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【国立西洋美術館】「令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館コレクションによる 山形で考える西洋美術│高岡で考える西洋美術――〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」開催のお知らせ

PR TIMES / 2021年7月7日 14時45分

このたび、山形美術館と高岡市美術館において「令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館コレクションによる 山形で考える西洋美術│高岡で考える西洋美術――〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」を開催いたします。



【令和3年度国立美術館巡回展プレスリリース(約5.9MB):https://www.nmwa.go.jp/jp/information/pdf/20210707_press.pdf

[画像1: https://prtimes.jp/i/47048/264/resize/d47048-264-729977-3.jpg ]


展覧会概要
独立行政法人国立美術館は毎年度、各館の持ちまわりで「国立美術館巡回展」を開催しております。このたび、山形美術館(山形県山形市)と高岡市美術館(富山県高岡市)にて「令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館コレクションによる 山形で考える西洋美術│高岡で考える西洋美術――〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」を開催することとなりました。

本展では、国立美術館巡回展のこれまでの慣習や形式を押し拡げながら、国立西洋美術館のコレクションを、開催2館に巡回させるのみならず、それを両館の所蔵作品や多種の資料と各会場の複数のパートで並置し、双方向的に照らしあわせることを試みます。山形│高岡に特有の記憶に触れつつ、それぞれの地で別のものとして見えてくるであろう「西洋美術」について考えてみるためです。

つまりこの展覧会は、基本的には同様の作品のラインナップで山形美術館と高岡市美術館に巡回する国立西洋美術館のコレクションが、開催両館に所蔵される作品やその他の機関からお借りする資料などと、会場ごと別様に出逢うことで、組みあわせや構成を変え、ふた通りに分岐してゆくものとなります。その分岐の入口となるのは、ともに19世紀後半に生まれた山形出身の新海竹太郎と高岡出身の本保義太郎という、ふたりの彫刻家の記憶です。かつて彼らは、地元を離れて上京したのち、現在の国立西洋美術館が建つ上野界隈で彫刻を学び、やがて1900年代前半に渡欧留学を果たしました。それから半世紀以上が経った1959(昭和34)年、第2次世界大戦後にフランス政府より寄贈返還された松方コレクションを母体として開館した国立西洋美術館にはこんにち、新海や本保が西洋の地ではじめて実物に出くわした、ロダンやその他の新旧の芸術家たちの作品が数多く収められています。

国立西洋美術館のコレクションを、開催2 館の所蔵作品と組みあわせて展示する理由は、ほかにもあります。もとより両館には、新海│本保だけに限定されない数々の地元作家たちの貴重な作品が所蔵されており、それらのなかにも、西洋の芸術の記憶なしには生まれえなかったものが、当然ながらたくさんあります。さらに山形美術館には、同館に寄託されてきた日本有数の西洋近代絵画群を誇る吉野石膏コレクションがあります。一方、戦後日本の公立美術館設立の嚆矢として知られる神奈川県立近代美術館と同じ1951(昭和26)年に開館し、今年2021年に記念すべき創立70周年を迎える高岡市美術館には、明治期に西洋と日本の芸術文化の先駆的な架け橋となった高岡生まれの美術商・林忠正の記憶が息づいています。

もちろん、ひとつの展覧会を開催地ごと、ふたつに分岐させるという展示の実験をおこなうのと同時に、あくまでも「国立美術館巡回展」の本義というべき、開催地の市民のかたがたをはじめとする来場者のみなさまに向けた西洋美術の親しみやすいご紹介を、展覧会全体としては展開いたします。山形で新海竹太郎、高岡で本保義太郎の「西洋美術」へのまなざしを導入とするのも、ふたつの地でおのおのに、より踏み込んで国立西洋美術館のコレクションを見ていただくための企図です。

第1章
【山形展】
 山形生まれの彫刻家が見た〈遠く〉の夢――持ち帰られた記憶たち
【高岡展】
 高岡生まれの彫刻家が見た〈遠く〉の夢――持ち帰られなかった記憶たち

第2章
【両会場共通タイトル】
 自分たちのものではない記憶のコレクション――日本に「西洋美術館」があるということ

第3章
【山形展】
〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき――西洋と山形の近代以降の芸術
【高岡展】
〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき――西洋と高岡の近代以降の芸術


国立西洋美術館は2020年秋から、館内施設整備のために2022年春(予定)にかけて全館休館しています。もし、こうした長期の休館中でなければ、東京・上野の常設展示室を離れて山形│高岡へ旅することはできないかもしれない重要な絵画や彫刻も出品いたします。この機会にぜひ、山形美術館│高岡市美術館を舞台とする展覧会だからこそ見えてくるはずの、ふだん上野で感じるのとは少しちがった国立西洋美術館のコレクションの可能性を、山形│高岡の地で見つけていただければ幸いです。

開催概要
【山形展】
令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館コレクションによる
「山形で考える西洋美術――〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」

会期:2021年7月17日(土)― 8月27日(金)
会場:山形美術館
〒990-0046 山形県山形市大手町1-63
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝休日の場合はその翌平日)*ただし、2021年8月23日(月)は開館。
主催:国立西洋美術館、山形美術館、山形県、山形新聞・山形放送
共催:公益財団法人山形県生涯学習文化財団
後援:山形県教育委員会、山形県芸術文化協会、山形市、山形市教育委員会、山形市芸術文化協会
観覧料:
一般:1,200円(1,000円)
高大生:800円(600円)
小中生:400円
*( )内は前売料金
* 20名以上の団体料金は各料金区分の2割引き。
 会期中の土曜日は小中生の観覧料無料。
* 障がい者手帳をご提示の方と付添者1名の観覧料は各料金区分の半額。
* 山形美術館キャンパスメンバース制度登録校の学生は学生証の提示により観覧料無料。
展覧会ホームページ:http://www.yamagata-art-museum.or.jp/exhibition/4157.html


[画像2: https://prtimes.jp/i/47048/264/resize/d47048-264-e20bf74e32c923cb4d5b-4.jpg ]


【高岡展】
令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館コレクションによる
「高岡で考える西洋美術――〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」

会期:2021年9月10日(金)― 10月24日(日)
会場:高岡市美術館
〒933-0056 富山県高岡市中川1-1-30
開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝休日の場合はその翌平日)
主催:国立西洋美術館、高岡市美術館、富山県教育委員会、北日本新聞社
後援:富山県、高岡市、高岡市教育委員会、富山シティエフエム
観覧料:
一般:1,200円(前売・団体・シニア900円)
高大生:600円(団体480円)
小中生:300円(団体240円)
親子券:1,400円
* 団体料金は20名以上。
* シニアは65歳以上。
* 障がい者手帳をご提示の方と付添者1名の観覧料は各料金区分の半額。
* 会期中の土・日曜日および祝休日は小中生の観覧料が2割引き。
*「親子券」1枚につき一般1名および小中生2名まで観覧可。


[画像3: https://prtimes.jp/i/47048/264/resize/d47048-264-a5b09af509e08563bac3-5.jpg ]

[関連イベント] イベントにつきましては、今後に発表される開催館のホームページやチラシ等の情報をご覧ください。

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