プレイド、サーバレスで独自のKARTEの機能を開発できる「KARTE Craft」を提供開始
PR TIMES / 2023年7月12日 11時45分
KARTEのリアルタイム解析データをトリガーとする顧客起点な機能を、コードひとつで開発可能に
株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋健太)は、サーバレスで独自のKARTEの機能を開発できるプロダクト「KARTE Craft(カルテ クラフト)」の提供を開始しました。KARTE Craftにより、CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」を基盤にして、KARTEにない機能やアプリケーションをサーバレスで開発できます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/10620/263/resize/d10620-263-b27c720591c0faec6cdb-5.png ]
KARTE Craftの特徴:KARTE独自のリアルタイム解析エンジンをバックエンドとして提供し、顧客起点の機能開発を簡単に
KARTE Craftにより、KARTEのリアルタイム解析データをトリガーにした独自の機能やアプリケーションをコードひとつですばやく簡単に構築し、既存の自社システムや活用する外部サービスと連携をさせることで、開発・運用コストを抑えながら自社サービスやサイトをより顧客起点なものへと進化させることができます。
KARTE Craftは自由度の高いトリガー設定が可能で、エンドユーザーの行動以外にもチャットメッセージの送受信やデータ連携機能のジョブ開始/終了など、KARTEのデータ連携機能にまつわる様々な事象もトリガーとして活用できます。
KARTE Craftを活用することで、KARTEの基盤としてエンドユーザー向けのアプリケーション構築ができるため、開発 / 運用コストの削減が期待できます。また、KARTEのパートナーが企業を支援するために足りない機能を簡単につくって支援強化を図ることもできます。
KARTE Craftには、求める機能を簡単に開発できる機能が備わっています。
Craft Functions
KARTE Craftにおいて、エンドユーザーの行動のリアルタイム解析結果をはじめとしたKARTEの機能にまつわる様々な事象をトリガーに任意のプログラムを実行できる機能です。
Craft AI Modules
Craft FunctionsからAIモデルを簡単に利用できる機能です。自社サービスやサイトのCX向上の施策や取り組みにおいてGPTなどのAIモデルを簡単に組み込めます。
https://ecosystem.plaid.co.jp/product/karte-craft/ai-modules
Craft Assistant
Craft Functionsでの機能開発のためにコーディング・エンジニアリングを必要とする場面で、開発者を支援するAIアシスタントです。AIモデルを活用し、自然言語からサンプルコードの検索や指示に基づくコード生成を行います。
※Craft Assistantは、2023年中での提供開始を予定しています。
Craft AI ModulesおよびCraft Assistantについては、本日発表の以下プレスリリースもご参照ください。
プレイド、AIモデルによるCX向上と機能開発支援の新機能を発表。第1弾はMicrosoftの Azure OpenAI Service と連携
https://plaid.co.jp/news/20230712-2/
KARTE Craft 開発の背景
エンドユーザーのニーズと顧客接点が多様化するなかで、企業は自社サービスのCXを高めることが求められています。プレイドはKARTEをコアに、顧客企業のニーズに合わせて様々なプロダクト開発と機能拡張を推進してきましたが、エンドユーザーがサービスに求める要求水準の高まりと顧客接点レベルにとどまらないDXの必要性から、顧客企業からはKARTEで解析するカスタマーデータをより高度かつ柔軟に活用したいという声を受けることが増えてきました。
このような状況を受けてプレイドでは、2022年4月より、KARTEと周辺プロダクトの開発において培ってきた基盤技術をAPIとして外部に提供し、パートナー企業とともに新たなソリューション開発を推進する「PLAID Ecosystem」の取り組みを開始しています。この取り組みにより、企業が持つ大量のカスタマーデータをリアルタイムに解析し活用するといった自社開発するには大きなコストを要する技術を既存システムやプロダクトに組み込むことが容易になり、カスタマーデータを活用した新たなソリューションの開発が可能になります。
このたび、PLAID Ecosystemの取り組みをパートナー企業との協業にとどまらずプロダクトレベルでも推進するため、KARTEの機能を拡張する開発プラットフォームとしてKARTE Craftの提供を開始します。KARTE Craftにより、KARTEでリアルタイムに解析するカスタマーデータを既存の自社システムや外部サービスと連携させ、エンドユーザーや活用企業のニーズにあわせてKARTEに備わっていない機能やアプリケーションをすばやく簡単に開発できるようになります。
KARTEはこれまでも高度な汎用性と接続可能性を志向して開発してきましたが、KARTE Craftでその拡張性とカスタマーデータの活用可能性はさらに高まり、企業の事業活動における広い領域で、顧客起点のコミュニケーションや顧客中心の価値創出を促進することが可能になります。
KARTE Craftのソリューション例
ケース1:チャットオペレーター向けにAIモデル連携で回答アシスト
KARTE Talkを使うチャットオペレーターは、KARTE Talkのノート機能(オペレーター同士でテキストのやりとりができる機能)で外部のAIモデルに質問を行うと、センシティブ情報をマスクした状態で質問を送信。KARTE Craftが外部のAIモデルから適した回答を受け取りノート機能上に表示、オペレーターのチャットサポートを支援。
[画像2: https://prtimes.jp/i/10620/263/resize/d10620-263-c4d3f21746b87dd9671c-0.png ]
ケース2:天候情報をもとにしたパーソナライズの自動化
ユーザーのアプリ閲覧をトリガーに、アプリの位置情報から天気予報サービスの当該エリアの天気予報を取得。その天気予報をもとに、「雨の日クーポン」や「熱中症対策グッズの提案」などパーソナライズ施策を自動で実施。
[画像3: https://prtimes.jp/i/10620/263/resize/d10620-263-f539d5b9a9de1359d203-1.png ]
KARTE Craft 先行活用企業のコメント
株式会社NRIデジタル DX企画 プロデューサー 吉田純一 氏
当社顧客企業のDX支援において、データ解析基盤の独自性や他のツールとの連携のしやすさの観点でKARTEには大きな強みがあります。一方で、KARTE単体では包括的なDX推進を担うことができないケースがあることは事実で、その場合には他のツールやSaaSを探したり、プレイド社に追加の機能開発を依頼したりすることがありました。今回発表したKARTE Craftがあれば、そのような手間やコストはなくなり、よりスピーディに顧客企業に価値提供し、アジャイルDXを実現できると期待しています。
提供形態
KARTE Craftは、月ごとのリクエスト数や機能の利用可能上限数などに応じてプランを設定しています。月100万リクエストまで無料で利用できるFreeプランも用意しています。
また、企画は用意できてもがそれを実現するための社内体制やスキルに課題がある方向けに、技術的な伴走支援を行うテクニカルプロフェッショナルサービスも提供します。プレイドのカスタマーエンジニアが初期設定やコード実装支援、技術アドバイスなどを行います。
詳細はサービスサイト( https://ecosystem.plaid.co.jp/product/karte-craft )をご確認ください。
※KARTE Craftを活用いただくには別途KARTEの契約が必要です。
KARTE Craft 紹介セミナーを開催します
KARTE Craftの概要やユースケースを紹介するオンラインセミナーを開催します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/10620/263/resize/d10620-263-ec3f267d7b8b6ee102f2-2.jpg ]
タイトル:KARTEでAPIを活用し理想のCXをサーバーレスで実現する方法とは?
日時:2023年8月3日(木)12:00-13:00
登壇者:株式会社プレイド カスタマーエンジニア 池上 純平
お申し込みサイト:https://karte.io/seminar/live/20230803_craft/
PLAID Ecosystemについて
PLAID Ecosystemは、これまでマーケティング領域で先行して活用されてきたカスタマーデータの活用可能領域をパートナー企業と共に拡大し、企業の事業活動における広い領域で顧客中心の新しい価値創出を促進する取り組みです。KARTEを通じてプレイドが培ってきたリアルタイムにカスタマーデータを解析・活用する基盤技術やプロダクト開発、事業化に関する知見などを活用することで、パートナー企業とのビジネス共創アライアンスによる共同事業化やソリューション開発を推進し、顧客中心の企業活動の実現を支援するエコシステムを構築していきます。
https://ecosystem.plaid.co.jp/
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