異教徒禁断の聖地の巨大モスク周辺を覆いつくすのは、日本製アンブレラ!メディナの知られざる"進化"を捉えた写真家・野町和嘉さんの写真と文章が「芸術新潮」8月号に掲載
PR TIMES / 2021年7月21日 16時45分
イスラーム教の聖地メディナの預言者モスクが大きな"進化"をとげている。アラビアの強い日差しから巡礼者を守るため、巨大アンブレラ250基を設置。アンブレラのテントは大阪の太陽工業が製造したもので、国際的写真家・野町和嘉さんによる現地の写真が、「芸術新潮」8月号に一般誌としては初めて掲載される。
[画像: https://prtimes.jp/i/47877/267/resize/d47877-267-891748ee96cad5197e47-0.jpg ]
サウジアラビアにあるイスラーム教の二大聖地のうち、メッカという地名が日本でもよく知られているのに対し、メディナの知名度は決して高くない。
この二大聖地はどちらも異教徒禁断の地ということもあり、その現状がなかなか伝わりにくいのだが、近年、ハイテクの力で大きな"進化"をとげているのが、メディナの預言者モスク。
夏には最高気温が摂氏40度を超えるアラビアの強い日差しから巡礼者たちを守るため、モスクの周囲に電動で開閉する巨大アンブレラを設置。一辺25.5メートルもの正方形のアンブレラ250基が、東京ドームの4倍に及ぶ空間を覆い尽くす光景は、SF映画を見るようだ。
2011年に完了したその大工事でアンブレラのテントを製造したのが、大阪の太陽工業。膜構造建築物において世界トップクラスのシェアを誇るメーカーである。
写真家の野町和嘉さんは、太陽工業からの依頼で現地に何度か撮影に赴き、メディナの「新たな顔」をダイナミックな写真に収めてきた。野町さんは1994年にイスラーム教に入信することで、二大聖地の撮影が可能になり、その写真集『メッカ巡礼』などは国際的にも評価が高い。
野町さんによる近年の預言者モスクの写真は、これまで一般誌で発表されることはなかったが、「芸術新潮」8月号の特集「いよいよ行ける日のために とっておきの聖地」の中で、野町さん自身の文章とともに10頁にわたって掲載される。
同特集では他に、人類最古のギョベックリ・テぺ遺跡からミケランジェロの傑作彫刻が飾るメディチ家礼拝堂まで、「そこに芸術のある聖地」13カ所が、数多くの現地写真とともに紹介されている。
野町和嘉(のまち かずよし)
1946年、高知県生れ。1972年のサハラ砂漠への旅を機に、過酷な風土に生きる人々の営みと信仰をテーマに世界各地で撮影を続ける。公益社団法人日本写真家協会会長。
「芸術新潮」2021年8月号
【発売日】2021年7月21日(水)
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【定価】1590円(税込)特別定価
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