福岡アジア美術館第22回アーティスト・イン・レジデンスの成果展 2024『空と地のはざまで』
PR TIMES / 2024年9月9日 18時15分
福岡アジア美術館との共催事業として、福岡アジア美術館第22回アーティスト・イン・レジデンスの成果展2024 『空と地のはざまで』(株式会社西日本新聞社〔本社:福岡市中央区〕共催)を2024年9月14日(土)から9月29日(日)まで実施いたします。
福岡アジア美術館のアーティスト・イン・レジデンス事業は、海外、日本、福岡のアーティストが、福岡に訪れ、滞在しながら作品を制作することで、福岡とアジア、市民とアートに携わる人々が、互いに理解し、共に創造し、発信していくことを目指すものです。今年度は滞在期間を第1期と第2期に分け、8組9名のアーティストによる滞在制作が行われています。
第1期には、エコ・ヌグロホ(インドネシア)、マハブブ・ジョキオ(パキスタン)、レガ・アユンディア・プトゥリ(インドネシア)、安田葉(神奈川)、浦川大志(福岡)、上村卓大(福岡)が参加しました。
いまや人類の大多数が地球上の1%にも満たない都市に住み、膨大なエネルギーと動植物の生命を消費しながら生きています。その先に何が待っているのでしょうか。
6人のアーティストは、7月からの福岡でのレジデンスのなかで、さまざまな場所を訪れ、人々に出会い、思考や表現を紡ぎながら、世界を思いのままに改変しつづける人類の営みに対して、それぞれの地平から応答してきました。本展では空と地、過去と未来のはざまで試行錯誤するアーティストたちの活動と作品を紹介します。
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〈展覧会概要〉
展覧会タイトル:
福岡アジア美術館第22回アーティスト・イン・レジデンスの成果展2024
『空と地のはざまで』
会期:2024年9月14日(土)~9月29日(日)
会場・開場時間:
Artist Cafe Fukuoka(中央区城内2-5)11:00-17:00 ※9/17(火)、24(火)休館
主催 福岡アジア美術館
共催 西日本新聞社
助成 令和6年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス型地域協働支援事業
協力 チーム・アペルト
【関連イベント】
◆アート・ラウンド・テーブル
福岡で滞在制作された作品やその背景、共通して見えてくるテーマについて、6名のアーティスト全員からじっくり話を聞きます。
日時:9月15日(日) 14:00-17:00
場所:Artist Cafe Fukuoka コミュニティスペース
※海外アーティストのトークには逐次通訳あり
※入場無料、申込不要
Web:https://faam.city.fukuoka.lg.jp/residence/#link-page-01
Instagram:https://www.instagram.com/faam_air/
〈補足資料〉アーティスト・滞在制作作品紹介
■エコ・ヌグロホ Eko Nugroho|招へい期間8/24-9/21
1977年インドネシア・ジョグジャカルタ生まれ、ジョグジャカルタ在住。
絵画、刺繍、彫刻、映像にいたるまで、地域の伝統と都市環境に深く根ざしながら、ストリート・アート、グラフィティ、漫画の要素を織り交ぜた作品を制作している。
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エコ・ヌグロホ
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《Bookmark of dried flowers》奥能登国際芸術祭2017年、撮影:中乃波木 (C)Eko Nugroho, Courtesy by ART FRONT GALLERY, Photo by Naka Nohagi
■マハブブ・ジョキオ Mahbub Jokhio|招へい期間7/12-9/21
1992年パキスタン・メラブプール生まれ、ラホール在住。
日常から出発し、歴史、詩学、政治、気候危機などの幅広い視点から作品を制作。イメージが生み出され、受け入れられるメカニズムについて疑問を投げかけてきた。福岡では絶滅危惧種の魚をテーマにしたインスタレーションを制作する。
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マハブブ・ジョキオ
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《とどまる線》2023年
■レガ・アユンディア・プトゥリ Rega Ayundya Putri|招へい期間7/8-9/30
1988年インドネシア・スラバヤ生まれ、バンドン在住。
ドローイングの手法を軸に、現実の出来事や問題から着想を得たスペキュラティブ・フィクションを展開する。福岡では河童伝説や福岡の風景をヒントに、廃棄された電子機器を用いて未来の環境下における人類の進化を描いたドローイング・インスタレーションを展示する。
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レガ・アユンディア・プトゥリ Photo by Bayu Rizki Maulana
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《カラ動物博物館》2023年、撮影:笠木靖之 Courtesy of Koganecho Ara Management Center
■安田 葉 Yasuda Yoh|招へい期間7/1-10/2
1988年神奈川県生まれ、神奈川在住。
デジタル化により失われつつある伝統文化に強くひかれ、2019年からインドネシアの凧文化や太平洋諸島の自然環境を研究し、持続可能な芸術表現としての凧を制作。福岡では「凧」を利用して移動する動植物をテーマに、その豊かさや多様性を「凧」のインスタレーションとして表現する。
協力:イ カデック ドゥイ アルミカ
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安田 葉
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Yoh Yasuda×I Kadek Dwi Armika 《風の密林》展示風景2023年
7月-12月の長期レジデンスをおこなう福岡在住のアーティストは、その制作プロセスの一端を今回の成果展にてご紹介します。
■浦川 大志 Urakawa Taishi|招へい期間7/1-12/25
1994年福岡県生まれ、福岡在住。
「現代の風景画(遠近法)」をテーマに、グラデーションの線やインターネット上に存在する画像などを組み合わせた絵画を制作してきた。現在は12月の第2期成果展に向けて、「博多べい」に着目した作品プランを構想中。
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浦川 大志
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《複数の風景(歩行する絵画) 》2023年
■上村 卓大 Kamimura Takahiro|招へい期間7/1-12/25
1980年高知県生まれ、福岡在住。
「彫刻とは何か」を問いながら、身の回りにあるものや、日常をともにしながら時間が経過した「他愛のないもの」などを彫刻作品として制作してきた。今回の滞在では、制作スタジオに別の機能をあたえることで、制作する場やアーティストの意味を問い直す。
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上村 卓大
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《胡瓜》2022年
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