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ブッキング・ドットコム、2021年の「サステイナブル・トラベル」に関する調査結果を発表

PR TIMES / 2021年6月4日 12時15分

~ブッキング・ドットコムが、サステイナブルな旅行の実現に向けて今できることを新提案~



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【2021年6月4日、日本時間】
多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 以下:ブッキング・ドットコム)は、30ヶ国にわたる29,000名以上の旅行者*とパートナー施設**を対象に実施した2021年度版の「サステイナブル・トラベル」に関する調査結果を発表します。本調査では、人々の旅行先の環境やコミュニティなどに配慮したサステイナブルな旅行への考えや、パートナー施設のサステイナブルな取り組みが明らかになりました。

■日本の旅行者の42%が、コロナ禍でサステイナブルな旅行を意識!
新型コロナウイルス感染症をきっかけに、人々がライフスタイルを見直していく中で、サステイナビリティに対する意識が変化していることを明かにした本調査では、日本の旅行者の43%が「次世代のために環境を守っていくには今すぐ行動する必要があると考えている」と回答しました。さらに45%の日本の旅行者が「日常においても環境に配慮したサステイナブルな取り組みを行っていきたい」としている中で、既に51%はリサイクルに取り組み、42%がフードロスの削減に努めていると回答、前向きにサステイナブルな活動に取り組む人が多くいることが判明しました。サステイナビリティに対する意識の変化は旅行に対しても同様で、日本の旅行者の82%が「旅行において、サステイナビリティが非常に重要だ」、42%は「新型コロナウイルス感染症の影響で、よりサステイナブルな旅行を望むようになった」と回答しました。再び安全かつ自由に旅行が楽しめる日が来た時には、より環境に配慮したサステイナブルな旅行への需要が高まっていくことが予想されます。
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■旅行者が旅先で行いたいサステイナブルな取り組みとは?
本調査では、「旅先でどのようなサステイナブルな取り組みに参加したいか」という点についても触れており、日常でも行えるサステイナブルな取り組みを旅先でも継続的に行うつもりであることが伺えます。調査結果によると、日本の旅行者の71%が「ゴミの量を減らしたい」また「エネルギー消費量を減らしたい(部屋を出る際にエアコンや電気を消すなど)」、65%は「より環境に優しい交通手段(タクシーやレンタカーの代わりに徒歩や自転車、公共交通機関など)を利用したい」と回答しており、日常でも行えるサステイナブルな取り組みを旅先でも継続的に行いたいとする声が半分以上を占めました。
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また、現地のコミュニティへの配慮を重視する日本の旅行者も多く、約半数(47%)が「旅行先でその土地の文化を代表するような本物の体験をしたい」と考えてり、83%が「異文化理解を深めることや文化遺産の保護が不可欠だ」、さらには、「旅行業界による経済効果が社会のあらゆるレベルで平等に分配されることを望む」と回答した人は72%に上りました。また66%の人は、「人気の観光スポットやアトラクションを避け比較的旅行客が少ない旅先を選ぶことで、旅行客の集中を防ぎ、また旅行によって生まれる利益を広く分散させて還元できるようにしたい」と回答しました。地球環境だけでなく、地域の文化や経済の持続可能性に対しても配慮する意識が高いことが分かりました。

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■日本の旅行者の過半数は、サステイナブルな宿泊施設の存在を知らない!?
調査結果によると、既に旅先でサステイナブルな活動に取り組んでいる日本の旅行者がいることも分かっています。例えば、日本の旅行者の36%は「過去12ヶ月間の旅行で部屋を出るときに意識的にエアコン / ヒーターを消した」としており、さらに22%は環境への配慮として「旅行中にペットボトル容器に入った飲料水を買わずにマイボトルを持参した」と回答しました。一方で「現地のコミュニティをサポートするためのアクティビティに参加した」と回答した世界の旅行者が33%であることに対し、日本の旅行者はわずか14%に留まっており、世界と日本の意識や行動にはまだ差があることが明るみになっています。

また、旅行者自身の取り組みだけでなく、宿泊施設がサステイナブルな取り組みを行っているか、についても調査しました。この点においても、世界と日本の意識の差は明らかで、世界の旅行者の53%が「滞在先にゴミをリサイクルする仕組みがないなど、サステイナブルな取り組みがないと不満に思う」と回答した一方で、日本の旅行者はその半分以下の22%がそのように考えています。旅行者のサステイナビリティに対する関心が垣間見える一方で、半数以上の人が、旅行中に地域社会のことを考えていないことや、自分の影響を最小限にするための具体的な行動を取っていない事実を考えると、まだ改善の余地があるといえます。

さらに、サステイナブルな宿泊施設での滞在を希望する旅行者の数も世界と比べると依然日本では低い傾向にあります。世界の旅行者の81%は「今年はサステイナブルな宿泊施設に滞在したい」回答しましたが、日本の旅行者のわずか36%が滞在を希望しており、日本の旅行者の意識の低さが浮き彫りになりました。しかしながら、2016年に初めて「サステイナブル・トラベル」に関する調査を実施した時の30%、2020年に新型コロナウイルス感染症が蔓延する直前に調査を実施した時の29%と比較すると、サステイナブルな施設への滞在を希望する日本の旅行者が増加している事実がある一方で、サステイナビリティを意識して宿泊施設を選択できるようになるにも、まだ課題が残っているのが現状です。
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例えば、「過去1年間でサステイナブルな宿泊施設に滞在しなかった」と回答した日本の旅行者は61%にも上り、そのうち54%が「そのような宿泊施設の存在を知らなった」、22%が「行く予定の旅先にはそのような宿泊施設の選択肢がなかった」、28%が「探し方がわからなかった」と回答しています。さらに日本の旅行者の45% が、「2021年現在ではサステイナブルな旅行の選択肢が十分でない」と感じていることが分かっており、宿泊施設による取り組みおよび訴求や、旅行者がサステイナブルな宿泊施設を探す仕組みが不十分であることが伺えます。


■半分以上のパートナー施設は予約前にサステイナブルな取り組みを発信していない!?
本調査では、ブッキング・ドットコムのパートナー施設の82%**は「ホスピタリティ業界におけるサステイナビリティを重視している」ことが明らかになり、日本の旅行者の82%も「サステイナブルな旅行は重要な課題である」と感じていることから、旅行者とパートナー施設との間では、サステイナビリティへの意識の高さは同じであることが分かります。しかし、パートナー施設の4分の3**が「サステイナブルな取り組みを実施している」と回答している一方、「取り組みについてユーザーに積極的に伝えている」のはわずか31%**で、59%**は「チェックインの際にのみ取り組みについて伝えている」のみであることが明らかになりました。そのためパートナー施設は旅行者に対してサステイナブルな取り組みに関する情報を十分に発信出来ておらず、また旅行者が宿泊施設を選択する際に簡単にサステイナブルな取り組みについての情報にアクセスできていないという課題が浮き彫りになりました。

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■ブッキング・ドットコムがサステイナブルな旅行の実現に向けて今できること
ブッキング・ドットコムは「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」という企業理念のもと、旅行業界をリードする企業として、パートナー施設と旅行者の双方が簡単にサステイナブルな選択をできるようにするという重要な責任を担っていると考えています。そのためブッキング・ドットコムでは現在、パートナーがよりサステイナブルな施設になるための取り組みをサポートするプログラムを展開しています。ハンドブックや専用コンテンツなど様々な啓発リソースを通じて、ガイダンスや知見、他の施設の成功例などを共有することでパートナー施設がサステイナビリティをより理解し、施設での取り組みについて発信していくことに繋がるよう支援して参ります。これらはすべてブッキング・ドットコムのPartner Hubでご確認いただけます。

このプログラムに加え、ブッキング・ドットコムでは現在、世界持続可能観光協議会 (Global Sustainable Tourism Council - GSTC)、Green Tourism、EUエコラベルによって承認された30以上の認定と、複数のホテルチェーンのサステイナビリティ・プログラムを紹介しています。それに加えて、32項目のサステイナブルな取り組みを5つの主要カテゴリー「廃棄物の削減」「エネルギーや温室効果ガスの削減」「節水」「地元コミュニティ支援」「自然保護」に分類し、パートナーが実際に取り組んでいる活動を施設の予約ページに表示できるようにしています。このようにパートナー施設が実施するサステイナブルな取り組みをブッキング・ドットコムの予約サイトに掲出した「サステイナビリティへの取り組み」ラベルを通じて旅行者に伝えることを可能にし、またパートナー施設が新たな取り組みを始めた際には、各自ページを更新することで、常に旅行者へ最新の情報を発信することができます。このプログラムはまだ始まったばかりですが、旅行業界におけるサステイナブルな旅行に向けての大きな第一歩であると考えます。

ブッキング・ドットコムのサステイナビリティ部門のディレクターを務めるマリアン・ギベルズは次のように述べています。
「この調査を始めてから6年以上が経ちますが、サステイナブルな旅行の重要性に対する意識が、旅行者だけでなくパートナー施設も含めて一貫して高まっていることに感銘を受けています。一方で、サステイナブルな旅行を誰もが簡単に選択できるようにするには、まだやるべきことが多く、努力が必要だと考えます。パートナー施設がより多くのサステイナブルな取り組みを理解し、実行することができれば、旅行者にその情報をどのように伝えるべきかを検証することができ、また最終的には旅行について意思決定をする際に、サステイナビリティを透明性の高い、かつわかりやすい指標として取り入れることができるようになります。使い捨てプラスチックの排除や、エネルギー効率の高いLED電球への切り替えなどの小さな変化は、一つの宿泊施設では取るに足らないことに思えるかもしれませんが、世界中の何百万もの旅行者や宿泊施設が実施すれば、塵も積もれば山となり、大きな影響をもたらすことでしょう。」

ブッキング・ドットコムの「サステイナブル・トラベル」に関する調査2021年度版の全文をダウンロードするには、こちらをご利用ください。

*調査はブッキング・ドットコムによって、30の国・地域の計29,349名の回答者(内訳:アメリカ1,000名、カナダ1,007名、メキシコ1,000名、コロンビア964名、ブラジル1,000名、アルゼンチン1,000名、オーストラリア999名、ニュージーランド941名、スペイン1,001名、イタリア1,000名、フランス1,000名、イギリス1,000名、ドイツ1,000名、オランダ1,003名、デンマーク986名、スウェーデン1,000名、クロアチア997名、ロシア1,005名、イスラエル1,003名、インド1,000名、中国1,000名、香港1,005名、タイ968名、シンガポール963名、台湾1,000名、ベトナム1,005名、韓国1,000名、日本1,000名、南アフリカ1,002名、ケニヤ500名)を対象に独自に行われたものです。アンケート回答者については、18歳以上であり、過去12ヶ月のうち1回以上旅行をした、および2021年に旅行する予定があり、旅行に関する決定をした主要な人物またはその決定に関与した人物であることが条件でした。本アンケートは、2021年3月にオンラインで実施されました。
**調査はブッキング・ドットコムによって、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、中国、クロアチア、フランス、ドイツ、ギリシャ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、ポーランド、ポルトガル、ロシア、スペイン、タイ、イギリス、アメリカの3,390軒の宿泊施設で構成される代表サンプルを対象に行われたものです。本アンケートは、2021年4月にオンラインで実施されました。

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ブッキング・ドットコムについて
1996年にアムステルダムにて設立。Booking Holdings Inc.(NASDAQ:BKNG)の一部として、また安全に旅行ができる日のため、「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に掲げ、世界中のお客様に思い出に残る体験や効率の良い移動手段、そしてホテルからバケーションレンタルに至るまで多種多様な宿泊施設への予約をワンストップで提供しています。世界最大の宿泊施設数を誇り、リスティング数は2,800万件以上。そのうち620万件以上が旅館や民泊などの宿泊施設です。サービスは44言語で提供、カスタマー・サービスは24時間・年中無休で対応しています。

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