世界初の車載用サージ保護デバイスを発表
PR TIMES / 2012年8月1日 10時27分
~ 自動車業界で推奨されるISOパルス規格準拠の小型保護デバイスTransil(TM)が、
センシティブな車載電装品の認定に要する時間を短縮し、コストを削減 ~
エレクトロニクス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的
半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、自動車
業界の推奨規格に準拠した唯一のサージ保護デバイスを提供しており、車載
電装品メーカーによる安全性・信頼性を向上させたシステムの供給をサポート
しています。これらの過渡電圧抑制回路(transient voltage suppressor, TVS)
は、各種認定に要する時間を短縮するため、より短期間で価格競争力のある
新製品の開発を可能にします。
サージ保護は、車両の電気配線に望ましくない電圧パルスが、安全システム、
制御用モジュール、インフォテインメント機器等の損傷を受けやすいサブ
システムを破損するのを防ぎます。この様なパルスは、搭乗者からの静電気放電
(ESD)、サブシステム(モータ・ドライバやエアコン等)のオン・オフ、
またはバッテリが突然切断になった際の負荷等によって発生することがあります。
設計者は、従来、車両では稀なパルス形状を規定した工業規格に準拠する
デバイスを選択していました。
STの小型サージ保護デバイスTransilのSM4TY-SM30TYシリーズは、自動車業界で
使用されるパルス規格に準拠しています。また、ディスクリート半導体の自動車
信頼性試験規格AEC-Q101およびAGAC(Automotive-Grade Approval Certificate)
にも準拠しています。これにより、設計者は、工業規格と自動車規格の同じ部分
を調査し、新しいサブシステムの各設計を再認定する必要がなくなります。
したがって、新しい革新的なサブシステムを迅速かつ優れたコスト効率で開発
することができます。
保護デバイスであるTransilは、小型表面実装型パワー・パッケージ
(12.8mm2~46mm2)に実装され、車両の配線中に発生するパルスとESD過渡に
含まれる電力(400W~3000W)に対応します。
車載用保護デバイスTransilの特徴
・電気的過渡現象:ISO 7637に基づき試験・認定済み
・ESD放電:ISO 10605に基づき試験・認定済み
・AEC-Q101準拠
・全デバイスが単・双方向構成で使用可
・SM4TY:SMAパッケージ(2.55 x 5.05 mm)、400 W
・SMA6TY:SMAパッケージ(2.55 x 5.05 mm)、600 W
・SM6TY:SMBパッケージ(3.60 x 5.35 mm)、600 W
・SM15TY:SMCパッケージ(5.90 x 7.95 mm)、1500 W
・SM30TY:SMCパッケージ(5.90 x 7.95mm)、3000 W
現在、STの車載用保護デバイスTransil(AGAC準拠)は量産中で、表面実装型
パッケージ(SMA、SMB、SMC)で提供されます。価格は単方向デバイスが約0.118
~0.528ドル、双方向デバイスが0.129~0.558ドルです。大量購入時の価格に
ついてはお問い合わせください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、Sense & Powerおよびマルチメディア・コンバージェンス分野の多種多様
なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。
エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアから
スマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や
遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍して
います。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」
の実現に取り組んでいます。2011年の売上は97.3億ドルでした。さらに詳しい
情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
マウザー、InfineonのCYT3DL TRAVEO(TM) T2G 32ビット車載マイクロコントローラの取り扱いを開始
PR TIMES / 2024年12月5日 14時40分
-
STマイクロエレクトロニクス、フェールセーフ機能と保証された起動時間で信頼性向上と省電力化を実現するコンパレータを発表
PR TIMES / 2024年12月3日 18時15分
-
STマイクロエレクトロニクス、産業機器のモニタリングや生活家電向けにターンキーのリファレンス設計を提供するIO-Linkアクチュエータ・ボードを発表
PR TIMES / 2024年11月25日 17時15分
-
マウザー、Microchip TechnologyのPIC64GX RISC-Vマイクロプロセッサの取り扱いを開始
PR TIMES / 2024年11月19日 12時40分
-
独自設計のパッケージで絶縁耐性を大幅に向上!xEVシステムの高電圧化にも対応したSiCショットキーバリアダイオードを開発
PR TIMES / 2024年11月12日 11時15分
ランキング
-
1レカロをイタリア企業が買収、2025年に欧州事業再開へ…日本は影響なし
レスポンス / 2024年12月9日 14時0分
-
2[今週の日本株]日経平均4万円超えあるか?~想定外の株価動向に要警戒~
トウシル / 2024年12月9日 13時45分
-
3キオクシア上場へ1株1455円 時価総額は7840億円
共同通信 / 2024年12月9日 17時9分
-
42025年の日経平均株価は一体いくらになるのか デフレ脱却相場の当面のピークは7月に来る?
東洋経済オンライン / 2024年12月9日 9時30分
-
5NEC森田社長に聞く「2025年の投資戦略」 BluStellarとDX人材活用はどうなる?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月7日 19時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください