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ファーウェイとボーダフォン、欧州初の遠隔運転試験を実施

PR TIMES / 2017年12月7日 14時1分



ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)とボーダフォンは、「グローバルモバイルブロードバンドフォーラム 2017」(11月15日~16日、英国・ロンドン)において、標準化前の第5世代移動体通信(5G)ネットワークを介して、あらかじめ承認を受けた運転手が自動車を遠隔運転する様子を欧州で初めて披露しました。

英国サリー大学 5Gイノベーションセンター(5GIC)と、ドイツ・ミュンヘン工科大学の協力のもと、標準化前の5G技術を用いて行われた今回の公開試験では、フォーラム会場となったロンドンのエクセル展覧会センターから、サリー大学のキャンパスに配備された車両を完全に暗号化された通信を利用して制御する様子が披露されました。
[画像: https://prtimes.jp/i/7389/260/resize/d7389-260-255283-0.jpg ]


今後は5Gを活用することで、採掘や廃棄物処理などのとりわけ過酷で危険な環境において、訓練を経て承認を受けたオペレーターがマシンを完全に暗号化された通信を介して遠隔制御することが可能になります。また、自動運転車両に対する緊急時の制御にも活用可能です。

今回の試験では、車両は50キロメートル離れた場所から遠隔操作され、時速約20キロメートルの速度で走行した際の制動距離の誤差はわずか6センチメートルでした。これは、遅延をエンドツーエンドのネットワークで10ミリ秒未満に、無線インターフェースで1ミリ秒未満に抑えることで達成されました。

ボーダフォン・グループ R&Dならびに技術戦略部門トップであるルーク・イベットソン(Luke Ibbetson)氏は次のように述べています。 「5Gに関する標準策定は完成に近づいており、今回の試験を通じて低遅延や高信頼などの5Gの特長が実現されつつあることが示され、今後への自信となりました。また、高度モバイルブロードバンドの提供に向けて5Gが果たす役割に加え、素晴らしい未来の一端をうかがい知ることができました。今回の試験は、私たちのネットワークが将来の5Gコネクテッドカーをサポートできるようファーウェイと推進してきた協業におけるマイルストーンともなりました」

ファーウェイ 5Gプロダクトライン プレジデント 楊超斌(ヤン・チャオビン)は次のように述べています。 「ファーウェイは、5Gにさらなる活力をもたらす新たなアプリケーションの探究に注力しています。コネクテッドカーは、5Gエコシステムを構成する最も重要な要素の1つです。今回のボーダフォンとの協業では、5Gネットワークがインテリジェントなネットワーク技術の発展を促し、産業チェーンの成熟を加速することが示されました」

サリー大学5GICの創設者兼ディレクターであるラヒム・タファゾリ(Rahim Tafazolli)氏は次のように述べています。 「今回のデモにより、5Gが実現に近づいており、私たちの生活のあらゆる面で革新的なインパクトを与えるものであることが示されました」

ミュンヘン工科大学 自動車工学科 学科長であるマーカス・リーエンカンプ(Markus Lienkamp)教授は次のように述べています。 「私たちは自動車の遠隔運転が5Gで実現可能であることを示しました。これにより、新たなモビリティコンセプトが実現されるでしょう」


【サリー大学について】
サリー大学は、英国屈指の教育機関の1つとして、『The Times and Sunday Times Good University Guide 2016』の「University of the Year」に選ばれました。同大学はバタシーでの創立から125年の歴史を誇ると同時に、ギルフォードで50年にわたり世界トップクラスの授業と研究を行ってきた実績があり、15,200人以上の学生、100,000人以上の卒業生、2,800人以上のスタッフを擁する学術機関です。自由な思想、卓越した学問の追及、先進的な知識とその応用が同大学の素晴らしい実績を支えています。同大学の使命は、卓越した授業と学習を通じて人々の生活を変え、社会を豊かにし、研究と画期的なイノベーションのパイオニアになることです。同大学は、先進的で高度な教育が評価され、3つの「Queen’s Anniversary Prizes」を受賞しました。また、工学から文学に及ぶ幅広いテーマでより高度な学習ができるような選択肢を提供しています。グローバルな大学として、世界をリードする組織や企業との強力なパートナーシップを結び、同時にギルフォードやサリーの地域コミュニティとも緊密に協力しています。同大学は、次世代の高度専門人材やリーダーの育成に力を注ぐとともに、グローバルでの課題に対処し、世界のより良い未来の創出に寄与できるソートリーダーシップやイノベーションを実現することに注力しています。

【ミュンヘン工科大学について】
ミュンヘン工科大学(TUM)は、欧州の研究をリードする大学の1つとして、550人以上の教授、約10,000人の研究スタッフやその他のスタッフを擁し、40,000人の学生が学んでいます。同大学では、理工学、自然科学、ライフサイエンス、医療に注力すると同時に、経済や社会科学との融合にも力を入れています。同大学は、才能ある人材を育成し、社会に価値を創出する起業家精神に溢れた大学です。その点において、同大学は、科学や産業界との強力なパートナーシップを活用しています。同大学は、シンガポールにもキャンパスを有するほか、北京、ブリュッセル、カイロ、ムンバイ、サンフランシスコ、サンパウロにオフィスを構え、世界各地でその存在感を示しています。同大学はルドルフ・ディーゼル(Rudolf Diesel)氏、カール・フォン・リンデ(Carl von Linde)氏、ルドルフ・メスバウアー(Rudolf Mößbauer)氏などのノーベル賞受賞者や発明家を輩出しています。2006年と2012年には、ドイツの「エクセレントユニバーシティ」に選ばれたほか、国際ランキングにおいても、常にドイツトップクラスの大学としてランクインしています。


※本参考資料は2017年12月1日(現地時間)に英国・ロンドンで発表されたプレスリリースの翻訳版です。

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