ファーウェイの商用前5Gシステムが第4回世界インターネット会議において「世界インターネット科学技術における功績賞」を受賞
PR TIMES / 2017年12月9日 11時1分
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は12月3日、3GPPで規格化が進む第5世代移動体通信(5G)ネットワーク向けに同社が開発する商用化前システムが、第4回世界インターネット会議(12月3日~5日、中国浙江省烏鎮)において「World Leading Internet Scientific and Technological Achievements(世界インターネット科学技術における功績賞)」を受賞したことを明らかにしました。今回の受賞は、同システムの優れたエンドツーエンドの性能と技術革新が評価された結果となります。
今回受賞したシステムは、3GPPで標準化が進む最新の5G通信規格に基づいた業界初となる製品です。このシステムでは、無線アクセスネットワーク、コアネットワーク、ベアラネットワーク、端末、チップなどの各分野において、ファーウェイの主要な技術、製品、およびエンドツーエンドソリューションが搭載されています。ファーウェイは同システムをもって、5Gの産業チェーン発展の促進に加え、産業全体のデジタル化の推進を目指しています。
ファーウェイ輪番CEO兼取締役副会長の徐直軍(エリック・シュー)は次のように述べています。 「ファーウェイは2018年に世界各地で5G商用サービス向けた本格的な展開がスタートするのを見据え、5Gネットワーク向けソリューションを完全なラインナップでリリースする予定です。そのときには、モバイルインターネットはすべてのモノを接続することであらゆる産業のデジタル変革を牽引する新たな時代を迎えることでしょう。ファーウェイはまた、2019年に5G対応の『Kirin』チップセットとスマートフォンを発表し、ユーザーに優れた5G体験をできるだけ早期に提供したいと考えています」
5Gはモバイル通信の大きな転換点となるだけでなく、あらゆる産業のデジタル変革の重要なイネーブラーとして、すべてのモノがセンシング機能、コネクティビティ、インテリジェンスを備えることを可能にします。ファーウェイは2G時代には技術開発で競合他社を追随する立場でしたが、4G時代には次第にリーダー的存在に近づいてきました。現在、ファーウェイは5G技術の仕様に関する研究開発に注力しており、早い段階から広範な準備を行っています。
[画像: https://prtimes.jp/i/7389/263/resize/d7389-263-108425-0.jpg ]
ファーウェイは5G技術の標準化が開始される以前の2009年から、5Gの研究とイノベーションに6億米ドル(約674億円※1)以上を投資してきました。ファーウェイが提唱してきたPolar符号とFiltered-OFDMは、いまやグローバルな5G標準規格を支える不可欠な要素となっています。さらに2017年には、5G製品の研究開発に対して40億人民元(約679億円※2)を追加投資しました。数年間にわたる集中的な投資により、ファーウェイは5G商用化に向けて、技術、製品、エコシステムなどあらゆる面において準備を整えつつあります。
ファーウェイの 5G商用前システムは、国内外の計器メーカー、端末メーカーおよび通信事業者と多岐にわたる相互接続性試験を完了しているうえ、多くの新記録を打ち立てています。今年9月に中国のIMT-2020(5G)推進グループが発表した試験結果によれば、同システムは、セル容量、データ転送速度、無線インターフェースの遅延、接続性などの数々の領域でITUが定義した5Gの基準を上回りました。現在、ロンドン、ベルリン、ミラノ、ソウル、東京、バンクーバー、北京、上海といった情報産業の最先端都市において、30以上の通信事業者による大規模な導入が進められています。
ファーウェイはまた、5Gオートモーティブアソシエーション(5GAA)とスマートマニュファクチャリングアライアンスの設立を主導するとともに、スマートグリッド、低空飛行のドローン、ワイヤレスeヘルスにおける異業種間の協業も積極的に促進しています。こうした活動を通じて、5Gがあらゆる産業のデジタル化をよりよく支援できるようにすることを目指しています。
※1 1米ドル= 112.40円で換算(2017年12月4日現在)
※2 1人民元=16.98円で換算(2017年12月4日現在)
※本参考資料は2017年12月3日(現地時間)に中国・烏鎮で発表されたプレスリリースの翻訳版です。
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