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【長野高専】AT機器開発体験ワークショップを開催しました

PR TIMES / 2023年3月15日 18時15分

カードをかざすと発話する「Card to Speech」の製作

独立行政法人国立高等専門学校機構 長野工業高等専門学校(長野県長野市 校長:江崎尚和 以下「長野高専」)は、障害者や高齢者の暮らしを支える「支援技術(Assistive Technology 以下,AT)」の研究開発に取り組んでいます。今回、令和5年2月18日(土)に「~カードをかざすと発話する~Card to Speech」(※1)を製作する「AT機器の開発体験ワークショップ」を、県立長野図書館3階 信州・学び創造ラボにて開催しました。




目的


 本イベントは、長野高専が参画するGEAR5.0(ギア)プロジェクト(※2)のATに関わる人財育成の一環として、要支援当事者・支援者・関係者が集まる協働の場作りを推進する目的で実施するものです。地域の関係者と連携して、ATに関するワークショップを開催し、参加者に様々な地域課題の解決策につながる支援機器の製作を行っていただきます。




開催概要


 イベント名 :「Card to Speech」~AT機器開発体験ワークショップ~
 開催日   :令和5年2月18日(土)
 会場名 :県立長野図書館3階 信州・学び創造ラボ
 参加者   :支援技術(AT)に関わる当事者・支援者・関係者など

 今回令和5年2月18日に実施したAT機器開発体験ワークショップでは、県内の特別支援学校の教員と関係者合わせて3組6名の参加者に、「Card to Speech」の製作を行っていただきました。
 当日は、参加者1組あたり1名の教職員が付き添いながら、参加者に機器内部への部品の取り付けから、電子部品のハンダ付け作業まで行っていただき、3時間ほどで機器が完成しました。そして、完成した機器にスピーカーを接続しカードをかざして言葉が発話されると、喜びとともに拍手する光景が見受けられました。
 イベント後のアンケートでは、「初めてハンダ付けをして楽しかった」「電子機器を作る体験ができて良かった」という感想がありました。また、活用方法についても、「教具として学校で使用したい」「聞き取りの練習カードとして」「聴覚障がいの方のコミュニケーション支援」等の意見が寄せられました。長野高専としては、今後のAT機器のワークショップについても地域のAT関係者のニーズに沿った有意義なものとなるよう、計画して参ります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/75419/317/resize/d75419-317-8ea73f315a5d88b1195a-1.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/75419/317/resize/d75419-317-2ce712903d343d54cd23-2.jpg ]



※1 Card to Speech とは
 Card to Speech は、長野高専がGEAR5.0プロジェクトで製作したAT機器の1つです。
 利用者はまず、カードに話したい言葉を記録しておきます。利用者がそのカードを機器にかざすことで、記録されている言葉が機器によって発話される仕組みです。カードには、約20文字の短い言葉を記録することが可能です。
 この機器は、「人前で話すのが苦手な人」や「発話することが難しい人」などに使ってもらいたいという思いから製作されました。
<Card to Speech -YouTube>
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=zupcnwio8c0 ]






※2 GEAR5.0プロジェクトとは
 GEAR5.0は、国立高専機構及び国立高専が「Society5.0未来技術人財」育成事業の一環として令和2年度から取り組んでいる事業です。令和5年1月現在、「マテリアル」「介護・医工」「防災・減災・防疫」「農林水産」「エネルギー・環境分野」の5分野が対象となっております。このうち「介護・医工」分野では「持続可能な地域医療・福祉を支えるeAT-HUB(イーエーティ・ハブ)構想 (※3)とAT技術者育成による共生社会の実現」をテーマに、熊本高専を中核拠点校、長野高専を拠点校とした事業が令和2年度から行われています。

プロジェクトHP
⇒[ https://www.nagano-nct.ac.jp/research/gear5/ ]

GEAR5.0プロジェクトについて
⇒[ https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/gakumu/Society50_KOSEN_GEAR5.0.pdf ]


※3 eAT-HUB構想とは
 支援技術(AT)の対象を心身機能の障がいに留めず、障がい者を取り巻く環境や社会にも広げることで、共生社会の形成を支援する構想です。GEAR5.0プロジェクトの拠点校を設置し、全国高専のネットワークを通じて本構想の実現を目指します。




長野工業高等専門学校について


 長野工業高等専門学校は、深く専門の学理、技術を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的として、昭和38年(1963年)4月に開校しました。卒業生は9,000名を超え、理工系の早期一貫教育を行う高等教育機関として産業界等から高い評価を得て今日まで発展してきました。また、近年では複数の工学分野を融合させて問題解決する場面も多く、分野横断的に工学を学ぶ必要性が高いため、そのニーズに応えるべく令和4年(2022年)に従来の5学科が「工学科」の1学科に再編されました。


【学校概要】
[画像3: https://prtimes.jp/i/75419/317/resize/d75419-317-98d4df7210a2831926d2-3.jpg ]

学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 長野工業高等専門学校
所在地:長野県長野市徳間716
校長名:江崎尚和
設立:1963年
URL:https://www.nagano-nct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関


【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
独立行政法人国立高等専門学校機構 長野工業高等専門学校
総務課研究協力・産学連携係
TEL:026-295-7134 
  (お申し込みに関すること)026-295-7577
Email:kenkyu@nagano-nct.ac.jp
[画像4: https://prtimes.jp/i/75419/317/resize/d75419-317-fed8d1aeb15cc35aeead-4.jpg ]

~2022年度、高等専門学校制度は創設60周年を迎えます~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/

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