムウェアや不正侵入で起きるネットワーク内の脅威の移動リスクを排除すると同時にサイバーレジリエンスの強化に貢献します。
コンピューティング
AIやIoTの普及により、ユーザーに近い場所でのリアルタイムの高度な計算処理とレスポンスが求められるユースケースが急増しています。また、多くの業界がリッチコンテンツの安定した配信とコスト低減を求めています。
Akamaiは、世界で最も分散した超分散型のアーキテクチャを活用したクラウドコンピューティングで、低遅延でスケーラブルなクラウド環境を提供し、よりユーザーに近い多くの場所で高度な処理を展開することを可能とします。使いやすく、マルチクラウド間でのポータビリティにも優れたオープンソースツールをスケーラブルなKubernetes 環境上に迅速に展開する「Akamai App Platform」を新たに提供することで、企業の迅速なイノベーションとアプリケーションのクラウドネイティブ化を支援し、構築するサービスの市場投入までの時間を大幅に短縮します。また、定額制で透明性の高い価格設定と適切なエグレス料金で、プロジェクト予算の平準化と可視化が容易になります。
Akamaiは、コンピューティングリソース、GPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク、Kubernetes Engine、マネージドデータベースなど、IaaSとして必要なソリューションを分散コンピューティングのプラットフォームで提供します。さらに、こうしたラインナップを、 CDN、サーバーレス、サイバーセキュリティサービスと組み合わせて提供できるのはAkamaiの大きな強みの一つと言えます。
また、先進的で独自の技術を持ち、市場をリードするQCP(テクノロジーパートナー)との連携により、Akamai Connected Cloud上で幅広い機能やサービスを提供します。例えばログの管理・分析ソリューション、分散データベースソリューション、ビデオ配信ソリューション、独自のAI学習モデルの構築と運用や、ディープラーニングAIによるリコメンデーションエンジンなど、広範なソリューションを提供します。
なお、AkamaiはCloud Native Computing Foundation(CNCF)のゴールドパートナーとして、オープンソースプロジェクトのインフラサポートに年間 100 万ドルの資金提供を行っており、プロジェクトの拡張性と信頼性を高め、世界中の企業を支援します。
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Akamaiは信頼されるパートナーとして、2025年も皆さまと共に歩み、持続可能で安全なデジタル社会の構築に貢献してまいります。従来のCDNビジネスにおいては、業界の再編と集約が進んでおり、2024年末には大手CDNベンダーのEdgio社の破産救済申請に伴い、AkamaiがEdigo社の既存契約を獲得しました。新たにAkamaiの顧客となったお客様の、ベストインクラスのCDNサービスへのスムーズな移行を支援します。
本年も引き続き、サイバーセキュリティとクラウドコンピューティングの企業として、毎日、いつでもどこでも、世界中の人々の人生をより豊かにできるよう、全力を尽くして取り組んでまいります。皆さまのご支援とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
アカマイ・テクノロジーズ合同会社
職務執行者社長
日隈 寛和
Akamai について:
Akamai はサイバーセキュリティとクラウドコンピューティングを提供することで、オンラインビジネスの力となり、守っています。市場をリードするセキュリティソリューション、優れた脅威インテリジェンス、そして世界中の運用チームが、あらゆるところで企業のデータとアプリケーションを多層防御で守ります。Akamaiのフルスタック・クラウドコンピューティング・ソリューションは、世界で最も分散されたプラットフォーム上で、パフォーマンスと手頃な価格を両立します。安心してビジネスを展開できる業界トップクラスの信頼性、スケール、専門知識の提供により、Akamai は、グローバル企業の信頼を獲得しています。詳細については、akamai.com および akamai.com/blog をご覧いただくか、Xと LinkedIn で Akamai Technologies をフォローしてください。
※AkamaiとAkamaiロゴは、Akamai Technologies Inc.の商標または登録商標です
※その他、記載されている会社名ならびに組織名、ロゴ、サービス名は、各社の商標または登録商標です
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