【人材紹介会社ヘイズ】中国のCTOの年収は日本の2.6倍 - アジアと日本で開く、年収差と人材獲得への自信
PR TIMES / 2023年3月22日 16時45分
「2023年ヘイズアジア給与ガイド」を公開、給与動向や昇給実績が明らかに
外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:グラント・トレンズ、以下ヘイズ)は3月20日 、アジア5か国・地域(中国、香港特別行政区、日本、シンガポール、マレーシア)における15業界・1,125職種の給与水準(当社実績ベース)および、10,191人に対して実施した調査の結果をまとめた「2023年ヘイズアジア給与ガイド」を発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/8738/309/resize/d8738-309-67a7f38060006c651f66-0.png ]
主な結果
ITマネジメント職では特にアジアとの給与差が歴然、給与が日本の2.6倍の職種も(当社実績ベース)
日本は82%の企業が昇給を実施も、昇給幅はアジア諸国と比較し小さい(調査)
日本の採用意欲はアジア最高ながら、採用の自信は最下位(調査)
図1. ITマネジメント職の給与比較(単位 万円)
[画像2: https://prtimes.jp/i/8738/309/resize/d8738-309-4f61a0a5e48d6cd09db3-1.png ]
*給与額は当社実績ベース
*レンジ内の最大給与で比較
*1人民元19.59円、1HKドル17.31円、1マレーシアリンギット30.40円、1シンガポールドル100.96円で計算
*給与はパッケージの総額
IT業界のマネジメント職では、日本とほかの国・地域との給与差が顕著になっています。CTO(最高技術責任者)では、日本の2,600万円に対し、シンガポール5,048万円、香港5,193万円、中国は6,857万円と、中国は日本の2.6倍。CIO(最高情報責任者)では、日本の3,000万円に対し、シンガポール5,300万円、中国5,877万円、香港6,059万円と、香港が日本の2倍となっています。この要因は、ほかのアジアの国・地域では優秀な人材に高額の給与を出す土壌があり、給与交渉も積極的に行われているためと推察されます。
図2. 昇給実施率と昇給幅
[画像3: https://prtimes.jp/i/8738/309/resize/d8738-309-039f3def269cdd432f81-2.png ]
企業に昇給実施を尋ねたところ、昇給した企業の割合が日本は82%とアジアでもトップクラスでした。昨年の71%より9ポイントの上昇が見られます。一方で、昇給率については、半数強の52%が「3%以下」と回答。3%以上の昇給を実施した企業は30%にとどまっています。昇給実施率が83%と日本と同程度のシンガポールは、昇給率が3%以上の企業が52%に及んでおり、昇給幅に大きな差が見てとれます。また、シンガポール以外でも、中国やマレーシアは3~6%の昇給がメインボリュームとなっており、日本の昇給幅は引き続き課題といえます。
図3. 国・地域別の人材獲得への自信
[画像4: https://prtimes.jp/i/8738/309/resize/d8738-309-d50120ae47ab6a247d71-3.png ]
採用意欲に関して、「今後1年間で従業員数を増やす」と回答した企業が日本は58%でした。これはアジア平均の53%より高く、5か国・地域のなかで最も高い割合です。
一方で「今後1年間で、必要とするスキルを備えた人材を採用できる自信はあるか」という質問への回答では、「自信がない」と答えた割合が日本は56%と、アジアで最も高い結果に。日本を除いた4か国・地域では「自信がある」という回答が平均64%であり、中国に至っては71%にも達しているなかで、日本の採用への自信のなさが際立っています。企業が人材不足に直面している理由では「必要とされるスキルがニッチなため、現在の市場で採用することが難しい」「他社の方が報酬が高い」の2点を半数近くの企業が挙げており、日本の採用課題と人材獲得への自信の低さが表れています。
2023年ヘイズアジア給与ガイド 調査概要
調査期間:2022年9~10月
調査方法:インターネット
回答者:アジア5か国・地域の 10,191人
2023年ヘイズアジア給与ガイドは、こちらからダウンロード(無料)できます。
日本語: https://www.hays.co.jp/salary-guide
英語:https://www.hays.co.jp/en/salary-guide
ヘイズでは、専門分野に精通したコンサルタントが採用や転職をサポートしています。生涯にわたるパートナーとして、市場動向やニーズに基づき、ビジネスやキャリアアップの支援を行っています。目の前の課題解決から未来の計画立案まで、ヘイズにご相談ください。
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、3つの国内拠点(東京本社、大阪支店、横浜支店)を有する人材コンサルティング会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、マーケティング・デジタル、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、事務、不動産、営業、サプライチェーン、製造業)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。
ヘイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2023年3月20日現在、255 の拠点(総従業員13,000人)において、21の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。
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