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【国立科学博物館】常設展示の“蘇言機(そごんき)”が「音響遺産」に認定されました!

PR TIMES / 2021年7月13日 16時45分

 国立科学博物館(館長:篠田 謙一)が所蔵し重要文化財に指定されている「蘇言機」が日本音響学会の認定する「音響遺産(※)」に選ばれました。
 日本で最初に音を記録再生した蓄音機であり、音響学を基礎として発展していく録音再生技術の開始点となった資料であることが評価されました。
 「音響遺産」としては、2019年度認定の函館ハリストス正教会の鐘楼の鐘の音、栃木県日光市の本地堂(薬師堂)の鳴竜につづき3件目の認定となります。




※「音響遺産」とは、音に関するあらゆる分野を扱う研究者、技術者、教育者などの集まりである日本音響学会が、音響学および音に関わる事象を広く一般に伝えることを目的とし、主として一般の方々の耳目に触れる機会があり、かつ音響的な特徴を持つ具体的事象および事物に対して認定を行っているものです。


[画像1: https://prtimes.jp/i/47048/286/resize/d47048-286-e1663db58f60c479c2ba-1.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/47048/286/resize/d47048-286-91a1c9f9c174d229eb53-2.jpg ]


蘇言機について
 蘇言機(そごんき)とは日本で最初に音を機械的に記録・再生した蓄音機のことです。T.エディソン(Thomas Alva Edison:1847-1931)が発明した蓄音機のPhonographは、1877年にScientific Americanなどに掲載され、世界的に知られるところとなりました。それらの情報に接した英国のA.ユーイング(James Alfred Ewing:1855-1935)は、東京大学にお雇い外国人教師として招聘された際に、本装置をエジンバラのJ. Milne & Son Makersに製作させ、持参して来日しました。1878(明治11)年秋のことです。それから間も無くの11月16日に、ユーイングは東京大学理学部の一ツ橋の実験室(現在の学士会館の所にあった)で、蘇言機を使って日本最初の録音・再生の実験を行いました。当時の日本の人々は、はじめて見るその器械を蘇言機とか蘇音機(器)などと呼びました。

 現在、国立科学博物館の地球館2階「科学と技術の歩み」のコーナーで常設に展示されています。
 ※重要文化財に指定されていますので、時期によってはレプリカを展示している場合もあります。


■一般社団法人 日本音響学会・音響遺産ホームページ
https://acoustics.jp/awards/onkyo_isan/

■国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/

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