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漢方診療によるコロナ感染後遺症患者のための「Long COVID漢方外来」を開設

PR TIMES / 2021年9月27日 11時45分

順天堂大学医学部附属順天堂医院(院長:高橋和久)は、新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)の後遺症に長期にわたって苦しむ患者さんのために「Long COVID漢方外来」を同院総合診療科内に2021年10月1日より開設いたします。



[画像: https://prtimes.jp/i/21495/343/resize/d21495-343-289444-pixta_63263429-0.jpg ]


「Long COVID漢方外来」について
「Long COVID漢方外来」は、順天堂医院 総合診療科内において、COVID-19後に遷延する倦怠感、頭痛、味覚・嗅覚障害、脱毛、集中力低下や頭がすっきりしない(ブレインフォグ)などの諸症状のご相談をお受けし、医療用漢方エキス製剤を用いた症状緩和のための漢方診療を行います。

対象諸症状


新型コロナウイルス感染症と診断され1か月以上経過している方
新型コロナウイルス感染症ワクチン接種後の後遺症でお困りの方
受診時点でのどの痛み・咳・鼻水など(急性期症状)がない方

当外来は完全予約制としております。受診希望の方は総合診療科受付にご相談ください。

「Long COVID 漢方外来」を担当する医師は、漢方医学の専門知識を活かしながら、それぞれ西洋医学専門領域の臨床に日々携わる、いわば東西医学二刀流の医師です。当外来は漢方診療を基本としますが、西洋医学的検査などが必要と判断された場合には、大学病院であることを活かし幅広く対応することができます。
新型コロナ後遺症に苦しむ患者さんの症状改善にお役に立てるよう努めながら、症例報告などによる情報の発信や、大学病院の研究・教育機関としての役割を担う活動を積極的に行っていきます。

順天堂医院 総合診療科 担当医師


月曜午後 福井 由希子(ふくい ゆきこ)/総合診療科 准教授
火曜午前 齋田 瑞恵 (さいた みずえ)/総合診療科 准教授
水曜   原田 佳尚(はらだ よしなお)/漢方先端臨床医学 特任助教


【COVID-19後遺症に対する漢方診療について】
COVID-19の長期流行により、罹患後で肺炎症状が改善した後も、倦怠感、頭痛、味覚・嗅覚障害、脱毛、集中力低下や頭がすっきりしない(ブレインフォグ)などの症状が遷延する、いわゆる新型コロナ後遺症(Long COVIDまたはlong hauler)で苦しむ方が多く存在することが報告されています。
現段階では発症メカニズムの解明や遷延する症状に対する治療薬は開発途上です(2021年8月現在)。しかし、漢方医学においては、西洋医学の病名にとらわれない診療が可能であり、症状の緩和や日常生活の質(QOL)の改善が期待できます。また、ワクチン接種後の体調不良についても同様に対応が可能です。
日本で用いられる漢方薬の多くは『傷寒論』という医学書を出典とするものであり、「新型インフルエンザ」や「腸チフス」に相当する疾患の感染症治療に古くから用いられてきました。また、近年では、WHOが2019年に国際疾病分類の第11回改訂(ICD-11)において、伝統医学の項目を新たに導入し、漢方医学を含む東アジア伝統医学が「Supplementary Chapter Traditional Medicine Conditions」として掲載され、世界的にも統合医療のひとつとして注目されています。

当外来は完全予約制としております。受診希望の方は総合診療科受付にご相談ください。

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