職種にあった人事評価を。80.5%のITエンジニアから「独自の人事評価」を求める声
PR TIMES / 2021年2月24日 19時15分
~「技術的な成果や独創性」や「案件の達成や遅延がないか」などの基準で評価をして欲しいという回答多数~
株式会社あしたのチーム(本社: 東京都中央区、代表取締役社長:赤羽博行)は、従業員数100名以上の企業で働くITエンジニア103名を対象に、「エンジニアの人事評価制度に関する認識調査」を実施しましたのでお知らせいたします。
調査概要
調査概要:ITエンジニアの人事評価制度に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
期間 :2021年2月5日~2021年2月6日
有効回答:従業員数100名以上の企業で働くITエンジニア103名
人事評価が、一年に一度しか行われていないエンジニアは33.0%
「Q1.あなたの会社ではどの程度の周期で人事評価がなされていますか。」(n=103)と質問したところ、「 一年に一度」が33.0%という回答となりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25661/268/resize/d25661-268-493213-0.png ]
・3ヶ月に一度:13.5%
・半年に一度:47.6%
・1年に一度:33.0%
・そもそも人事評価制度がない:1.0%
・その他:4.9%
人事評価制度に不満を抱えているエンジニアは32.3%
「Q2.あなたは、自分の能力や仕事内容が、人事評価制度に適切に反映されていると思いますか。」(n=102)と質問したところ、「全く思わない」が8.8%、「あまり思わない」が23.5%という回答となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/25661/268/resize/d25661-268-442266-1.png ]
・全く思わない:8.8%
・あまり思わない:23.5%
・少し思う:46.1%
・非常に思う:10.8%
・わからない/答えられない:10.8%
適切でないと思う理由「人事や上司が個人の技術力をきちんと評価できない」が51.5%で最多
Q2で「全く思わない」「あまり思わない」と回答した方に、「Q3.その原因はどのような点にあると思いますか。(複数回答)」(n=33)と質問したところ、「人事や上司が個人の技術力をきちんと評価できない」が51.5%、「短期的で定量的な目標が立てづらい仕事のため」が36.4%、「コミュニケーション能力など技術力や仕事内容以外の面が評価内容に入る」が27.3%という回答となりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/25661/268/resize/d25661-268-694709-2.png ]
・人事や上司が個人の技術力をきちんと評価できない:51.5%
・短期的で定量的な目標が立てづらい仕事のため:36.4%
・コミュニケーション能力など技術力や仕事内容以外の面が評価内容に入る:27.3%
・社内の人事評価制度自体が明確に確立されていない:24.2%
・技術的な解決をしても会社の業績に連動してしまう:21.2%
・エンジニアという仕事自体が評価されにくい:21.2%
・社内のエンジニアのポジションが他の職種と比較して低い:12.1%
・その他:6.1%
・わからない:3.0%
「直接関わらない人が評価するから」や「上司の気分で評価が変わる」などの回答
Q2で「全く思わない」「あまり思わない」と回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、考えられる原因があれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=33)と質問したところ、「直接関わらない人が評価するから」や「上司の気分で評価が変わる」など17の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・32歳:直接関わらない人が評価するから。
・31歳:飛び級昇格がない。
・42歳:上司の気分で評価が変わってしまう。
・35歳:明確な評価基準がないから。
・27歳:客先常駐のため、実際に評価する人はわたしの普段の業務を完全には理解していないし見ているわけではないから。
・25歳:参画プロジェクトが頻繁に変わるのと、同期と一緒に働いてないので、目標がたてずらい。
・35歳:評価する上司と技術的な土壌(言語や業務等)が違う。
エンジニアは他の職種と比べて「人事評価が反映されにくい」の声31.4%
「Q5.あなたは、エンジニアは他の職種の社員と比較して、能力や業務内容の人事評価への反映について、差があると思いますか。」(n=102)と質問したところ、「非常に反映されにくい」が11.8%、「少し反映されにくい」が19.6%という回答となりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/25661/268/resize/d25661-268-434311-3.png ]
・非常に反映されにくい:11.8%
・少し反映されにくい:19.6%
・特に変わらない:33.3%
・少し反映されやすい:17.6%
・非常に反映されやすい:2.0%
・わからない:15.7%
エンジニア独自の人事評価について、80.5%が「必要である」と回答
「Q6.あなたは、エンジニアの人事評価について、他の職種の社員と異なるエンジニア独自の人事評価制度が必要だと思いますか。」(n=102)と質問したところ、「非常に思う」が24.6%、「少し思う」が55.9%という回答となりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/25661/268/resize/d25661-268-262619-4.png ]
・非常に思う:24.6%
・少し思う:55.9%
・あまり思わない:16.7%
・全く思わない:2.9%
エンジニアが必要だと思う評価項目「技術的な成果や独創性」や「案件の達成や遅延がないか」など
Q6で「非常に思う」「少し思う」と回答した方に、「Q7.エンジニア独自の人事評価制度を作る上で、どのような項目が評価される必要があると思いますか。(自由回答)」(n=82)と質問したところ、「技術的な成果や独創性」や「案件の達成や遅延がないか」など48の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・31歳:資格や仕事内容。
・38歳:コーディング量。
・41歳:コミュニケーション能力、開発スキル。
・35歳:案件の達成や遅延がないか。
・43歳:技術力の尺度や、プロジェクトへの貢献の仕方の基準などが、客観的にわかるような形で必要。
・42歳:技術的な成果や独創性。
・28歳:顧客との関係値。
「コーディングや知識などのテスト」や「プロセスも考慮する」などの声
Q6で「非常に思う」「少し思う」と回答した方に、「Q8.エンジニア独自の人事評価制度を作る上で、どのような方法で評価される必要があると思いますか。(自由回答)」(n=82)と質問したところ、「コーディングや知識などのテスト」や「プロセスも考慮する」など35の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・42歳:上司の主観は入れないほうがよい。
・31歳:案件数や資格。
・39歳:プロジェクトでの活躍ぶりや周りへのスキル共有度。
・34歳:コーディングや知識などのテスト。
・35歳:周りのサポートなども含めた総合的な評価。
・39歳:具体的な成果物。
・44歳:プロセスも考慮する。
まとめ
今回の調査では、ITエンジニアを対象に人事評価制度に関する実態調査を実施しました。
結果として、人事評価が一年に一度しか行われていないエンジニアは33.0%も存在していることが明らかになりました。そのような中で人事評価制度に不満を抱えているエンジニア32.3%存在しています。
さらに、人事評価が適切でないと思う理由については「人事や上司が個人の技術力をきちんと評価できない」が51.5%で、最も多い回答となりました。エンジニアに対して正当な人事評価がされていないのであれば、エンジニア専用の新たな評価軸を設ける必要がありそうです。実際にエンジニア独自の人事評価については、80.5%のエンジニアが「必要である」と回答しています。彼らが答える必要だと思う評価項目は「技術的な成果や独創性」や「案件の達成や遅延がないか」などが挙げられました。
人事評価制度は仕事のパフォーマンスに直結します。自分が行ってきた業務や成果が明確に評価される場であり、特に個人の力量によって大きく成果が変わってくるITエンジニアの世界ではさらに重要度が高まります。企業の競争力を向上させ推進するためにも、エンジニアの力を引き出す人事評価制度が求められます。
セミナー情報
エンジニアの評価、上手く出来ていますか?
現役CTOが語る!エンジニアの評価と目標設定について
日時 :3月11日(木) 16:00~17:00
開催形式:オンライン
https://www.ashita-team.com/seminar/21031113-4/
会社概要
会社名 :株式会社あしたのチーム
代表者 :代表取締役CEO 赤羽博行(https://www.ashita-team.com/)
所在地 :東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 11F
事業内容:・報酬連動型人財育成プログラム「ゼッタイ!評価(R)」
・人事評価クラウド「あしたのクラウド™️ HR」
・目標設定プログラム「あしたの履歴書(R)」
資本金 :1億円(資本準備金含む)
設立 :2008年9月2日
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