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パオロ・ヴェロネーゼが描いたムラーノの絵画修復をブルガリが支援

PR TIMES / 2017年4月25日 17時15分

ヴェネツィアとニューヨークの展示会において披露

アカデミア美術館(ヴェネツィア)、2017年4月19日-ブルガリとヴェネツィア・ヘリテージ財団は、ムラーノのサン・ピエトロ・マルティーレ教会が所蔵するパオロ・ヴェロネーゼによる絵画2点のための展示会をアカデミア美術館において開催することを発表しました。これらの絵画は、ブルガリの多大なサポートによって、ヴェネツィア・ヘリテージ財団が修復したものです。ドゥカーレ宮殿の黄金階段は、1年以上に及ぶ集中的な工程を経て修復された後、2008年にヴェネツィア市に返還されています。ブルガリはこれに続く修復プロジェクトのために再びヴェネツィアに戻り、16世紀の2点の傑作の修復を支援しました。

大型のキャンバスに描かれる「砂漠の聖ヒエロニムス(Saint Jerome in the Desert)」と「牢獄で聖ペテロの訪問を受ける聖アガタ(Saint Agatha Visited in Prison by Saint Peter)」は、ムラーノのサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会の大修道院長、フランチェスコ・デリ・アルベリの命を受けて、1566年にヴェロネーゼによって描かれたものです。当初は、大修道院長の指示に基づき、教会脇に建造 された非公開のチャペルに置かれていました。しかし、1667年にこのチャペルが取り壊されたため、絵画はサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会内の別の教会に移されました。精巧さを極めた金箔仕上げの木製額縁は、この時代に彫刻が施された可能性が高いとされています。19世紀初頭のフランスによる征服時にこの教会が俗化されたのに伴い、保存されていた数点の作品が近隣のサン・ピエトロ・マルティーレ教会に移されました。

これらの絵画と額縁は損傷を受けている状態でした。長年にわたって過度に重ね塗りされたニスが黒ずみ、ヴェロネーゼによる鮮やかな色彩を見極めることが難しくなっていた一方、額縁は金箔が剥がれ落ち、下地が見える状態のままでした。修復により、ヴェネツィア絵画の16世紀における傑作2点が、見事に蘇りました。

ヴェネツィア・ヘリテージ財団は、ブルガリのサポートを受けて、世界有数の2つの美術館と提携し、これら2作品の展示会を企画、修復工程を広く一般に公開する予定です。

最初の展示会「ブルガリの支援およびヴェネツィア・ヘリテージ財団の修復による、パオロ・ヴェロネーゼによるムラーノ絵画(Murano Paintings by Paolo Veronese Restored by Venetian Heritage with the Support of Bulgari) 」は、2017年5月11日木曜日に、ヴェネツィアで最も権威ある美術館、アカデミア美術館において、ヴェネツィア・ビエンナーレのオープニングに合わせて始まります。つづく 2件目の展示会、「ムラーノにおけるヴェロネーゼ:2つのヴェネツィアルネッサンスの傑作の修復(Veronese in Murano : Two Venetian Renaissance Masterpieces Restored)」は、ニューヨークの名高いフリック・コレクションにおいて、2017年10月24日に幕を開けます。

アカデミア美術館での展示会には、両絵画の歴史と修復に焦点を当てたカタログが提供されます。このカタログの執筆者には、トト・ベルガモ・ロッシ、クラウディア・カラマンナ、ディーノ・キネッラート、マイコール・クレメンテ、マリア・グラツィア・フモ、クラウディア・ヴィットーリ、ステファノ・ヴォルピンが名を連ね、マテオ・デ・フィーナの息を飲む高い技術による写真に彩られています。カタログはイタリア語と英語の両言語でマルシリオから発行され、ブルガリによる惜しみない尽力の賜物となっています。

ヴェネツィア・ヘリテージ財団のプロジェクトとの提携は、ブルガリが長年にわたって取り組んできた、イタリアの芸術の至宝の保存と紹介のための数多くの支援プロジェクトの一環です。ローマのスペイン階段やカラカラ浴場の床のモザイクは、ブルガリの貢献によって、その本来の華麗さを取り戻しています。さらにブルガリは、「永遠の都」ローマのナヴォーナ広場中心に位置する、壮麗な代表的建築物、ブラスキ宮(ローマ博物館)の歴史的な階段を照らす新しい照明の資金を提供しています。ブルガリは芸術と美への鋭い感性に導かれ、ヴェネツィア・ヘリテージ財団が推進する修復プロジェクトに積極的に関与しています。そして、芸術と美への鋭い感性は時としてジュエリーピースのインスピレーションを引き出します。これらのプロジェクトによって、ヴェネツィアの希少な芸術のヘリテージ代表作である、2点の壮麗な芸術作品を人々が再び鑑賞することが可能となりました。色彩への鋭い感性を持つジュエラーとしてのブルガリにとって、ヴェロネーゼによるキャンバスに、その特徴である 鮮やかな色彩を取り戻すことは、真の喜びをもたらすものであり、メゾンの伝統としてのエクセレンスにおける名声の1つの要素となっています。

記者会見の出席者は以下のとおりです。

アカデミア美術館館長 パオラ・マリーニ氏
ヴェネツィア司教区文化遺産担当大主教区代表 ドン・ジャンマッテオ・カプート氏
ニューヨーク、フリック・コレクション、チーフキュレーター ザヴィエル・ソロモン氏
ニューヨーク、フリック・コレクション、メディア広報・マーケティング担当シニアマネージャー アレクシス・ライト氏
ブルガリ ブランド ヘリテージ キュレーター ルチア・ボスカイニ氏
ヴェネツィア・ヘリテージ財団理事 トト・ベルガモ・ロッシ氏

お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン 03-6362-0100 https://www.bulgari.com/ja-jp/

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