健康増進型・賃貸シニアレジデンス「オウカス」における暮らしと健康維持の関係性検証、ゼロ次予防戦略を進める千葉大学予防医学センターと共同研究契約を締結
PR TIMES / 2021年11月8日 13時15分
ー住環境・コミュニティ・運動等の項目で入居者・非入居者データを分析ー
野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:松尾大作、以下当社)、野村不動産ウェルネス株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:松本裕樹、以下野村不動産ウェルネス)は、千葉大学予防医学センターの近藤克則研究室(以下、近藤研究室)と、健康増進型・賃貸シニアレジデンス「オウカス」での暮らしと健康維持の関係性を検証する目的で、共同研究に関する契約を締結しましたので、お知らせします。
研究の内容
[画像1: https://prtimes.jp/i/25694/353/resize/d25694-353-9ab9de9d7c0a461d7634-0.png ]
本共同研究では、千葉大学予防医学センターの研究で既に検証されている、立地、コミュニティなどの社会環境や居住環境、運動等が健康長寿を支えているという結果を踏まえ、オウカスの施設運営で大切にしている以下のような取組みが、どの程度健康寿命の延伸に寄与しているか、オウカスでの暮らしと健康の関係性を検証します。
・施設立地 :徒歩圏に公園や商業施設等があり、また駅・バス停距離が近く交通利便性の高い立地
・コミュニティ:月50回程度実施している館内イベント・サークル活動
・運動プログラム:館内にフィットネススタジオがあり気軽に運動できる環境、楽しく参加できる集団プログラム
データの取得にあたっては、オウカスのご入居者様に、健康と暮らしに関するアンケート(2021年11月下旬予定)にご協力頂き、近藤克則氏が代表を務める日本老年学的評価研究(JAGES(※1))で調査している一般高齢者のアンケートの結果と比較し、研究を進めてまいります。本共同研究の結果は2022年4月頃の発表を予定しており、研究により明らかになった内容をもとに、オウカスを運営する上での最適なサービス拡充、ゼロ次予防(※2)という考え方の社会発信等を行ってまいります。
※1 健康長寿社会を目指し予防政策の科学的な基盤づくりを目的とした研究であり、千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門が中核的機能を果たすと共に、国立長寿医療研究センター、東北大学、東京大学、浜松医科大学、日本福祉大学など多くの研究者が参加しています。
※2 本人が意識的努力(運動や健康食など)を行う「一次予防」の概念に対し、本人が意識的努力をせずとも、暮らしているだけで自然と健康へと導く社会的環境を目指し、WHO(世界保健機関)によって提唱された新たな概念。
研究の背景
健康長寿社会の実現に向け、高齢者人口の約8割(※3)を占める自立高齢者が、重度の要介護化に至らないよう取り組むことが重要です。現状、高齢者向け住宅では要介護者を対象とする住宅が多く、自立高齢者を対象とし、心身の虚弱化(フレイル)の予防に取り組むような住宅・サービスは少ない状況にあります。
オウカスは、入居者及び家族の皆様の「健康寿命の延伸」と「世界一の人生づくり」を目指し、健康維持・増進に取り組む健康増進型・賃貸シニアレジデンスのブランドです。「運動、食事、コミュニティ、医療介護連携」の4つの視点から、「住むことで自然と健康になれる」というゼロ次予防の概念を盛り込んだ「オウカス・ウェルネスプログラム」を提供。またコロナ環境下においても、入居者の身体機能・認知機能の維持・向上に取り組んでおります。
千葉大学予防医学センターは、本人が意識的努力を伴うことなく、暮らしているだけで健康で活動的になるコミュニティ「Well Active Community(WACo)」の構築を目指しており、中でも近藤研究室は日本全国の多数の自治体を対象とした調査により、世界一の健康長寿を誇る日本の高齢者の実態を多面的に描き出しているとともに、取り巻く社会環境が健康に与える影響の効果評価を行うことに強みを持っております。
このような千葉大学予防医学センターの指針と、オウカスが目指す健康長寿社会への取組みの在り方が一致し、このたびの共同研究に至りました。
※3 厚生労働省 介護保険事業状況報告(年報 令和1年)
千葉大学予防医学センター 近藤克則教授のコメント
住環境によって、そこに暮らす人の健康状態が異なることがわかってきました。入居者の健康長寿を願い、サービスを提供しているオウカスの入居者は、非入居者に比べ、どれ位、健康長寿なのかを、追跡調査をして明らかにしたいと思います。
[画像2: https://prtimes.jp/i/25694/353/resize/d25694-353-0bb0eec94e8dbc0917cb-1.png ]
【ご参考情報】
■Well Active Community(WACo) ~ 暮らしているだけで、健康で活動的になるコミュニティ ~
これまでの研究で、健康に影響をおよぼす住まいや街の姿が解明されつつあります。千葉大学予防医学センターでは、研究課題「ゼロ次予防戦略によるWell Active Community(WaCo)のデザイン・評価技術の創出と社会実装」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)が展開する「産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(Program on Open Innovation Platform with Enterprises, Research Institute and Academia: OPERA)」にも採択されたことを受け、こうした知見を整理したゼロ次予防戦略に基づき、暮らしているだけで、健康で活動的になるコミュニティ・WACoの構築を産学共同のコンソーシアムで目指します。
具体的には、「設計ツール」「健康プログラム」「評価ツール」からなる3つのキーテクノロジーを開発し、それらを相互に関連づけ、新たなビジネスを提案するとともに、まちづくり支援や教育・人材育成を主導するプラットフォームを構築します。これらの活動を総合し、予防医学に基づく、健康で活動的なコミュニティを創出することを目的としています。
<千葉大学予防医学センターが健康長寿社会で目指す姿>
[画像3: https://prtimes.jp/i/25694/353/resize/d25694-353-fd646857086abbf9f73f-2.png ]
<WACoのキーテクノロジー>
[画像4: https://prtimes.jp/i/25694/353/resize/d25694-353-7e7821f4adb694b1a41c-3.png ]
■健康増進型・賃貸シニアレジデンス「OUKAS(オウカス)」について
オウカスは、入居者及び家族の皆様の「健康寿命の延伸」と「世界一の人生づくり」を目指す、健康増進型・賃貸シニアレジンデンスです。1.商業施設・公園・病院などが徒歩圏にある利便の高い立地、2.住まうことが誇らしくなる建物及び日々の時間が豊かになる多彩な共用空間と住戸プラン、3.カラダとココロの両方から健康維持・増進を図るサービス、を特徴としています。中でも、3.の、入居者の健康寿命延伸に向けた様々な取り組みの総称である「オウカス・ウェルネスプログラム」は、i)独自の運動プログラム、ii)栄養士管理によるバランスのとれた美味しい食事、iii)入居者同士のコミュニティ、iv)医療・介護の専門知識をもつスタッフ、の4つの要素を特徴とし、2019年度にはグッドデザイン賞も受賞しています。今後も、日々の生活の中で入居者が心身ともに自然と健康になれる仕組みを取り入れながら、入居者及び家族の皆様が楽しく、安心・安全で過ごせる毎日を支援してまいります。
URL:https://www.nomura-re-wn.co.jp/
<施設一覧>
・オウカス船橋:https://nomura-re-wn.co.jp/funabashi/
・オウカス幕張ベイパーク:https://nomura-re-wn.co.jp/kaihinmakuhari/
・オウカス吉祥寺:https://nomura-re-wn.co.jp/kichijoji/
・オウカス日吉:https://nomura-re-wn.co.jp/hiyoshi/
・オウカス志木:https://nomura-re-wn.co.jp/shiki/
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