国内企業で初受賞 船底用塗料「アクアテラス」が環境賞「GREEN4SEA TECHNOLOGY AWARD」を受賞
PR TIMES / 2021年4月22日 18時15分
~世界初の完全防汚剤フリー技術の実現で環境保護に大きく貢献~
日本ペイントホールディングス株式会社(本社:東京都中央区 取締役会長 代表執行役 社長兼CEO:田中正明)のグループ会社で、船舶用塗料を手掛ける日本ペイントマリン株式会社(以下、NPMC)は、欧州の海事団体「SAFETY4SEA社」が主催する、環境賞「GREEN4SEA VIRTUAL AWARDS」において、日本の企業として初めて、「TECHNOLOGY AWARD」を受賞しました。
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「GREEN4SEA VIRTUAL AWARDS」は海事環境意識を啓発、啓蒙、推進する「SAFETY4SEA社」が主催する環境関連賞です。7つの部門賞のうち、当社船底用塗料「アクアテラス」は、環境保護に大きく貢献する完全防汚剤フリー技術の実現で評価されたことにより、「GREEN4SEA TECHNOLOGY AWARD」という部門賞にノミネートされ、今回の受賞に至りました。
「アクアテラス」は、世界初の完全防汚剤フリーの自己研磨型防汚塗料で、重金属防汚剤、防汚活性物質やシリコーンを一切含まないため、海洋環境に優しく、また、船舶に掛かる全抵抗を最大10%削減し、燃費およびCO2排出量の削減にも貢献します。このように効率的な運航と環境負荷の低減を両立させる革新的な技術が世界的に評価されています。
今回の受賞について、代表取締役社長の白幡清一郎は、「私たちは「サイエンス+イマジネーションの力で、 わたしたちの世界を豊かに。」という「Purpose」を掲げています。科学や想像のもつ無限の力により、この世界を守り、より豊かにしていく事が我々の存在意義です。当社は、日本ペイントグループの一員として、引き続きSDGs・ESG視点を経営の中核におき、世界に先駆けて革新的な技術開発を継続し、社会課題の解決に取り組んでまいります。」と述べました。
NPMCは、今後も社会が抱える環境課題に向き合い、快適で効率的な船舶の運航を持続的にサポートする船舶用塗料の研究開発を目指してまいります。
【船底用塗料「アクアテラス」について】
「一切の防汚剤を含まない海洋環境に優しい防汚塗料」という設計コンセプトで開発された防汚剤フリー自己研磨型防汚塗料。親水・疎水ミクロドメイン構造を持つ樹脂の加水分解反応により船体の摩擦抵抗を大幅に低減し、海洋生物が定着しにくい表面を作ります。
国土交通省の『次世代海洋環境関連技術開発支援事業』及び一般財団法人日本海事協会の共同研究テーマに採択され開発されました。主に、欧州市場において、環境への負荷が低い側面は高く評価され、環境への配慮に取り組むクルーズ船会社を中心に採用されています。
研究テーマ:防汚剤フリー超低燃費型防汚塗料の研究開発
実施者:日本ペイントマリン、日本ペイント、今治造船
開発期間:2013年11月~2016年3月
【日本ペイントマリン株式会社について】
本社所在地:大阪市北区大淀北2-1-2
代表者:代表取締役社長 白幡 清一郎
事業内容:船舶用塗料製造および販売
【SAFETY4SEA社について】
欧州海運業の中心地であるギリシャ ピレウスに本拠を置き、海上安全と持続的な海運業の発展を目指す世界最大級の海事団体。同社は、海事面で環境意識を啓発、啓蒙、推進しながら、環境負荷の低い実用的な海運手法や技術を独自のメディアやアワードを通じ、理解・浸透を目的とする活動を行っています。
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【GREEN4SEA VIRTUAL AWARDSについて】
2016年に設立された、あらゆる側面から海運に貢献した企業を表彰する環境賞で、今年で6度目の開催。NPMCが受賞した「TECHNOLOGY AWARD」では、技術的な側面からの貢献を評価しています。「TECHNOLOGY AWARD」の他、「CLEAN SHIPPING」や「SUTAINABILITY」など7つの部門賞で構成されており、それぞれの賞にノミネートされた5社へのオンライン投票により、表彰企業が決定されました。
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