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フランスにおける高機能肥料販売事業の買収

PR TIMES / 2015年8月28日 16時42分

欧州最大の農薬市場フランスにおける穀物セグメントへの事業拡大

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村邦晴、以下「住友商事」)は、欧州地域における農薬販売の基盤強化、事業拡大を目指し、当社グループ100パーセント出資の農薬販売統括会社Sumi Agro Europe Ltd.(本社:英国 ロンドン市、取締役社長:Wlodzimierz Wleklik、以下「SAE社」)を通じて、フランス向け高機能肥料(注1)の販売事業(以下「本事業」)を買収し、今般、本事業を開始しました。

SAE社による本事業の買収は、同社が資本・業務提携をしているSipcam Oxon Group社(本社:イタリア ミラノ市、取締役社長:Nadia Gagliardini、以下「シプカム社」)より、同社傘下のAgroqualita France SARL社(以下「アグロクオリタ社」)の高機能肥料事業を引き継いだものです。SAE社は、傘下に擁する在フランス農薬販売会社Sumi Agro France S.A.S(SAE社フランス支店、以下「SAF社」)に本事業を吸収させることで事業展開してまいります。

フランスの肥料消費量は世界第8位であり(注2)、中でも高機能肥料分野は、安心・安全な食品への関心の高まりと共に、年率10パーセントの伸びを示しています。SAF社は、1996年設立以来、果樹・野菜向け農薬を中心に事業を拡大してきましたが、本事業の獲得により、トウモロコシ、小麦などの穀物向けの高機能肥料(殺虫剤との混合品含むマイクログラニュールなど)を新たに加え、商品ポートフォリオの拡充を図ります。

高機能肥料事業は、農薬販売事業と同様、きめ細かな需要喚起、普及活動、販路選定などが求められ、SAF社の強みである「マーケティング力」が活かせる領域です。また、高機能肥料事業への進出はSAE社の欧州戦略の一つであり、既にルーマニア、ブルガリアでは商業化に成功し、中核事業にまで成長しています。SAF社は、今般、アグロクオリタ社の全社員を引き受け、同事業のノウハウを早期に吸収するだけでなく、他の欧州諸国のSAE社グループへ横展開することにより、同グループ戦略の更なる推進を図ります。

一方、農薬については、世界市場567億米ドルに対し、欧州市場は139億米ドル、中でもフランス市場は29億米ドルと同域内シェア2割を超える(世界シェア5.1パーセント)欧州最大の市場となっており、その約5割が穀物向け市場です(注3)。今般、SAF社は、新たに獲得する穀物向け販路を通じ、農薬事業についても更なる拡大を目指します。

住友商事の農薬事業は、1970年代に日本メーカー商品の輸出から開始し、その後バリューチェーンの川下分野における深化を戦略に掲げ、今や欧米を中心とした30カ国以上にて輸入販売事業を展開しています。売上高1,500億円達成も視野に入っており、販売組織の強化に向けて取り組みを加速させてまいります。

(注1) 窒素やカリウムなどを主成分とする一般的な肥料とは異なり、鉄やマンガンなどの元素(光合成や呼吸など植物の生理活動に必須)を含む、作物の生育を促進する物質。
(注2) 2012年の消費量(成分量ベース)。
(注3) 2014年の市場規模。


【SAE社 会社概要】
所在地: 英国 ロンドン市
事業内容: 農薬などの農業資材の輸入販売会社の統括
売上高:  245百万ユーロ(2014年12月期連結)

【SAF社 会社概要】
所在地: フランス パリ市
事業内容: 農薬などの農業資材の輸入販売

【シプカム社 会社概要】
所在地: イタリア ミラノ市
事業内容: 農薬、高機能肥料、種子の製造販売
売上高: 416百万ユーロ(2014年12月期連結)

【アグロクオリタ社 会社概要】
所在地: フランス パリ市
事業内容: 高機能肥料の輸入販売(鉄、マンガン、亜鉛など、微量要素を含む高機能肥料に強み)

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