OKI、「マルチキャリア対応音声IoTゲートウェイ」を販売開始
PR TIMES / 2018年11月14日 11時40分
固定網やPHSからLTEへのマイグレーションを実現
[画像1: https://prtimes.jp/i/17036/239/resize/d17036-239-884466-0.jpg ]
OKIは、主要な通信事業者に対応したLTE(注1)モジュールを内蔵した「マルチキャリア対応音声IoTゲートウェイ(以下、音声IoT-GW)」を本日より販売開始します。「音声IoT-GW」は、アナログ回線インターフェースと電話機能を搭載しているため、既存設備に変更を加えることなく、LTE回線を用いたIPネットワークへのマイグレーションを実現することが可能です。また、LANやUSBなどのインターフェースも備えているため、新たなIoTサービスへも柔軟に対応します。固定網やPHSからのマイグレーション市場や、LTEを用いた遠隔制御・監視などのIoTサービス市場に向けて、今後5年間で25億円の販売を目指します。
2020年にはテレメタリング(注2)プランを除くPHSのサービス終了が、そして2024年には固定電話網のIP網移行によるISDN回線デジタル通信モードの終了が予定されています。これらの回線接続を利用してきたシステムでは、その多くがIPネットワークへ移行すると考えられますが、システム変更のコストを軽減するため、機器やセンターの構成を大きく変更することなく、LTE回線へ更改することが強く求められています。さらに、回線費用の削減や回線工事期間の短縮のために、光回線やメタル回線から用途に応じてモバイル回線へ乗り換えるニーズも高まっています。
OKIは通信業界で長年培ってきた技術を活かし、「音声IoT-GW」では、アナログ回線インターフェースを2ポート備えることにより、固定網やPHSのアナログ回線インターフェースを搭載した既存の機器に変更を加えることなく、LTE回線を用いたIPネットワークへのマイグレーションを実現します。また、電話機能を搭載しているため、保守者不在の無人設備や遠隔制御・監視などの現場からの問い合わせ電話など、音声通話による対応が可能です。さらにLANやUSBや接点インターフェースを備えているため、センサーデバイスなどの各種IoT機器が接続可能となっており、マイグレーションだけでなく新たなIoTサービスにも柔軟に対応できます。
「音声IoT-GW」は、小型・省スペース設計となっているため、ATMブースへの内蔵など、既存の各種装置への柔軟な組み込みが可能です。さらにオプションとしてバッテリー内蔵も可能としているため、停電時における通話確保やIoT機器からのデータ受信とバックアップ送信など、緊急時にも一定時間の動作確保が可能です。
OKIは、今後モバイル回線の普及が見込まれる、幅広いIoT市場に向けて、業種や業態、業界を問わず、本商品を積極的に販売していきます。
販売計画
販売価格:オープン価格
提供開始:2018年12月20日
販売目標:今後5年間で25億円
「マルチキャリア対応音声IoTゲートウェイ」の活用分野
1、アナログ回線のマイグレーション
・ATMおよび周辺機器(警備装置、カメラ、問い合わせ用オートホンなど)の接続回線をマイグレーション
2、遠隔制御・監視などのIoTサービスと遠隔からのエンドユーザーのサポートを兼ね備えた分野
・工事現場の監視カメラや警報器など幅広いIoT機器の収容と現場の音声サポート
・無人パーキングなどの遠隔監視と利用客への音声サポート
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「マルチキャリア対応音声IoT-GW」を用いたマイグレーション構築例
[画像3: https://prtimes.jp/i/17036/239/resize/d17036-239-674834-2.jpg ]
用語解説
注1:LTE(Long Term Evolution)
LTEとは携帯電話の通信規格に一つで第3世代携帯の通信規格(3G)をさらに高速化させたもの。元々は第4世代携帯への移行を目指す中間過渡的な技術で「3.9G」と呼ばれていたが、ITU(国際電気通信連合)はLTEを4Gと呼称することを認めたため、呼称にばらつきがある。
注2:テレメタリング
テレメタリングは、有線や無線などの通信回線を使って、遠く離れた場所にある計測器の値を読み出すこと、またはその仕組み・装置のこと。
リリース関連リンク
「マルチキャリア対応音声IoTゲートウェイ」紹介サイト
https://www.oki.com/jp/voice_iotgw/
沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
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