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CES 2021:ボッシュ、人や環境を守るものとしてAIおよびネットワーク化を信頼

PR TIMES / 2021年1月12日 12時15分

健康、生活、産業、モビリティの各分野に役立つインテリジェントで気候にやさしいソリューション

▶ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバーのミヒャエル・ボレ:「ボッシュはAIとネットワーク化を組み合わせてAIoTを構築することで、エネルギー効率の向上を図り、新型コロナウイルスと戦うことを可能としています」
▶インテリジェントな健康および安全性:ボッシュのAIoTソリューションがCES(R) イノベーションアワードを受賞
▶さらに高度なソフトウェア:ボッシュの新型コロナウイルス向け迅速検査により、30分以内に陽性サンプルの検出が可能
▶サステイナブル #LikeABosch: 気候変動問題に貢献するために、誰もが自分の役割を果たせる方法を示した最新のイメージキャンペーン
▶クライメートアクションの成果:カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトにおいて、ボッシュはAリストに選定
▶宇宙におけるAI:ボッシュの専門知識で月面小型ロボットの操縦を支援




[画像1: https://prtimes.jp/i/5028/303/resize/d5028-303-880296-0.jpg ]

シュトゥットガルト(ドイツ)/ デトロイト(米国)– ボッシュは、人々の健康を改善し、地球環境を守るために、AIoTに期待を寄せています。データ、AI(人工知能)、モノのインターネット化が提供する可能性を活用した技術的なソリューションにより、人々と環境に利益がもたらされます。「ボッシュはAIとネットワーク化を組み合わせてAIoTを構築しています。これにより、私たちはエネルギー効率の向上を図り、コロナウイルスと戦うことを可能としています」と、ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバーのミヒャエル・ボレは述べています。「AIoTは大きな可能性を提供します。私たちは、すでにこの可能性を切り開いており、今後、その取り組みを拡大させる予定です」。 「サステイナブル #LikeABosch」というキャッチフレーズの下、ボッシュはバーチャルテクノロジー見本市CES国際家電ショー 2021において、健康、生活、産業、モビリティの各分野に役立つインテリジェントで持続可能性のあるソリューションを紹介します。

ボッシュが今回初公開する革新的技術の中に、フィットネス・トラッキング用ウェアラブルデバイスおよびヒアラブルデバイス向けの世界初の自己学習型AIセンサーがあります。AIはセンサー本体で実行されるため(エッジAI)、エクササイズの最中にインターネットに接続する必要はありません。これにより、エネルギー効率とデータプライバシーが向上します。また、ボッシュは大気環境や相対湿度などの要素を測定するセンサーを発表します。これにより、コロナウイルスとの戦いにおいて特に重要となる、空気中のエアロゾル濃度に関する情報を得ることができます。ボッシュのセキュリティカメラもウイルスとの戦いに貢献します。AIを活用することで、お客様固有のさまざまなアプリケーションの実行を可能としています。たとえば、インテリジェントなビデオ分析機能を搭載した新しいカメラソリューションにより、匿名での精度の高い非接触式体温測定が実現します。その偏差は最大0.5度です。さらに、ボッシュのスタートアップ企業であるSecurity and Safety Things社のオープンなカメラプラットフォーム用のソフトウェアソリューションを使用することで、カメラにより、店舗内の人数が現行のコロナウイルス規制に準拠しているかどうかを検出できるようになります。このラットフォームは、今年選出された4つのボッシュ・ソリューションのひとつとして、2021 CES(R) イノベーションアワードを受賞しました。また、指先のスキャンにより貧血を検出できるヘモグロビンモニターが初公開されます。このデバイスは、医療へのアクセスが不十分な地域に特に適しています。AIを搭載したこのヘモグロビンモニターは、30秒以内に結果を出すことが可能であり、臨床検査や採血は必要ありません。

現在、革新的なボッシュのテクノロジーがいかに健康やウェルビーイングの向上に貢献できるかを示す最良の例は、ボッシュVivalytic分析装置を用いての新型コロナウイルス向けPCR検査です。検査結果はより迅速に判明するようになり、研究所、診療所、介護施設、病院において、39分で5つのサンプルを同時に判定することが可能な、文字通り「Invented for life」を体現するテクノロジーです。改良されたソフトウェアにより、陽性サンプルを30分以内に検出することもできます。分析装置と検査カートリッジで構成されるVivalyticシステムの開発は、ボッシュの企業研究開発・先端エンジニアリング、ボッシュ ヘルスケアソリューションズ、そしてロバート・ボッシュ病院の長年にわたる協働から実現しました。

サステイナブル #LikeABosch: ボッシュがクライメートアクションを牽引役
このほどドイツで発表された調査報告書によると、AIoTは健康アプリケーションの枠を超えて、気候変動対策もサポートできることが示されました。モビリティ、製造、ビルディングテクノロジーの包括的なデジタル化により、パリ協定の排出ガス低減目標をほぼ半分は達成できることが、この調査で判明しています(出典:Accenture社)。

ここで、ボッシュが一役買うことができます。今年のCESのキャッチフレーズは「サステイナブル #LikeABosch」です。これは、ボッシュの企業責任のひとつの側面を表しています。また、今回の#LikeABoschイメージキャンペーンでは、持続可能な製品を使用して環境を保護するために誰もが自分の役割を果たせるということが強調されています。ボッシュ自身が率先してこれに取り組んでおり、たとえば独自の試算では、2020年以降、世界の400拠点すべてでカーボンニュートラルを実現しています。ボッシュは、生産するエネルギーと外部から調達するエネルギーに関して、世界的に事業展開する企業として初めて、正味ゼロカーボンエミッションを達成しています。「ボッシュの次のステップは、調達から製品の使用まで、バリューチェーン全体にわたる排出量の削減に取り組むことです」と、ボレは語っています。これに関して、ボッシュは、2030年までに上流と下流のCO2 排出量を15%削減するという具体的かつ意欲的な目標を掲げ、Science-Based Targetsイニシアチブに参加する初の自動車部品サプライヤーとなっています。ボッシュのクライメートアクションにおける功績は、社外でも認められるところとなり、非営利のカーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)において、ボッシュはAリストに選定されています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/5028/303/resize/d5028-303-264292-1.jpg ]

ボッシュは、昨年設立された顧問会社であるボッシュ・クライメートソリューションズを通じて、気候変動対策のパイオニアとしての自社の経験を他の企業と共有しています。このボッシュのスタートアップ企業は、インテリジェントなアルゴリズムを適用して機械のエネルギー消費を削減し、それによって生産プロセスの効率化を図ることができるボッシュ・クラウドベースエネルギープラットフォームなど、いくつかのソリューションを発売しました。このプラットフォームは、すでに100カ所以上の拠点に導入されており、エネルギー効率の向上に貢献しています。これは、カーボンニュートラルを目指したボッシュの取り組みにおいて主要な方策となっています。

デジタルと持続可能性により前進:産業用AIで有利な立場を確保
この例が示すように、デジタル化は持続可能性への道を切り開いています。「私たちは、事業を展開するすべての分野でAIoTのリーディングカンパニーになることを目指しています」と、ボレは説明します。AIに対する信頼感が、AIを定着させるための最も重要な前提条件となります。それによって、人々の生活の改善を可能とし、気候変動の制限に役立ちます。この目的のために、ボッシュは、機械に人のように振る舞う方法を教えるのではなく、物質的世界を機械に説明する産業用AIに期待を寄せています。それでもなお、これには倫理ガイドラインが必要です。方針を定めるために、ボッシュは、常に人間がコントロールし続けるという概念を軸とするAI倫理規定を作成しています。

製造におけるエネルギー効率の向上に加えて、消費者がエネルギーを節減できるように、ボッシュは建物やモビリティ向けの製品にネットワーク化機能を体系的に追加しています。ボッシュが提供している個人宅で使用するためのエネルギー管理システムは、こうした製品のひとつです。ヒートポンプと太陽光発電システムを組み合わせることにより、この管理システムはエネルギー消費量を最大60%削減できます。モビリティの分野では、電気自動車のドライバーは、スマートソフトウェア分析を使用してバッテリーの消耗を最大20%低減できるバッテリー・イン・ザ・クラウドなどのサービスの恩恵を受けることができます。

一般に、モビリティの電動化、自動化、パーソナライズ化およびネットワーク化サービスの組み合わせにより、ソフトウェア アプリケーションの幅広い分野が切り開かれます。ボッシュは、ソフトウェア集約型電子システム分野において主導的な役割を拡大しようと取り組みを行っていますが、車載コンピューターはその中心的な役割を果たしています。このニーズに対応するため、新しいクロスドメイン コンピューティング ソリューション事業部が、17,000人の従業員を擁して年初から始動しています。この事業部に、すべての車両ドメインのための車載コンピューター、センサー、およびコントロールユニット向けのハードウェアとソフトウェアエンジニアリングを集約します。これにより、車両開発の複雑さが軽減され、新機能を格段にはやく路上で利用できるようになります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/5028/303/resize/d5028-303-879750-4.jpg ]


月面探索を支援する専門知識:ボッシュAIで高みを目指す
地上の道路から宇宙での活動まで:昨年のCESでは国際宇宙ステーション(ISS)用のSoundSee AIセンサーシステムが初公開されましたが、今回、ボッシュは月に目を向けました。NASAのティッピングポイント(Tipping Point、転換点)プログラムの一環として、ボッシュはAstrobotic社やWiBotic社、ワシントン大学と協力して、月面を探索する小型ロボット向けのインテリジェントなナビゲーションとワイヤレス充電技術を研究開発しています。ピッツバーグとシリコンバレーで同プロジェクトに取り組んでいるボッシュの研究者たちは、AIベースのインテリジェントなデータ分析およびワイヤレスネットワーク化ソリューションに関する専門知識を提供しています。得られた研究結果は、地上でのボッシュのAIoTソリューションのさらなる開発に還元されます。

これらはすべて、AIoTがもたらす可能性の大きさと、その中で持続可能性が果たす重要な役割を明確に示しています。「今日、持続可能性を追求し、AIoTの大きな可能性を解き放つ企業だけが、将来成功をおさめるでしょう」と、ボレは述べています。

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