太陽光発電パワーコンディショナに最適な「パワーエレクトロニクス用フィルムキャパシタ」を製品化

PR TIMES / 2012年8月31日 10時18分



パナソニック株式会社 デバイス社は、太陽光発電パワーコンディショナなどのインバータ電源の入力フィルタ用や直流平滑用に最適な、長寿命と高い安全性を実現した「パワーエレクトロニクス用フィルムキャパシタ[1]」を製品化しました。

近年、著しく需要が伸長している太陽光発電システムでは、パワーコンディショナと呼ばれるインバータ電源により、太陽電池モジュールで発電された直流電流を、家庭で使える交流電流に変換しています。このパワーコンディショナには、ノイズ除去フィルタ用や直流平滑用のために多くのキャパシタが使われています。当社では、「HEV/EV向けインバータ用フィルムキャパシタ」を量産し、市場から高い評価をいただいておりますが、この技術を展開し、長寿命と高い安全性を備えた「パワーエレクトロニクス用フィルムキャパシタ」を製品化、量産を開始します。

■パワーエレクトロニクス用フィルムキャパシタ DC-Link EZPEシリーズの特長
(※)当社従来品:電気機器用コンデンサ(家電機器などのモーター運転用)

1.高耐圧フィルムと新規蒸着電極で長寿命化を実現
期待寿命:10万時間 当社従来品(※)比 約5倍
(太陽光発電パワーコンディショナとしては約25年相当)

太陽光、風力発電システムなどのインバータ電源のノイズ除去フィルタ用や直流平滑用に使用されるキャパシタには、長寿命と高い安全性が要求されています。当社では、「HEV/EV向けインバータ用フィルムキャパシタ」を量産しており、この車載用途で培った信頼性技術を展開し、今回、長寿命と高安全性を実現した「パワーエレクトロニクス用フィルムキャパシタ」を製品化しました。高耐圧フィルムを採用し、当社独自のパターン蒸着にて内部電極を形成することで、キャパシタの信頼性を向上、製品寿命を大幅に伸ばす(当社従来品比、約5倍)ことに成功、期待寿命10万時間(太陽光発電パワーコンディショナとしては約25年相当)を実現しました。これにより、太陽光、風力発電システムをはじめ、無停電電源装置(UPS)、産業用DCモータドライバなど、長期にわたり使用される機器の保証時間の拡大に貢献できます。

2.独自のパターン蒸着電極の導入で安全性を向上
保安機構付きで、安全性を向上

製品安全に対する意識が高まる中、部品単体に対しても安全性の向上が強く求められています。当社では、独自のパターン設計技術と蒸着要素技術を融合し、高安全性を付加した蒸着パターン電極の開発により保安機構[2]を内蔵したキャパシタを製品化しました。これにより、経年劣化を含む部分的な弱点部が発生した場合でも、ヒューズ機能にて弱点部を切り離すことができるため、キャパシタ全体の破壊に至らず、正常機能を維持します。キャパシタとしての故障、破壊時のモードはショートモード[3] ではなく、オープンモード[4] であるため、高い安全性を実現しました。

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