第164回芥川賞受賞&2021年本屋大賞ノミネート 宇佐見りん『推し、燃ゆ』 受賞9日で、20万部突破
PR TIMES / 2021年2月1日 9時45分
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第164回芥川賞受賞作 宇佐見りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社 東京都渋谷区・代表取締役社長小野寺優)が1月29日を以て発行20万部を突破しました。本作は2020年7月発売の「文藝」秋季号に一挙掲載された作品で、掲載直後よりSNSを中心に話題沸騰。同号は発売4日で異例の増刷が決まるほどの話題となり、9月に単行本化した作品です。
単行本も順調に版を重ね、受賞前の時点で7万部まで部数を伸ばしていました。1月20日夕方に芥川賞受賞が報道されると、またたく間に全国の書店店頭から在庫が払底し、即3万部の重版を決定しましたが、予約でいっぱいに。また、受賞翌日の1月21日には本作の2021年本屋大賞へのノミネートが発表され、さらなる注文が殺到し、受賞後9日で20万部を達成する運びとなりました。本作の主人公は、「推しは私の背骨」という信条の元、アイドル上野真幸を“解釈“することに心血を注ぐ、16歳の高校生・あかり。彼女の「推し」がファンを殴って炎上するところから物語は始まります。
「推し」という言葉に馴染みが深い10~20代はもちろん、そんな子供たちを「理解したい」と考えている親世代、そして、「推し」の有無にかかわらず、何かの存在を心の支えにして困難な毎日を生きる人たちから熱烈な支持を得ています。
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作者・宇佐見りんさんは1999年に静岡県で生まれ、幼少時から神奈川県在住。現在は21歳、大学2年生です。2019年、『かか』で母親との関係に苦しむ少女を描き、第56回文藝賞を受賞し、鮮烈なデビューを飾りました。また、同作は2020年に三島由紀夫賞(第33回)を史上最年少で受賞。2作目となる本作『推し、燃ゆ』で、今回、芥川賞初ノミネートにして受賞となりました。
21歳の新たなる才能に今後もご注目ください。
【あらすじ】
あかり、16歳。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。
【大量40ページ試し読み公開中】
「推しが燃えた」「推しは命にかかわるからね」──SNS大激震、掲載誌完売店続出、宇佐見りん『推し、燃ゆ』単行本刊行直前 大量試し読み40ページ分無料公開!
https://web.kawade.co.jp/bungei/3741/
【書誌情報】
推し、燃ゆ
宇佐見 りん 著
単行本 46 ● 128ページ
ISBN:978-4-309-02916-0 ● Cコード:0093
発売日:2020.09.11
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309029160/
【発売記念 フリーペーパー(著者コメントつき)】
推しだけでなく、推しを推すこともまた、尊く、しんどいと思うのです。──宇佐見りん
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