【報道参考資料】イラク北部 ヤズディ教徒 国境を越えシリアへ 

PR TIMES / 2014年8月19日 15時19分

感染症のリスク懸念、ユニセフは浄水剤などを支援



※本信は ユニセフ本部の情報を、日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に
編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_74817.html でご覧いただけます


【2014年8月18日 マリキヤ(イラクとシリアの国境沿い)発】

推定1万2,000人のイラク難民が、遥か遠い道のりを歩いて国境を越え、シリアの
難民キャンプに身を寄せています。そのうちの数千万人は子どもたちです。

イラク少数派のヤズディ教徒たちが、国境を越えたシリア・マリキヤのはずれに
あるナウルズ(Nawrouz)キャンプに到着し始めてからおよそ2週間が経過。過去2日間、
このキャンプで新たに登録された難民がいないことから、難民到着の波は一旦落ち
着いたようにみられる、とユニセフのスタッフは語ります。


しかし、今後より多くの難民が到着するのに備え、追加のトイレの設置や水設備の
改善など、支援団体によるキャンプの設備の充実化が進んでいます。

国連機関がシリア・アラブ赤新月社(SARC)や地元の支援団体、クルド人救済委員会、
市民社会と連携し、水や食糧、避難場所、服、医薬品を提供し始めて以来、状況は
着実に改善しています。しかし、懸念が完全に払拭されたわけではありません。

「物事は以前よりも順調ですが、水が原因となる感染症のリスクが依然として
潜んでいます」と、ハサカ県カーミシュリー(Qamishli)にあるユニセフ現場事務所
代表エルタイェブ・アダムは語ります。「我々が最も危惧するのは、難民キャンプ
の不衛生な環境です。特に今のような酷暑のなかでは、きれいな水が緊急に必要と
されています」

ユニセフは、浄水剤3,000錠以上を含む、命を守る支援物資をナウルズキャンプに
届けました。他にも、高カロリービスケットや子ども服、薬用石鹸、下痢・助産
キット、生理用ナプキン、ごみ袋などを支援物資として提供しています。追加の
緊急支援物資は、カーミシュリー近郊にすぐに到着する予定です。


ヤズディ教徒の人々、特に子どもたちは、酷暑のなか長い道のりを歩いてシリア
に到着し、極度に疲労困憊している、と支援に携わるスタッフは言います。難民の
一人ひとりが、恐ろしいほどの苦難を経験しているのです。

幼い赤ちゃんを抱いた母親が、山々を逃げながら出産した話を語ります。
「出産は大変でした。夜の8時から次の朝5時までかかりました。それから3日も
経たないうちに、再び歩いて逃げなければならなかったのです」

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