【報道参考資料】イラク北部・モスル 避難民危機 検問所で立ち往生する市民たち

PR TIMES / 2014年6月12日 14時44分

イラク最大のダムが破壊される懸念も



※本信は ユニセフ本部の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集したものです
※原文をご入用の際は 広報室(後述)までお問い合わせください


【2014年6月11日 バグダッド発】

■概況
・イラク大統領は、連邦議会に非常事態宣言を要請、12日木曜日に協議
・反政府勢力はイラク第二の都市モスルを占拠、多くの市民が避難、政府や人道支援
関係者も退避
・クルド自治政府は、50万人が避難と推定
・ユニセフは、他の国連機関とともに北部のエルビル州、ドホーク州の検問所を訪問
・検問所は、多くの人と車であふれている
・避難している大部分は、子どもを含む家庭で、検問所で立ち往生状態
・妊婦や医療ケアが必要な人もいるが、保健サービスへのアクセスが限られている
・検問所には、トイレがない(大勢の人がおり、今後の衛生環境の悪化を懸念)
・検問所には、日よけがなく、直射日光が照りつけている、また食糧や水の配給も
ほぼない状況
・ユニセフは、最初に到着した避難者2万人の支援を準備中
・反政府勢力は「ISISはクルド自治区にその影響を及ぼす計画はなく、戦闘を起こさない」
との声明を発表


■懸念
・今後も避難する人は増加するとみられているが、アクセスとニーズの点で深刻な危機に
・非常事態宣言が発令されると、テロとの戦いとなり、より多くの市民が犠牲となる恐れ、
子どもの保護と子どもへの虐待が大きな懸念に

<モスルにあるイラク最大のダム>
・このダムが破壊されると、モスル、サラハディン(Salahadin)、バグダッドの給水に
大きな影響
・夏の到来を前に、貯水量が減るばかりでなく、イラク北西部における食糧生産にも
大きな影響
・今年5月に洪水が起きたバグダッド近郊のAbu Graibでは、すでに2万人が被災
・ダム崩壊となれば、甚大な被害が生じ、さらに避難する人が増え、家畜や収穫の
多くが失われることに


■市民への影響
・ニナワ州はイラクの国土の3分の1を占め、バグダットから北に415kmに位置、人口は
335万4,000人
・モスルの市民は約200万人で、チグリス川の両岸(西と東)を5つの橋がつなぐ
・東側が旧モスル市街で、多くの行政機関がある

・避難民は3つのグループに分かれる、現時点では2.3のニーズ調査実施が困難
1.すでにクルド自治区に入った市民で、その多くは家族の支援を受けている
(支援必要度:低)
2.モスルの戦闘地域に取り残され、立ち往生している市民(要ニーズ調査)
3.モスル郊外の市民(最も支援の必要度が高いとみられる)

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