戦後70年:国境なき医師団、世界の紛争を考える特集ウェブページを公開
PR TIMES / 2015年8月5日 11時51分
日本が終戦をむかえた1945年8月から70年。時代は変わっても、紛争で多くの人びとが傷つく状況は何も変わっていない現実がある。国境なき医師団(MSF)は、現在の紛争地に生きる人びとや、戦闘を逃れ避難生活を強いられている何百万もの人びとが直面している状況に光をあて、戦後70年の節目に改めて紛争と人道援助について考える特集ウェブページを公開した。
戦後70年特集:世界の紛争地でMSFは......?
http://www.msf.or.jp/sengo70
[画像: http://prtimes.jp/i/4782/284/resize/d4782-284-609635-0.jpg ]
イエメン、シリア、南スーダン、中央アフリカ共和国――MSFは現在も続く紛争地で、いかなる当事者の側にも立つことなく、人命を救うという目的のためだけに活動している。
特集では、MSFが活動している紛争地の現状と70年前の日本の写真を対照させたフォトギャラリーを掲載。歴史書の中でしか見ることのなかった光景が現代の世界にも存在していることを明らかにしている。日本の戦中戦後の写真は、写真通信社大手のゲッティ イメージズの協力により、同社の第二次世界大戦関連写真アーカイブから無償提供された(http://www.gettyimages.co.jp/)。
さらに特集は、実際に紛争地での医療援助活動に従事した、日本人海外派遣スタッフの体験談も収録、現場で目の当たりにした生々しい紛争の現実を伝えている。また、スタッフ自身やMSFがなぜ紛争地で活動するのか、その意義をみつめ直すコメントも掲載している。
国境なき医師団は、1960年代後半に起きたナイジェリアのビアフラ内戦をきっかけに、1971年、医師とジャーナリストによって設立された。以来40年以上にわたり、世界の紛争地や自然災害の被災地などで活動、医療を受けられずに苦しむ人びとへ手を差し伸べ続けてきた。現在は世界60の国と地域で緊急医療援助を提供している。
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