エステーの抗菌剤処方液 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)への1カ月後の不活化効果を確認
PR TIMES / 2020年12月17日 17時45分
エステー株式会社は、抗菌効果が長く持続する抗菌剤処方液について、1 カ月後の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)へのウイルス不活化試験を一般財団法人日本繊維製品品質技術センターにて実施し、処方液によるコート膜の不活化効果を確認しました。
なお、新型コロナウイルスへの24時間後の不活化効果についてはすでに確認され、11月19日に発表済みです。
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000281.000010075.html)
[新型コロナウイルスへの1カ月後の不活化試験について]
試験内容:当該抗菌剤処方液(銀系抗菌剤のコーティング液)によるコート膜に対して、1カ月後の新型コロナウイルスの不活化効果を検証。
試験概要:
<供試ウイルス> 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 NIID 分離株)
<方法>
1.試験検体(ポリエチレンフィルム5cm×5cm)に処方液を100μl滴下して塗り広げ、
処方液に含まれるアルコール成分を乾燥させて除去した。この操作を4回繰り返した。
この検体を温度20℃、湿度65%の条件下で1カ月間保管したものを試験サンプルとした。
2.試験サンプルにウイルス液を0.4ml 滴下し、密着フィルムをかぶせた。
3.温度25℃、湿度90%以上の条件下で24時間放置した後、試験サンプルに洗い出し液10mlを加え、ウイルスを洗い出した。
4.プラーク測定法※にてウイルス感染価(細胞感染性を持つウイルス粒子の数)を測定した。
※プラーク測定法:ウイルスに感染した細胞が変性することを利用したウイルス量の測定方法
<試験結果>
1.ウイルス感染価の常用対数平均値は、対照(ポリエチレンフィルムのみ)の接種直後(U0)5.74、24時間放置後(Ut)4.95に対して、試験サンプル(At)2.94 であり、抗ウイルス活性値(R)は2.0であった※。
※抗ウイルス活性値:R=Ut-At
R:抗ウイルス活性値、Ut:対照試料の培養後の感染価、At:試験試料の培養後の感染価
2.当該抗菌剤処方液を使用し、4回相当重ね塗りをし、1カ月間経過した時のウイルスを99%以上不活化させる効果が実証された。
<考察>
当該抗菌剤処方液(銀系抗菌剤のコーティング液)によるコート膜の新型コロナウイルスへの不活性化効果は1カ月間持続すると考えられます。
<参考規格> ISO 21702
1日1回のひとふきで除菌&プロテクト
エステーの抗菌効果が長く持続する抗菌剤処方液は、アルコール(62.9v/v%)で除菌した後、銀系抗菌剤を含有する超親水膜でコーティングすることで、1日1回のひとふきで高い除菌・ウイルス除去効果を長期間発揮させる「Hydro Ag+」技術を採用しています。
繰り返し使用することで、抗菌力の高いコート膜が塗り重ねられ、より強固な抗菌効果が期待できます。
なお、「Hydro Ag+」は富士フイルム株式会社から提供を受けた技術です。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
新型コロナウイルス臨床分離株からレムデシビル耐性と細胞融合性を確認
PR TIMES / 2024年5月1日 15時45分
-
【特許取得のお知らせ】口腔内フローラ改善・維持剤、プラーク/歯垢の除去及び歯石形成予防剤に関する特許を取得
PR TIMES / 2024年4月30日 22時40分
-
肝移植患者におけるCOVID-19 mRNAワクチンの免疫応答評価
PR TIMES / 2024年4月30日 14時45分
-
モデルナ、ブラジル政府と1,250万回分のCOVID-19ワクチン供給契約を締結
PR TIMES / 2024年4月26日 18時40分
-
「ZENON 特殊アルカリ電解水/SDGs レポート(4)」鹿児島大学・株式会社キャンパスクリエイトとの共同研究 ~研究テーマ:殺菌と洗浄における効果効能について~
@Press / 2024年4月17日 13時0分
ランキング
-
1円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
2過度な動き「ならす必要も」=円安、介入コメントせず―鈴木財務相
時事通信 / 2024年5月3日 23時51分
-
3黒田東彦・日銀前総裁「円安は一時的」…NYの講演で見解、マイナス金利解除・利上げは「当然のこと」
読売新聞 / 2024年5月3日 17時45分
-
4いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 19時30分
-
5インフレ・金利上昇、マンション購入は急ぐべき? 長期では、マンション所有は3つのリスクの塊
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 11時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください