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「世界無形遺産」の能と組踊(くみおどり)。「仇討(あだうち)」をテーマに、人間国宝らが競演!

PR TIMES / 2018年1月17日 8時1分

横浜能楽堂・伝統組踊保存会提携公演「能の五番 朝薫の五番」 第4回「放下僧」と「二童敵討」

 横浜能楽堂(横浜市西区紅葉ヶ丘)では、「能の五番 朝薫の五番」を2月4日(日)に開催します。沖縄の伝統組踊保存会と提携し、能と組踊の各界を代表する演者が揃いました。能と組踊それぞれの魅力を楽しめる上演となっています。



[画像1: https://prtimes.jp/i/14302/302/resize/d14302-302-623531-2.jpg ]



能と組踊を1曲ずつ上演する、「能の五番 朝薫の五番」について


 共にユネスコの「世界無形遺産」に指定されている、能と組踊。組踊は、18世紀初めの琉球王国の時代、芸能を差配していた踊奉行の玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)によって作られました。能の嗜みがあった朝薫は、能の物語を取り入れながら「朝薫の五番」と呼ばれる新たな作品群を生み出しました。「能の五番 朝薫の五番」は「朝薫の五番」と関係性が見られる「能の五番」を1曲ずつ上演する、5年にわたるシリーズです。


出演者の紹介


 第4回目となる今回は、これからの能・組踊の世界を担っていくと期待される観世流の味方玄・味方團兄弟、東江裕吉、新垣悟が競演します。さらに、観世銕之丞家当主観世銕之丞、組踊立方で唯一の「人間国宝」である宮城能鳳らも出演します。

■味方玄(みかた しずか)
 シテ方観世流。1966年生まれ。父・味方健および片山幽雪に師事。海外公演にも多数参加。2003年新作能「侍月」を初演。著書に「能へのいざない」(淡交社)。2001年京都市芸術新人賞、2004年京都府文化奨励賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。

■東江裕吉(あがりえ ゆうきち)
 組踊立方。1975年生まれ。沖縄県立芸術大学大学院修了。玉城流玉扇福珠会師範。琉球舞踊を玉城靜江、組踊を宮城能鳳に師事。国内外の公演に多数出演。2011年沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞。


曲目解説


 ともに兄弟による父親の仇討をテーマとした作品である、能の「放下僧(ほうかぞう)」と組踊「二童敵討(にどうてぃちうち)」を上演します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/14302/302/resize/d14302-302-272309-0.jpg ]

■能「放下僧」
 牧野左衛門は、利根信俊と口論した末、殺害されてしまう。牧野左衛門の子、牧野小次郎は、父の無念を晴らすため、出家している兄のもとを訪れる。弟の説得を受けた兄は、共に親の仇を討つことを決意する。利根信俊は夢見が悪いため、瀬戸の三島神社(現在の横浜市金沢区にある瀬戸神社)に参詣することにした。そこに放下(室町時代から近世にかけてみられた大道芸のひとつ)の芸人に扮した兄弟が現れ、利根信俊に近づく。兄弟は様々な芸尽くしを見せながら隙を窺い、みごと利根信俊を討ち果たすのであった。

[画像3: https://prtimes.jp/i/14302/302/resize/d14302-302-793008-1.jpg ]


■組踊「二童敵討」
 護佐丸の遺児、鶴松・亀千代の兄弟は、父の仇である勝連城の按司、あまおへが供をつれて野遊びをすると聞きつけ、母から父の形見の守り刀を譲り受け、仇討へと向かう。二人は、踊り子に変装して酒宴に近づく。あまおへに所望されて踊る二人。それを見て気分を良くしたあまおへは、褒美として鶴松へ大団扇と太刀を、亀千代へ装束を与える。二人はあまおへの隙を伺い、父の仇を討ち取る。


[表: https://prtimes.jp/data/corp/14302/table/302_1.jpg ]


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