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【報道参考資料】エボラ出血熱・リベリア 1週間で最大の感染者数、感染拡大とまらず

PR TIMES / 2014年8月19日 15時4分

これまでに778名が感染、402名が死亡



※本信は ユニセフ・リベリア事務所の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、
独自に編集したものです
※原文は http://bit.ly/1lcxrgK でご覧いただけます


【2014年8月15日 モンロビア(リベリア)発】

エボラ出血熱の感染が確認された4カ国は、非常事態を宣言、エボラ出血熱の感染拡大
がとまりません。

ユニセフは、感染と感染拡大を防ぐため、一般市民に向けた教育・広報活動、隔離用
テントやベッドの提供を含めた治療に必要な医療品や予防に必要な消毒用品の提供、
医療従事者への研修・育成などを行っています。

8月15日発表のユニセフ・リベリア事務所による情勢レポート報告書(SitRep #45)の
一部をご紹介します。なお、本報告書の統計は、リベリア保健社会福祉省の報告書に
基づくものです。


■概要


・エボラ出血熱により、リベリアでは人道危機が急速に拡大、正式に「国家非常事態」
を宣言
国内で稼働している保健施設は限られ、政府サービスも限定的、物価-特に食糧価格-
が高騰

・北部のロファ県への出入りは制限されており、隔離状態に、他の地域でも移動の
制限が発生

・感染は広まっており、8/6~8/13に1週間で最大の新たな感染者となる232名を確認、
新たな感染の76%は北部のロファ県と西部のモントセラド県で発生
国内全体に感染が広がっており、新たに2県で感染の疑いを確認

・8月13日時点で、エボラ出血熱第2フェーズ(5月29日以降)におけるリベリア国内での
エボラ出血熱の累計患者数は778名(確認184名・推定421名・疑い173名)、
うち402名が死亡(確認148名・推定188名・疑い66名)

・エボラ出血熱と保健システムの崩壊により、医療従事者への感染も広がる、これまでの
医療従事者の感染者(確認、推定、疑い)は累計88名、うち36名が死亡

・この1週間で、エボラ治療ユニットでの感染者数はほぼ3倍となっており、61名(8/6)
から175名(8/13)に増加、現在、エボラ治療ユニットは2カ所に設置されており、
増床しているものの、この数日間で入院者数は増加しており、増床後も過密状態になる
と思われる

・中部のボング県に新たなエボラ治療ユニット(3カ所目)の設置の協議が進めている、
首都モンロビアでは複数地域に中レベルの隔離センターの設置も検討中

・コミュニティのメンバーによる道路封鎖やデモも続いており、遺体の埋葬を行うのが
難しい状況、また治安中の懸念も高まっている

・ユニセフはエボラ対策支援活動を拡大、7月から12月の活動費に600万米ドル
(6億1,200万円 ※1米ドル=102円で換算)を要請しているが、現在500万米ドルが
不足している状態


・国連は、8月14日にユニセフの支援額600万米ドルを含む支援要請を発表

・過去1週間、ユニセフはリベリア保健社会福祉省とパートナー団体と会議を開催、
モントセラド県の地域の指導者たちを対象に、エボラの予防・啓発活動にあたる
スタッフ100名への新たな研修の実施、リベリアの人に影響力のある人たちへの啓発
活動などを実施、また、エボラ治療ユニット用に消毒用の塩素や折りたたみ式のベッド、
ビニールシートなどを追加で提供


■参考情報:

シエラレオネ発(2014年8月7日)>
エボラ出血熱から回復、143人に エボラ出血熱から回復、143人に
回復した7歳の男の子の笑顔、医療スタッフたちを勇気づける
http://www.unicef.or.jp/news/2014/0019.html


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Sheldon Yett,ユニセフ・リベリア事務所代表 Tel: +231-(0)770-25-7100
syett@unicef.org
Dr. Fazlul Haque, ユニセフ・リベリア事務所副代表 Tel: +231-(0)770-25-7400
fhaque@unicef.org
Rukshan Ratnam, ユニセフ・リベリア事務所広報官Tel: +231-(0)770-25-7110
rratnam@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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