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【朝日新聞、日経新聞など各紙書評で大反響!】「自由民主主義」を根源的に問い直す『歴史の逆襲』が話題

PR TIMES / 2017年8月9日 17時26分

フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」は誤りだった!

楽観に過ぎたフランシス・フクヤマの考察「歴史の終わり」を誤りだったとし、気鋭の国際政治学者が斬りこむ、21世紀の大予測『歴史の逆襲 21世紀の覇権、経済格差、大量移民、地政学の構図』が、朝日新聞、日経新聞はじめ多くの書評で取り上げられ、話題を呼んでいます。



[画像: https://prtimes.jp/i/4702/258/resize/d4702-258-344395-0.jpg ]

冷戦が終わった1990年代にその勝利が高らかに謳われ人類の統治形態として普遍化するはずだった「自由民主主義」。四半世紀経った現在、私たちの目の前には、そのいかにも脆弱な姿が露呈している。ますます広がる経済格差、大量移民、国家間の覇権争いに、世界はどう立ち向かえるのか、何を選択すべきか。「自由民主主義」を歴史から紐解き、根源的に問い直すための、必読の一冊。

■ポスト冷戦と「自由民主主義」の熱狂
ソ連、東欧圏で政権崩壊が相次いだ1989年。米国際政治学者、フランシス・フクヤマの論文「歴史の終わり」の発表は世界で異例の反響を呼んだ。
フクシマが唱えたのは、民主主義と自由経済が最終的な勝利を得、世界は平和と自由を維持し続ける、という仮説である。即ち、民主政治が政治体制の最終形態だから戦争やクーデターは生じなくなる。ゆえにこの状況を「歴史の終わり」と呼ぶのだと。

1989年から91年にかけて中欧や東欧は次々と民主主義を迎え入れ、結果、世界の人口の過半数が民主的統治のもとで暮らし、民主主義国家の数は100カ国を上まわるまでに拡大していく。たしかにこの時、政治と経済の優位性をめぐる闘争で民主主義が勝利したのは明らかに見えた――。

■露わになった「自由民主主義」の脆弱
フクシマの主張から四半世紀。欧州大学院教授で本書の著者、ジェニファー・ウェルシュは、現代国際社会を見渡し、「自由民主主義の能力に捧げられた礼賛の歓声はいったいどこで響きわたっているのだろうか」と疑問を投げかけ、フクシマの論を「厚かましいほどの楽観的な考え」と斬り込む。

アラブの春で高まった民主化の波は後退し、ISが台頭した中東は大量移民を生み出した。大国に返り咲いたロシアに欧州極右政党は惹きつけられ移民排斥を煽る。2014年、世界のテロによる死亡者数は過去の記録を塗り替えた。広がり続ける経済格差、熾烈を極める覇権抗争―。

■市民の政治的選択力の研鑽
本書は「民主主義」の起源と攻防の歴史を辿り、その統治形態のもろさを浮かび上がらせ、その上で著者は国際政治の課題に「人道的介入」という視点から論を張る。

民主主義を立て直すためには、社会制度を最大限に高め、社会を分断する不平等を是正するほかないのだと、その市民の政治的選択力の研鑽を訴える。

【書誌情報】
書名:『歴史の逆襲 21世紀の覇権、経済格差、大量移民、地政学の構図』
著者:ジェニファー・ウェルシュ (著)、秋山 勝 (翻訳)
ISBN: 4022514714
定価:2,160円(税込)
https://www.amazon.co.jp/dp/402251471X

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