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Coltが 西日本での自社ネットワーク拡張において、世界最高クラスの大容量と低消費電力を実現する富士通のトランスポートブレードを活用

PR TIMES / 2024年11月28日 17時45分

広島、岡山、福岡の3拠点で国内SIパートナーのデータセンターと連携

Coltテクノロジーサービス株式会社(代表取締役:大江 克哉、所在地:東京都港区六本木、以下Colt)と富士通株式会社(代表取締役社長:時田 隆仁、本店所在地:神奈川県川崎市、以下 富士通)は本日、富士通のトランスポートブレード「Fujitsu Network 1FINITY(以下 1FINITY) T900 / T950」(注1)を、現在Coltが2025年の稼働を目指して広島、岡山、福岡の3拠点で進めている、西日本でのネットワーク拡張に活用することを発表しました。Coltは、世界最高クラスの大容量と低消費電力を同時に実現し、日本国内に製造および技術サポート体制を持つ富士通の製品をColtの西日本ネットワーク拡張に活用することで、レジリエントでサステナブルな社会の実現を支えるより確かなネットワーク品質を実現し、西日本におけるSIパートナー各社のデータセンターとの連携を可能にします。



富士通とColtは、これまでも技術検証において協力関係にあり、2023年7月に共同で実施した実証実験では、国内における商用長距離ネットワークの1波長当たりの最大伝送速度について毎秒800ギガビットを達成しました。この実証実験は、東京と大阪を結ぶ約600kmの間で実施し、富士通のL-band/C-band トランスポートブレード「1FINITY T700 / T900」と、Coltの専用線サービス「Colt Wave」を使用しています。

今回採用された富士通の「1FINITY T900 / T950」は、光1波長あたり毎秒1.2テラビットの世界最高クラスの大容量データ送信を実現する光送受信機です。富士通独自のクローズドループ水冷技術(注2)を採用することで、従来の空冷システムと比較して2倍の冷却能力と、発生する騒音の50%低減を実現しました。本器は適合する光ネットワーク上で1波長あたり毎秒1.2テラビットの大容量伝送と、従来製品比で到達距離の40%向上を両立しながら、システム全体のCO2排出量の60%削減を可能にします。(値は富士通の光伝送プラットフォームに共に使用される、ラインシステム(光波長多重装置)「1FINITY L900」の先端技術を採用した場合の最大見込み)

また、Coltの専用線サービスである「Colt Wave」は、業界標準の主要な光インターフェースとプロトコルをサポートし、冗長性と多様性のあるファイバー・アーキテクチャを基盤とし、益々高まる回線のパフォーマンスと回復力の要求に応えます。また、同サービスは、毎秒1ギガビットから400ギガビットまでの広帯域幅をサポートするレイヤ1専用データサービスで、世界40か国以上、日本の主要5都市を含む230の都市と275以上の光PoP(Point of Presence、ネットワーク接続拠点)より、都市内、国内、国際地域間のシームレスな接続を提供します。Coltのネットワークは、世界1,100以上のデータセンターと世界3万2,000以上の商用ビルを接続しています。

今回の富士通のトランスポートブレードの採用に関し、英Coltテクノロジーサービス アジア太平洋地域社長 水谷 安孝は以下のように述べています。
「日本を代表するICTベンダーであり、当社の販売パートナーでもある富士通様とは、これまでも東京―大阪間の商用長距離ネットワークに関する実証実験などでご協力いただき、その確かな技術力と日本国内における盤石なサポート体制に大変感銘を受けておりました。今回、当社の今後の成長の鍵となる、西日本での自社ネットワーク拡張において、富士通様にトランスポンダーのご提供および技術サポートをいただけることは、当社としても心強い限りです。」

また、富士通株式会社 フォトニクスシステム事業本部 本部長 松井 秀樹は以下のように述べています。
「このたび、グローバルにネットワーク事業を展開されるColtテクノロジーサービス様に当社の技術およびサポートを高く評価いただき、ご採用いただいたことは当社にとって大変光栄です。今回の西日本ネットワークでの貢献に続いて、グローバルにColtテクノロジーサービス様と協業し、ネットワークの高信頼化、大容量化および低消費電力化に貢献していきます。」

【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

【注釈】
注1
Fujitsu Network 1FINITY:
従来の光伝送機器を、WDM/トランスポート/スイッチ機能分離(ディスアグリケーション)した富士通製光伝送システム。今回採用されたT900/T950は、光1波長あたり毎秒1.2テラビットの大容量伝送と同時に低消費電力を実現するトランスポンダーで、AC/DC電源対応の違いがある。T700は光1波長あたり最大毎秒400ギガビットの伝送が可能。WDMシステムであるL900と組み合わせることで最大限のパフォーマンスを提供する。

注2
クローズドループ水冷技術:
冷却構造を全て装置内に収めることで、既存施設を更新する必要がなく、長期間にわたり使用される光伝送装置において不可欠な高信頼性やメンテナンス性を保ちながら、冷却効率を向上させる水冷技術。

Coltについて
Coltは、顧客企業のビジネスを成功に導く、「想像を超えたつながり(Extraordinary Connections)」を提供する、グローバルなデジタル・インフラ提供企業です。
優秀な人材と同じ志を持つパートナーに支えられ、デジタル・ユニバースの力をどこでも、いつでも、そしてあらゆる方法でお客様に届けるという目的を持って行動しています。
1992年にロンドンで創業、’City of London(Telecommunications)‘の伝統と共に成長し、今では世界40カ国、80オフィスに従業員6,000人を抱える企業となっています。
Coltの顧客は、ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、北米最大のビジネス拠点にまたがる230都市32,000の商用ビル、50以上のメトロポリタン・エリア・ネットワーク、275以上のPoP(アクセスポイント)を接続する広範なデジタル・インフラストラクチャから恩恵を得ています。
株式非公開企業であるColtは、最も財務健全性の高い企業の一社でもあります。
Coltは業界を牽引する優れた顧客体験の提供に注力し、顧客企業の革新を、自身の価値観や顧客企業、パートナー、人類、及び地球への責任を以て支援します。
詳細については、https://www.colt.net/ja/をご覧ください。

富士通株式会社について
富士通のパーパスは、イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくことです。100か国以上のお客様に選ばれるデジタル・トランスフォーメーション(DX)パートナーとして、約12万4,000人の富士通グループ社員が、世界が直面する複雑な課題解決に取り組んでいます。富士通が注力する5つの重点技術領域である、AI、コンピューティング、データ&セキュリティ、ネットワークおよびコンバージングテクノロジーを駆使した幅広いサービスとソリューションを組み合わせ、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を実現します。
富士通(東証:6702)の2024年3月期の連結売上高は3兆7,000億円(260億米ドル)で、国内ITサービス市場におけるベンダー売上でトップシェアを維持しています。
詳しくは、富士通の公式ウェブサイト(https://global.fujitsu/ja-jp)をご覧ください。

(補足:掲載先メディアや閲覧環境の仕様によっては、代表取締役社長 時田 隆仁の「隆」の文字が正しく表示されない場合があります。正しくは、「隆」の「生」の上に「一」が入ります。)

【本件に関するお問い合わせ】
富士通株式会社
富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200(通話無料)
受付時間: 9時~12時および13時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・富士通指定の休業日を除く)
お問い合わせフォーム(https://contactline.jp.fujitsu.com/customform/csque04802/873532/
当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。


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