【報道参考資料】ユニセフ・WFP合同調査結果 イエメンで1,000万人以上が食糧危機に

PR TIMES / 2014年7月16日 17時27分

5歳未満児の慢性栄養不良率は世界ワーストレベル



※本信は、ユニセフ・イエメン事務所からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が
翻訳したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_74283.html でご覧いただけます


【2014年7月15日 サヌア(イエメン)発】

ユニセフとWFP国連世界食糧計画(以下、WFPと記載)が行った新たな調査の予備結果で、
イエメン国内では食糧確保が改善した地域がある一方で、人口の40%以上にあたる
1,000万人以上が、次の食事のあてがないことがわかりました。

深刻な食糧難にある人は約500万人。外部からの食糧支援がたいていの場合必要で、
5歳未満の子どもの慢性栄養不良は、国際的な基準で危険レベル を上回っており、
飢餓のさまざまな状況が確認されています。包括的食糧確保調査は通常2年ごとに実施
されており、今回の調査で、イエメンでの重度・中度急性栄養不良率は多くの国や世界
各地での緊急レベルの中で最も高いことが明らかになりました。本調査は、イエメン
中央統計局とアメリカ政府の資金協力を得て実施されました。


イエメン全体での食糧難の状況は、前回調査を実施した2011年時の45%から41%へと
わずかに減少しましたが、州によって大きな差があります。北部のサアダ州では、
人口の約70%が食糧難ですが、東部のアル・マハラ州では10%未満となっています。
また、食糧難が最も深刻なのは農村部です。

同様の格差は、国内各地での栄養不良でも見られます。重度・中度慢性栄養不良の
割合は、危険水準から緊急事態と開きがあります。海沿いの西部のタイズ州、
ホデイダ州、ハッジャ州の状況は、他の州と比べて深刻または乏しいものです。


WFPイエメン事務所のビショー・パラジュリ代表は「慢性栄養不良率が依然として高く、
残念です。WFPは、600万人に食糧を提供する新たなオペレーションを通じて、栄養不良
に取り組んでいきます。今後はさらに、持続可能な生計手段と回復力の構築に焦点を
絞って支援を行い、住民たちが自助できるようにしていきます」と述べました。

さらに、食糧不足は国の安定性に影響を及ぼすと付け加え「人々が普通の生活を送る
ことができ、次の食事のあてを心配する必要がなくならなければ、政治的プロセスは
成功しません」と述べました。


国内の12州は、慢性栄養不良による発育阻害の危険な状況にあります。発育阻害に
陥った子どもたちは、年齢に応じた成長がみられないばかりか、心身の成長が本来の
成長の軌道に戻ることはありません。最も厳しい状況にあるのは、首都サヌアの西に
あるアルマハウィット州です。60%以上の子どもたちが発育阻害で、年齢に対して
身長が低くなっています。ほかにも7つの州で発育阻害率が30~39.9%、2つの州で
20~29.9%となっています。

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