【慶應義塾】循環器外来診療における患者報告アウトカム収集システムの開発
PR TIMES / 2025年1月16日 16時45分
-患者さんのニーズに沿った医療の提供を目指して-
慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センターの勝俣良紀専任講師、同内科学(循環器)教室の山下修平研究員、香坂俊准教授、同放射線科学(診断)教室の陣崎雅弘教授、同外科学(一般・消化器)教室の北川雄光教授らは、慶應義塾大学が採択されたAIホスピタル事業の中で、比較的高い頻度で見受けられる循環器内科領域での三疾患(心不全、心房細動、狭心症)の患者さんが、スマートタブレットで症状や生活のしやすさ、治療への不安や満足度などを定量的に評価・収集できる ePRO(electronic Patient-Reported Outcome: 電子的患者報告アウトカム)システムを中部電力株式会社と共同開発しました。
さらにその効果のランダム化による検証を並行して行い、その結果として、ePROシステムが、複雑化する医師と患者間のコミュニケーションを改善し、医師の治療説明の質および患者さんの病気の理解度を高めることを実証しました。
実用可能なePROシステムの開発は本事情の中で大きな課題でしたが、今回の成果により患者さんが症状や治療への不安・満足度などを正確に医師と共有できる基盤が整備できました。今後も当院はさらに患者さんのニーズに沿った医療提供を目指すべく展開を続けます。
本成果は、2024年1月14日(米国東部標準時)に国際学術雑誌のJAMA Network Open電子版に掲載されました。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2025/1/16/250116-1.pdf
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