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岐阜県東白川村と「日本のFSC(R)認証林推進協定」を締結

PR TIMES / 2024年10月16日 18時45分

~ 森林保全におけるネイチャー・ポジティブの実践モデルに!東白川村産のFSC認証材を使用した学習机を披露 ~



公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、会長:末吉竹二郎、以下WWFジャパン)は、岐阜県加茂郡東白川村(村長:今井俊郎、以下東白川村)および東白川村FSC(R)認証材普及推進協議会(協議会会長:桂川恒裕、以下協議会)と、本日2024年10月16日(水)、東白川村のFSC(R)認証林の管理強化を通して日本の森林管理の現場でネイチャー・ポジティブを体現することを目的に、「日本のFSC(R)認証林推進協定~持続可能な森林づくりにむけて」を締結しました。また、来春に村立東白川村小学校へ寄贈予定の東白川村認証林を活用した学習机も披露しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18383/246/18383-246-ea0ed13e921f85aadca8e795ed2ff9ad-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)WWFジャパン

「日本で最も美しい村」にも選出されている東白川村は「東濃檜(とうのうひのき)」で知られる、古くから林業が営まれてきた地域で、持続可能な森林管理の国際認証であるFSC認証を2003年に取得し、2019年には製材工場やプレカット工場、住宅メーカーなど7者でFSC認証木材普及推進協定を締結。持続可能な森林づくりを推進し、地域のFSC認証木材の利用促進と普及促進に長らく取り組んできました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18383/246/18383-246-a727637d51fd22f3fe02fddb316e4812-2000x519.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
村立東白川小学校に寄贈予定のFSC認証材を利用した学習机制作の様子(左)および学習机サンプル(中央・右)

締結式で披露した東白川村認証林を活用した学習机は、後藤木材株式会社が東濃檜を学習机の天板に使用して制作したものです。東白川村の木材は、桜の花を思わせるような淡いピンクで、目が細かく強度に優れ、豊富な油分が生み出す漆器のような艶を持っており、その特徴を活かした学習机となっています。来春には村立東白川村小学校へ10台寄贈を予定しています。持続可能な形で行なわれる森林の管理は、生物多様性の保全につながる大事な取り組みです。今回の協定締結により、WWFジャパンは東白川村におけるFSC認証木材の普及・啓発活動等のさらなる活動支援を実施していきます。
■協定概要
協定の名称: 日本のFSC認証林推進協定~持続可能な森林づくりにむけて
協定の目的: 東白川村のFSC認証林の管理強化を通して、世界水準の持続可能な森林づくりを推進していくことにより、日本の森林管理の現場でネイチャー・ポジティブを体現することを目的とする。
主な事業概要: FSC認証林管理強化事業、ネイチャー・ポジティブ評価・表現の模索する事業、WWFジャパンと東白川村の協力による普及・啓発活動等
協定期間: 2024年(令和6年)10月16日~2027年(令和9年)10月15日

今回の締結について、WWFジャパン自然保護室長の川江心一は、「東白川村では、これまでFSC認証の取得・普及に取り組んで来られており、ネイチャー・ポジティブ実現のためのさらなる普及拡大には、地元の林業者や製材メーカーだけでなく、林政に関わる自治体や消費者など幅広い関係者の理解と協力が必要です。WWFジャパンでは、東白川村と協議会とともに村内外のステークホルダーを巻き込んでFSC認証の認知・需要の拡大と利用推進を図っていきます。」と抱負を述べました。

また、東白川村長の今井俊郎氏は本取り組みについて以下のように述べました。「近年、森林の多面的機能に対する関心が高まっています。本村では2003年のFM認証により森林組合が中心となり適切な森林管理行っています。この豊かな森林資源を生かしながら、FSC認証材の普及促進や活用、生物多様性の重要さ・多面的機能の向上に寄与していければ更なる持続可能な森林づくりが進むものと期待しています。」

東白川村FSC(R)認証材普及推進協議会代表の桂川恒裕氏は、「村の木材関連業界で20年以上にわたりFSC認証材の取り組みを続けてきた結果、今回の協定締結に至りました。これを新たなスタートとし、今後も一層の努力を重ねてまいります。」と述べました。

WWFジャパンは日本国内森林の保全・管理・再生においてIUCN (国際自然保護連合)提唱の10原則(※1)を採用し、各地域の森林保全の現場の状況にあわせて実践していくことを重視しています。 WWFジャパンは今後も、日本の森林管理の現場でネイチャー・ポジティブを体現すべく FSC認証林の管理強化や認証林拡大を通して、次代につなぐ持続可能な森林づくりを推進してまいります。

(※1)IUCNが世界に共通した「ネイチャー・ポジティブ」の条件として提示している「10の原則」
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18383/246/18383-246-1c52eca40c74241c04c465680088ab38-1374x798.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■ 参考:WWF記事「ネイチャー・ポジティブ」を実現する一歩
https://www.wwf.or.jp/staffblog/tips/5582.html 

■東白川村森林組合について
http://tono-hinoki.jp/archives/member/member-637
山林面積:7,781ha ※村総面積の約90%
民有林:7,376ha(人工林5,376ha)
FSC-FM認証:2003年取得
FSC-FM面積:5,677.22 ha(山林の約73%)

■FSCジャパン(R)(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会)について
FSCの定めた基準をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や回収材等の責任をもって調達された原材料から生産された製品にFSCマークがつけられます。FSCマークがついた製品を使うことで世界の森林保全につながります。https://jp.fsc.org/jp-jp  

■WWFジャパンについて
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年にスイスで設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、サステナブルな社会の実現を推し進めています。特に、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止のための脱炭素社会の実現に向けた活動を行なっています。https://www.wwf.or.jp 

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