ASKUL事業・リサーチ専門チーム、全国の仕事場におけるニーズを探る「職場の災害対策と新たな防災概念〈フェーズフリー〉」に関する実態調査
PR TIMES / 2022年1月14日 13時15分
-日本の職場の約半数が災害対策「備蓄品の準備」を実施、東日本大震災後の「2011年~2014年」に開始が35.8%
-〈フェーズフリー〉の認知率は、「内容を知っている」は7.4%の少数に留まるが、「教育」や「介護・福祉」でやや高い傾向
-地域別認知率は、「中国・四国」が15.3%で最も高く「北関東・甲信越・北陸」で11.4%、最も低いのは「東海」で3.1%
アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡晃)はこの度、事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」(https://www.askul.co.jp/ )に登録している事業所を対象に、「職場の災害対策と新たな防災概念〈フェーズフリー〉」に関する調査を実施しました。
本調査では、年々地震や台風等の災害が頻発する中で、全国の仕事場においての非常時備蓄など災害対策のほか、防災の新しい概念〈フェーズフリー〉についての認知度と取組み度合についてASKUL事業リサーチ専門チームが全国753の事業所から回答を得たものです。〈フェーズフリー〉の調査については、通常の企業規模・業種別の分析に「地域別」の視点を加えた分析としました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-6a1a04a2a9803e2a9b81-0.png ]
【調査方法】 インターネット調査
【調査対象】 事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」に登録している25超の業種
【調査エリア】 全国
【調査期間】 2021年10月4日(月)~10月8日(金)
【回収サンプル数】 753
【設計・実施・分析】 ASKUL事業本部 リサーチ&ビジネスサポート
[表: https://prtimes.jp/data/corp/21550/table/270_1_fd223208081875cd0b3ca7842984caf6.jpg ]
■調査内容
【Q1】職場の災害対策について
あなたのお勤め先で、現在、防災対策として取り組まれている内容をお聞かせください。
当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・職場の災害対策として、「備蓄品の準備」は約5割
・続いて、「防災訓練の実施」「安否確認のしくみづくり」「被災時の対応マニュアルの整備」が3割台
[画像2: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-f658a714b0dee146462d-1.png ]
【Q2】
あなたのお勤め先で、防災用品を備蓄しはじめた時期はいつからですか。当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・今回アンケート回答者の防災用品の備蓄時期で最も多いのは、東日本大震災後の「2011年~2014年」で35.8%
[画像3: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-d704d023b94267d7ec45-2.png ]
【Q3】
あなたのお勤め先における防災対策の課題として当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・職場の災害対策の課題では、「職場内の家具や備品などの転倒防止対策が不十分」が最も多く、約4割
・続いて、「食料や飲料などの備蓄品の準備が不十分」が39.6%、「災害時の行動マニュアルが整備できていない」が37.2%
[画像4: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-d4fb3bc9ec1dc643ef30-3.png ]
【Q4】〈フェーズフリー〉について
あなたは、〈フェーズフリー〉という言葉を知っていますか?当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・「内容を知っている」は、7.4%の少数に留まる
・「言葉は聞いたことがあるが、内容は知らない」まで拡大すると、3割近くに達する
・業種別では、「教育」や「介護・福祉」において、認知(内容を知っている)がやや高い傾向で1割を超える
・従業員規模別では、傾向はまちまちで、最も高いのは50~99人規模で約15%、また参考値となるが、500人以上も12.5%と1割を超える
・地域別では、「中国・四国」が15.3%で最も高い認知率で、続いて「北関東・甲信越・北陸」で11.4%
・逆に最も低いのは「東海」で3.1%
・設立年数別では、特に目立った傾向はない
[画像5: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-9c21ac77db5264cd3b00-4.png ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-f1d58f2101c87e6c8448-5.png ]
[画像7: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-8f20c68fc16025fab7bd-6.png ]
【Q5】
あなたは、〈フェーズフリー〉という言葉をいつ頃知りましたか?当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・認知率の推移では、2018年以前が0.8%であり、以降で3.7%→11.8%と上昇し、2021年現在で28.0%
※認知率の例として、例えば2018年以前に認知している場合は、以降も認知は継続していたものと計算して、以降の年度に積み上げ
[画像8: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-5e56ae7b8e06938ae55f-7.png ]
【Q6】
あなたは、〈フェーズフリー〉について、どの程度関心がありますか?当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・〈フェーズフリー〉の関心度では、58.6%が関心があると回答(TOP2)
・業種別では、最も関心度が高いのは「教育」で約7割(TOP2)※その他除く
・従業員規模別では、各層にバラつきがあるものの、参考値となるが、500人以上で最も高い(TOP2)
・地域別では、最も関心度が高いのは「中国・四国」で67.7%(TOP2)
・設立年数別では、各層にバラつきがあるものの、最も高いのは「20年以下」で65.0%(TOP2)
[画像9: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-db3adffeafb0d8a2f0b3-8.png ]
[画像10: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-01cbde1f447b37808725-9.png ]
【Q7】
あなたのお勤め先では、〈フェーズフリー〉について、どの程度取り入れたり、導入したりしていますか?
当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・職場の〈フェーズフリー〉への取組みでは、実際に「取り組んでいる」のは、全体の0.7%
・「検討している段階」まで拡大すると7.6%となるが、そもそもの認知度が低いことも影響し、少数に留まる
・〈フェーズフリー〉に取り組んだきっかけは、「平常時でも価値があると思ったから」が49.1%で最も多い・続いて、「災害対策をする上ですぐに始められると思ったから」が約3割
[画像11: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-e56b7aeb8f4d0e7e9511-10.png ]
[画像12: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-1c5620f04ac95fb50a4b-11.png ]
【Q8】
あなたは、〈フェーズフリー〉の商品を購入したいと思いますか?当てはまるものを1つお選びください。
※フェーズフリーのページを閲覧してもらった上で回答
【結果】
・フェーズフリー商品の購入意向度では、54.3%(TOP2)
[画像13: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-fa06ab0d79023a854fb2-12.png ]
アスクルは今後も、働くすべての人たちのインフラであるとの認識のもと、変わり続ける時代のニーズにあわせてより一層お客様からご支持を得られる「エシカル e コマース」を目指し、引き続きサービスの向上に努めてまいります。
■フェーズフリーとは (https://phasefree.net/)
[画像14: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-b1302ef07d3bf7d918da-14.png ]
一般社団法人フェーズフリー協会により提唱された防災の考え方で、日常時(いつも)や非常時(もしも)などのフェーズ(社会の状態)に関わらず、適切な生活の質を確保しようとする概念です。災害大国である日本での「防災にコストや手間をかけられない」という声に対して、身のまわりにあるモノやサービスが、ふだんはもちろん、いざという時にも役立ち身を守ることができるという新たな考え方です。
【関連プレスリリース】
●2020年2月21日:オフィスでも避難所でもカタチを変えて活躍する「フェーズフリー」認証商品が新登場!
https://pdf.irpocket.com/C0032/vTQq/AXMy/kRqL.pdf
●2019年8月 21 日:防災の新たな考え方「フェーズフリー」に賛同、認証商品を販売開始
https://pdf.irpocket.com/C0032/PMgI/u684/TXZY.pdf
【関連 URL】
●アスクル株式会社コーポレートサイト:
https://askul.disclosure.site/ja/themes/113
■ASKUL事業・リサーチ専門チームによる調査結果公開ページ:https://www.askul.co.jp/f/special/survey/
[画像15: https://prtimes.jp/i/21550/270/resize/d21550-270-e644ce064160b3fb682c-15.png ]
※本リリースに掲載の情報は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがございますので、 あらかじめご了承ください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【レポート】9月は防災月間!日本の防災意識を調査 不安に反比例する防災の備え不足 「災害大国」日本 防災対策の意外な現状
PR TIMES / 2024年9月10日 10時0分
-
避難指示等発出も「避難したことない」8割、1年前と変わらず。「自宅の方が安全」や「大した状況ではない」と考える人が3割
PR TIMES / 2024年8月29日 18時15分
-
防災と保険に関する意識調査を実施~46%のご家庭で自然災害に対する十分な備えなし~
PR TIMES / 2024年8月28日 18時15分
-
2024年度 災害不安に関するアンケートレポート
PR TIMES / 2024年8月28日 17時40分
-
【ソニー損保 防災と地震保険に関する意識調査】9月1日は防災の日<全国エリア別防災意識ランキング2024>を発表 防災意識・地震保険加入率ともに中国エリアが最下位
PR TIMES / 2024年8月27日 16時15分
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3NYタイムズ「2番目に行くべき」効果か、盛岡市の外国人宿泊客数が前年比9・5倍
読売新聞 / 2024年9月21日 22時45分
-
4渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
-
5PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください