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石川県輪島市とふるさとチョイス、ふるさと納税を活用して、国指定文化財(名勝)「白米千枚田」の保全活動において3,000万円の資金調達を開始

PR TIMES / 2019年8月30日 11時3分

~地域の課題解決の資金を募る「ガバメントクラウドファンディング(R)」を活用 ~

石川県輪島市(所在地:石川県輪島市、市長:梶文秋、以下「輪島市」)とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は本日8月30日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング(R)」(以下GCF)において、国指定文化財(名勝)「白米千枚田」の保全を目的としたプロジェクトを開始しました。募集期間は2019年8月30日~2019年12月31日(124日間)、目標寄附金額は3,000万円です。

 本プロジェクトでは、国指定文化財(名勝)である「白米千枚田」の保全活動を担っている白米千枚田愛耕会のメンバーの重い負担を軽減するための施設を整備します。高低差約50mの傾斜地に小区画の田んぼ1,004枚を管理していますが、田んぼが小さいが故に作業の機械化ができず、大変な労苦と手間ひまが掛かる耕作によって守られてきました。しかし、白米千枚田愛耕会のメンバーも高齢化が進み、一年一年耕作が厳しくなる深刻な問題を解決するためのものです。

 今回、輪島市が活用するGCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いで寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、GCFへの関心は益々高まることが想定されます。

 輪島市は、本事業を通じて、国指定文化財(名勝)であり、世界農業遺産「能登の里山里海」のシンボル的な存在である「白米千枚田」の魅力を広く伝えるとともに、美しい日本の原風景を後世に遺すために活動団体を支援します。

 輪島市産業部観光課主任 上濱真紀子のコメント
「昨年、観光課へ20年ぶりに配属され、白米千枚田と向き合いました。この間、市の担当者は何人も変わったのに、迎えてくれた地元耕作者の方は、シワと白髪が増えた懐かしい顔ぶれでした。千枚田は、当時より役所との関わりが多くなり、制度も変わったなというのが第一印象でした。それもそのはずです。地元白米町の耕作者はたった1人になり、2007年から始めたオーナー制度の田んぼを管理してくれている『白米千枚田愛耕会』の方々もほぼ70歳を越え、広がるのは機械の入らないほぼ手作業の小さな田んぼが1,004枚。このお米と景色をこれから先も残し伝え続けていくために、私たちにできることがあるならば、地元耕作者・愛耕会、そして関わって下さる全ての方々へ感謝の気持ちを持ち、一人でも多くの方に白米千枚田を知ってもらい、訪れていただく。または関わっていただけるようPRすること。1年でも長く千枚田の良い状態が続いていくよう支援していくこと。これが私たちの仕事であり、使命であると今は強く感じています。その一つとして、この度のオーナー制度支援施設の整備を行いたく、皆様の温かいご支援をお願いいたします。」

□■ 新事業の概要 ■□
◆プロジェクト名: 世界農業遺産・国指定文化財(名勝)「白米千枚田」を後世に遺したい!
◆サイト運営会社: 株式会社トラストバンク
◆募集額: 3,000万円
◆期間:2019年8月30日~2019年12月31日(124日間)
◆寄附金の使い道:寄附金の全額を農機具庫などの施設整備費に充当
◆プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/603
(注)募集期間は、延長の場合がございます。

輪島市のふるさと納税の取り組みについて
2014年から「ふるさとチョイス」を活用して、ふるさと納税の取り組みを強化。日本が世界に誇る伝統工芸「輪島塗」や加能ガニなどの地場産品をお礼の品に採用し、市内経済の活性化に努めてきた。ふるさと納税制度は本年6月に法改正され、寄附額に対するお礼の品の割合(返礼率)を30%以下とされたところであるが、本市ではこの時点から返礼率を30%(原則。返礼品の送付にかかる経費を含む。)以下と設定し、取り組んできた。2015年には、石川県内で初めてGCFを実施。以降2017年、2018年にも実施し、今回で4回目のGCFとなる。また、「ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合」にも県内で唯一参加している。

ガバメントクラウドファンディング(R)とは
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。ガバメントクラウドファンディングでは、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。
※ガバメントクラウドファンディング及びGCFは、株式会社トラストバンクの登録商標です。
※ふるさとチョイスHP内GCFサイト:https://www.furusato-tax.jp/gcf/

株式会社トラストバンクについて
2012年4月設立。2012年9月、ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を開設。同サイトは、約1億9,500万の月間PV数(2018年12月)、契約自治体約1,500自治体超(2019年8月)、お礼の品登録数20万点超(2019年8月)を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長。2013年9月、ふるさと納税の制度を活用したプロジェクト型課題解決支援「ガバメントクラウドファンディング(R)」をスタート。2014年9月、災害時にふるさと納税制度を通じて被災地を支援できる「ふるさとチョイス災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国すべての自治体に無償でプラットフォームを開放。

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