【ご案内】ロンドンでグローバル・サミット開催 紛争下での性暴力撲滅を目指す
PR TIMES / 2014年6月10日 17時31分
性暴力に関する統計付/ユニセフ専門家取材受付中
※本信は ユニセフ本部の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_73734.html でご覧いただけます
【2014年6月9日 ニューヨーク、ロンドン発】
6月10日から13日までの4日間、ロンドンで、ウィリアム・ヘイグ外務大臣主催による紛争下
の性暴力の撲滅を目指すグローバル・サミットが開催されます。本グローバル・サミットは、
戦時下で武器として用いられる性的暴力を撲滅すべく、国際的な行動を盛り上げることを
目指しています。
世界各地で紛争下にある地域では、銃弾や爆弾と同じように性暴力が子どもや女性の命を奪い、
大勢の子どもと女性がレイプや虐待のリスクにさらされています。本グローバル・サミットは、
性暴力の予防や被害にあった方たちへのケアや支援、国際的な行動を盛り上げることで、
このような犯罪は刑罰を受けないとの文化を終わらせることに焦点を絞っています。
ユニセフ本部の子どもの保護部門部長のスーザン・ビッセルは「性暴力は戦争で、死までは
至らしめないものの、残酷な武器として使われています。レイプや虐待の被害にあった女性や
少女、少年の人生は破壊されています。これは世界各地で見られる悲劇です。紛争下の性暴力
は社会に深く根ざしたものでもあり、戦争が終わっても性暴力による影響は続き、耐えられ
ない苦痛をもたらします。性暴力を予防するプログラムは、まさに命を救うものです。
そのことをしっかりと認識しなければなりません。紛争が起きるやいなや、これらすべての
対応パッケージが実施されなければ、取り組みによる効果は生まれません」と述べました。
グローバル・サミット開催中、ユニセフ本部また紛争下にある国の子どもの保護専門家が、
インタビューをお受けします。後述のお問い合わせ先にあるGeorgina Thompsonまたは
Rose Foleyまでお問い合わせください。
・ユニセフ・子どもの保護部門 部長 スーザン・ビッセル(Susan Bissell)
・ユニセフ・コンゴ民主共和国代表 バーバラ・ベンテン(Barbara Bentein)
・ユニセフ・ソマリア事務所代表 シカンダー・カーン (Sikander Khan)
・ユニセフ・南スーダン事務所代表 ジョナサン・ヴェイチ(Jonathan Veitch)
・ユニセフ・ソマリア事務所 子どもの保護 チーフ シーマ・セン・グプタ
(Sheema Sen Gupta,)
・ユニセフ・南スーダン事務所 子どもの保護 ファトゥマ・イブラヒム(Fatuma Ibrahim)
・ユニセフ・緊急下での性暴力専門家 メンディ・マーシュ(Mendy Marsh)
・ユニセフ・緊急下での性暴力コンサルタント エリン・パトリック(Erin Patrick)
■紛争下における性暴力に関する統計
・性暴力の被害にあう子どもは毎年、
少女1億5,000万人以上、少年7,300万人
以上、紛争下にある国の子どもが最も
その被害にあいやすい
・最近では、南スーダンで戦闘中に
両陣営により、レイプが行われている
・コンゴの女性の約40%は、これまでに
何らかの性暴力にあっているとみられる
・コンゴ民主共和国の南キブ地方で
実施したレイプ被害者への調査では、
91%が膣や膀胱、直腸の裂傷などを含め、
1回または複数回にわたって、レイプが
関係する病気にかかったことが明らかになっている
・紛争後のリベリアでは、ユニセフは
15歳未満でレイプの被害にあった子どもは
65%、何らかの性暴力にあった子どもは87%と推計されている
・ケニアでの最近の推計では、紛争が頻繁に起こる場所では、女性の約3人にひとり、
男性の約5人にひとりが子ども時代に性暴力を受けたとみている
・コートジボワールでは、女性の10人にひとり(9.9%)が、15歳以降、パートナー
でない男性とのセックスを強要され、8人にひとり(14.8%)以上は、初めての性体験が
強要されたものであると報告されている
・ソマリアでは、2013年1年間で、レイプの被害にあいケアサービスを受けた人のうち、
35%が12歳未満だった
・2003年、シエラレオネにあったリベリア難民キャンプに暮らす女性で調査対象となった
388人のうち74%は、避難前に性的虐待にあい、避難生活中に55%が性暴力を受けたと
報告されている
・1994年、ルワンダで起きた大虐殺では、25万人から50万人の女性がレイプの被害
にあった
・1990年代初め、ボスニア・ヘルツェゴビナでは、2万人から5万人の女子がレイプ
されたと推計される
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Georgina Thompson, UNICEF New York, Tel: + 1 212 326 4576,
Mobile: +1 917 775 3874, gthompson@unicef.org
Rose Foley, UK National Committee for UNICEF, Tel: +44 20 7375 6077,
Mobile: + 44 7964 296 431 rosef@unicef.org.uk
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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