失われつつある伝統工芸、職人、技術を守る 創業以来、日本文化の継続を応援してきた元大工出身の社長が 二重被災で損壊した輪島塗工房再建へ多角的支援を展開
PR TIMES / 2024年12月16日 16時45分
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住宅建築を通じて伝統工芸や職人を支援
このたびの令和6年能登半島地震・能登半島豪雨で被災されたすべての方々に対して、衷心よりお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
株式会社AQ Group(本社:埼玉県さいたま市西区、代表取締役社長:宮沢 俊哉)は1978年の創業以来、40年以上に渡って日本が誇る伝統工芸や職人、技術の継承を支援しています。弊社代表の宮沢は元大工であり“カンナ社長”というニックネームがあります。同じ職人として、日本の素晴らしい伝統文化を守っていく経営方針です。先の能登半島地震では石川県輪島市などに対し、物資の提供や義援金の寄付を展開。また、「地球の森守りプロジェクト※1」などで深い関わりを持つ輪島塗職人「塗師屋いち松」への支援も実施しています。豪雨発生後の現地は復興がさらに遅れ、職人不足や資材不足で建築がままならない状況でした。弊社は創業以来大切にしている「共助」、「相互扶助」の精神でサポート。全国のネットワークを駆使し、資材調達や職人の派遣、クラウドファンディングの立ち上げなども行っています。
技術を追求する木造建築企業として
日本の伝統工芸と人を守っていく精神
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匠の技術が結集したAQレジデンス展示場キッチン
高度な技術が用いられる伝統工芸は、その緻密や美しさが世界各国から高い評価を受け、日本の産業発展に寄与してきました。しかし、時代の流れとともに伝統工芸の文化は衰退。1984年のピーク時に比べ、生産額は5分の1程度となっています。弊社代表の宮沢は中学校を卒業後、大工の世界へ。しかし、当時から職人や技術者にスポットライトが当たることは多くありませんでした。1978年にAQ Group(当時:都興建設)を創業。以来、40年以上に渡り、日本の伝統工芸や職人、技術の継承を支援しており、カンナ社長というニックネームで知られています。
2011年に発生した東日本大震災では、全国から多くの職人が集まり、仮設住宅の建設や支援物資の配
送などを実施。また、高級邸宅ブランド「AQレジデンス」の展示場は、日本を代表する伝統工芸の匠の技術が結集して誕生したものです。2020年からスタートした「地球の森守りプロジェクト※1」では、匠の技による芸術的価値を伝え、ものづくりの楽しさや喜び、地球環境について考える場を提供。ワークショップや環境貢献グッズの製作を実践しました。
輪島市と輪島塗職人「塗師屋いち松」氏に対し
1年間の複合的なサポートを展開
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塗師屋いち松工房再建支援の様子
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輪島塗職人「塗師屋いち松」と弊社は、震災前から深い関わりがありました。新築引き渡しの際には「塗師屋いち松」の輪島塗お椀を贈呈しており、多くのお施主様から感謝のお言葉をいただきました。また、弊社が手掛ける高級邸宅ブランド「AQレジデンス」新宿展示場の洗面台、駒沢展示場のキッチンボードは「塗師屋いち松」による輪島塗の装飾。「地球の森守りプロジェクト※1」にもご参画いただいております。
「塗師屋いち松」が先の能登半島地震に被災したことで、弊社としては募金だけではない支援方法を模索していたところでした。その中で9月に能登半島豪雨が発生。直ちに現地へ赴き、泥かきやなどを行いましたが、輪島塗の作業場である工房は半壊し、作業中の作品も道具も在庫も失われました。
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「日本の伝統技術である輪島塗の灯を絶やしてはいけない」、「地域を超えた相互連携、相互扶助の精神を拡げていく」との思いから、弊社は工房再建支援として109.30平方メートル の基礎工事を着工。工事が進めばひとまず作業場は確保できる状況ですが、一時しのぎであることに変わりはありません。そこで弊社は「塗師屋いち松」輪島塗工房再建に向けたクラウドファンディングも立ち上げから支援。目標支援金額は500万円に設定しています。これは、新工房の建築費に充当されるほか、「塗師屋いち松」の事業運転資金にも充てられる予定です。
弊社はプロジェクトページの制作やプロモーションをサポートするだけでなく、約130万円の支援金も寄付しました。さらに、支援の輪を拡げるために従業員、取引業者ほか、全国民間扶助ネットワーク※2を駆使。プロジェクトページ公開3日間ですでにお気に入り登録者は500人を超え、目標額の約半分の支援金が集まっています。
〈プロジェクトはこちらからご確認ください〉
https://camp-fire.jp/projects/806955/view
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能登半島地震から1年、阪神淡路大震災から30年
災害を考え、日本文化を守るきっかけに
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東日本大震災時に建設した応急仮設住宅
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日本が誇る輪島塗「塗師屋いち松」の作品
昨今、日本では大地震が頻発しています。特に来年2025年1月は能登半島地震から1年、阪神淡路大震災から30年の節目を迎えます。災害に対する備えについて考える1年になるでしょう。創業以来、AQ Groupも様々な災害を経験し、あらゆる活動を展開してきました。そこで「災害時、本当に重要なのは地域を超えた連携である」との気付きを得て、相互扶助の活動を推進しています。
阪神淡路大震災、新潟中越沖地震、東日本大震災では支援物資の供給や木造仮設住宅の建築など、復興支援に尽力。広島県や西日本、千葉県などが被災した各豪雨災害に対しては義援金を寄付しています。また、2022年に始まったウクライナ侵攻においてもお施主様や取引業者、親族、友人向けの専用口座を開設して支援金を寄付しました。
今回、二重被災に見舞われた輪島塗は、廃業する塗師屋も多く、このままでは日本が世界に誇る伝統工芸の灯が失われてしまう可能性もあります。AQ Groupは様々なプロジェクトを通して日本の伝統工芸と人を守っていく精神を大切にし、日本文化を守る活動を展開してまいります。
※1世界で活躍する木造建築に関わる匠たちの協力を得て環境貢献アイテムを開発することで、減災意識を高めて地球の明るい未来実現を目指すAQ GroupのSDGsプロジェクト。
※2AQ Groupが提唱する「共助」にご賛同いただいた全国各地の地域工務店や取引業者、お施主様、近隣住民などで構成されるネットワーク。現在3,316カ所に防災拠点があり、有事の際には帰宅困難者らに開放している。
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