創刊以来86年ぶりの3刷を記録した「文藝」。次号10月7日発売の冬季号は第56回文藝賞発表、ビートたけしの北野武名義の初小説、クリープハイプ・尾崎世界観の新作小説を掲載。
PR TIMES / 2019年9月20日 13時40分
[画像: https://prtimes.jp/i/12754/261/resize/d12754-261-856177-0.png ]
河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締役社長小野寺優)が発行する季刊文芸誌「文藝」は、全面リニューアルを遂げた夏季号、創刊以来86年ぶりの3刷となった秋季号に続き、話題沸騰必至のラインナップで冬季号を10月7日に発売します。
●文藝賞発表など、充実の小説掲載
ビートたけしが、北野武名義での初小説となる中篇「足立区島根町」を発表。初めて自身の筆で幼少から高校時代までを綴っています。また今年上半期の芥川賞を受賞し、今最も注目される文藝賞受賞作家・町屋良平の新作小説「カタストロフ」を掲載。さらに、その町屋氏や50万部を突破した『おらおらでひとりいぐも』の著者・若竹千佐子を輩出した新人文学賞「文藝賞」を発表。選考委員の磯崎憲一郎、斎藤美奈子、町田康、村田沙耶香各氏によって選ばれた受賞作、宇佐見りん「かか」・遠野遥「改良」の2作を全文一挙掲載します。
●尾崎世界観の新作小説ほか、注目の特集
空前の反響を得た前号の「韓国・フェミニズム・日本」特集に続き、今号の特集は「詩(うた)・ラップ・ことば」。特集内ではロックバンド・クリープハイプでボーカル・ギターとして活躍し、『祐介』等の文筆活動でも注目を集める尾崎世界観が、小説「バズの中にはおよそシェア100万個分の栄養素が含まれている」を発表。いとうせいこうと町田康が「詩」と「歌」の関係性をめぐって対談。そして、アンジュルムを卒業しソロ活動をスタートしたばかりの和田彩花、話題のラッパーMOMENT JOON・荘子it・なみちえ、俳人の佐藤文香らが自らの「ことば」を自由に突き詰め、創作表現と向き合います。
また、「あまちゃん」「いだてん」の音楽などでも知られ、札幌国際芸術祭の芸術監督をつとめたミュージシャン大友良英による特別寄稿「二〇一一年からの『踏み絵』そして『盆踊り』~あいちトリエンナーレを巡る個人的な所感」、モデル・女優の長井短による読書日記、女優の夏帆による初書評も掲載。
さらに、絲山秋子の新作「まっとうな人生」の連載がスタート。映画化もされた名作『逃亡くそたわけ』の続編ともなる長編です。他、岸政彦×柴崎友香「大阪」、磯部涼「移民とラップ」などレギュラー連載陣も充実の内容です。
リニューアルキャンペーンとして、雑誌・定期購読専門オンライン書店Fujisanにて新規定期購読をお申し込みの方に〈「文藝」オリジナル一筆箋〉プレゼント企画も継続中です。
https://www.fujisan.co.jp/
ますます勢いを増す「文藝」にご期待ください。
【書誌情報】
「文藝 2019年冬季号」
雑誌/A5/552ページ
雑誌コード:07821-11
発売日:2019.10.07
定価:1,485円(本体1,350円)
---
●目次より
【第56回文藝賞発表】
選考委員:磯崎憲一郎、斎藤美奈子、町田康、村田沙耶香
◎受賞作一挙掲載
宇佐見りん「かか」
遠野遥「改良」
*
【創作】
北野武「足立区島根町」
町屋良平「カタストロフ」
山野辺太郎「孤島の飛来人」(文藝賞受賞第一作)
清水裕貴「溶ける指」
大前粟生「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
【新連載】
絲山秋子「まっとうな人生」
【短編】
小川洋子「元迷子係の黒目」
佐々木譲「遺影」
【特別寄稿】
大友良英「二〇一一年からの「踏み絵」そして「盆踊り」~あいちトリエンナーレを巡る個人的な所感」
【特別対談】
くぼたのぞみ×斎藤真理子「新たな視野をひらくアディーチェの文学」
*
◎特集
詩(うた)・ラップ・ことば
【対談】
いとうせいこう×町田康「うた、ラップ、小説~日本語の自由のために」
【小説】
尾崎世界観「バズの中にはおよそシェア100万個分の栄養素が含まれている」
【自由創作】
和田彩花・佐藤文香・MOMENT JOON・荘子it・なみちえ・近江瞬・鈴木一平+山本浩貴(いぬのせなか座)
【エッセイ】高島鈴「シスター、背中は任せた」
【論考】韻踏み夫「ライミング・ポリティクス試論――日本語ラップの〈誕生〉」
他
*
●予告しておりました「文藝」冬季号における加納愛子氏の短編は、9月22日の氏の出演イベントでの不適切な発言を含んだ芸事を重く受け止め、掲載延期といたしました。
「文藝」編集部(2019/10/3追記)
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