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デル・テクノロジーズ、PayPay銀行の共通基盤を従量課金型インフラサービス「Dell APEX」で構築

PR TIMES / 2024年6月17日 13時15分

~導入から10年間のインフラコストを数億円相当の約1/3削減し、新規システムのハードウェア導入期間を約半年から約1か月に短縮~

2024年6月17日:
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ、URL:https://www.dell.com/ja-jp )は、日本初のインターネット専業銀行であるPayPay銀行株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:田鎖 智人、以下、PayPay銀行、URL: https://www.paypay-bank.co.jp/)の共通のIT基盤を、従量課金型インフラサービス「Dell APEX」(以下、「APEX」)で構築したことを発表しました。今回の導入においては、「導入から10年間のインフラコストを、数億円相当の約1/3削減」「新規システムのハードウェア導入期間を、約半年から約1か月に短縮」などの運用効果を実現しています。■「APEX」採用までの背景:
PayPay銀行では、多くのシステムをパブリック クラウド上で運用している一方、勘定系システムや外部機関との連携などを担う周辺システムについては、セキュリティーや安定性確保、システム間連携の観点から、オンプレミスで運用しています。しかしながら、周辺システム群を個別の物理サーバーで構築してきたため、インフラ更改に掛かるコストや定期的なリプレース作業が大きな負担となっていました。これらの課題を解決すべく、PayPay銀行では、新たな銀行共通基盤への仮想統合を決断し、2022年に、デル・テクノロジーズのハイパー コンバージド インフラストラクチャー(以下、HCI)製品である「Dell VxRail(以下、VxRail)」を採用しました。VxRailの採用においては、増設・拡張や運用管理が容易であり、アップデート作業もパッケージ化されているため、面倒な検証作業などの必要がない点などが評価されました。その後、新銀行共通基盤のさらなる増強に取り掛かった際に、インフラ調達に伴う初期投資をいかに軽減するかという新たな課題が浮上しました。■デル・テクノロジーズ ソリューション採用の理由:
検討の結果、デル・テクノロジーズの重量課金サービスである「APEX」では、数年おきの物理サーバー更改の負荷が軽減されるため、従来型の手法と比較して大幅なコスト削減が見込まれることがわかりました。また、オンプレミスの形態を維持しつつ、クラウド サービスのように利用できるため、急激な需要増を見込んで余剰なリソースを確保しておく必要がなく、また新規システム構築の際の調達リードタイムも大幅に短縮できる点も評価ポイントでした。さらに、ハードウェア更改の検討作業から解放されるという点や、人的リソース不足を補える「レジデンシー サービス」、専任のサービス アカウント マネージャーによるサポート窓口の一本化も大きな決め手となりました。■導入後の効果:
「APEX」では、サーバー、ストレージ、ネットワーク、HCIなどのコンポーネントを自在に組み合わせることが可能で、利用した分だけを月額費用で支払うことができます。そのため、多額の初期費用を確保する必要がなくなった上、CAPEXからOPEXへのシフトも実現し、突発的な需要増大にも迅速に対応できるようになりました。最も大きな効果として、導入から10年間のインフラコストを約1/3削減することが見込まれており、これは、金額に換算すると数億円単位のコストとなります。これまでのPayPay銀行におけるシステム更改において、インフラ更改だけで直接的なコストメリットが出ることは珍しく、今回は初期費用でもトータルコストでも大幅な削減を図ることができました。運用管理の一元化/効率化が図れたことに加え、新たなニーズに即応できるようになったことも大きなメリットでした。通常システムの新規導入を行う場合、従来の物理サーバーでは、機器選定から契約、調達で数カ月、その後のハードウェア構築も合わせると最低半年は必要となります。「APEX」では、銀行共通基盤上に仮想サーバーを立てるだけで良いため、2~3週間程度で作業が行えるようになりました。アップデートやインフラ更改が無停止で行えるのも画期的で、パブリック クラウド・銀行共通基盤・物理の3パターンに集約されたことで、今後の計画も立てやすくなりました。PayPay銀行は、先行して購入した4ノードに加え、合計14ノードの「VxRail」を「APEX」で追加調達し、2023年12月より本番稼働を開始しています。引き続き銀行共通基盤への統合を進めていくとともに、ストレージについても、「APEX」の 「Data Storage Services」の活用を検討しています。■コメント:
PayPay銀行株式会社 IT本部 開発二部長 近藤 毅宏氏は、次のように述べています。「インフラ調達に伴う多額の初期費用負担や、定期的に発生する物理サーバー更改への対応といった課題を、『Dell APEX』で無事解決することができました。金融システムの構築には、1年以上掛かるケースも少なくありません。しかし今回は、設計書もないゼロベースの状態から約半年程度でリリースすることができました。この先10年間のインフラコストを約1/3削減するなど、TCO(総所有コスト)削減の面でも大いに役立っています」。

# # #■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、AI時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。■PayPay銀行株式会社について
2000年10月、ジャパンネット銀行として営業開始。2018年ヤフーにより連結子会社化され、PayPayとの決済提携を開始した。2021年4月よりPayPay銀行に社名を変更し、「PayPayで一番便利に使える銀行」として、PayPayマネーへの入出金手数料0円や、PayPayアプリからの残高確認・振込対応など、グループシナジーを活かしたサービスを提供している。

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