富士通、AWSとのグローバルな戦略的協業契約を拡大し、お客様のデジタルトランスフォーメーションを加速
PR TIMES / 2024年12月2日 17時15分
当社は、Amazon Web Services(注1)(以下、AWS)と2024年11月29日に3年間のグローバルな戦略的協業契約 (SCA)を締結しました。本協業は、これまでAWSと締結していたモビリティ、金融、小売分野における協業を全業種へと拡大するものです。
本協業を通じ、これまで当社が様々な業種で培ってきたシステム構築のノウハウや、社会課題を起点とした事業モデル「Fujitsu Uvance」のオファリングを、AWSのクラウドサービスと連携し、最適化されたアーキテクチャーを採用することで、より多くのお客様における経営・業務課題を解決するデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速とビジネス変革を支援します。
また、AWSによる戦略的なトレーニング支援により、当社のAWS認定資格保有数を3年間で現状の約7,000件から12,000件規模へ拡大することでデリバリー体制を強化し、両社の共同提案強化による受注を含め、800件以上の受注獲得を目指します。
【背景】
当社は、これまでもモビリティ、金融および小売分野においてAWSとの戦略的協業を行ってきました。このたび、より多くのお客様のDX加速とビジネス変革を支援するために両社の協業を全業種向けに拡大します。
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成目標年である2030年が迫る中、当社は持続可能な世界の実現に向け、お客様のビジネス成長と社会課題の解決を目指す「Fujitsu Uvance」を推進しています。「Fujitsu Uvance」では、当社が長年培ってきたテクノロジーと様々な業種ノウハウを融合し、業種間で分断されたプロセスやデータをつなぐことで、これまでにない解決策や知見を導き出すことを目指します。
本実現のためには、レガシーシステムからの脱却と、パートナーとの連携によるクラウドの戦略的な活用が不可欠です。
【協業の概要】
1.AWSのクラウドサービスへの移行支援を強化
2024年3月に発表したレガシーモダナイゼーションの協業で戦略的ターゲットとしたメインフレームやUNIXサーバ上で稼働する基幹システムに加え、様々なシステムのAWSのクラウドサービスへの移行支援を両社で強化します。柔軟かつ高品質なインフラの構築を実現する「Fujitsu Cloud Transformation Service」(https://www.fujitsu.com/jp/services/hybrid-it-service/fcts/)とクラウド運用最適化を支援する「Fujitsu Cloud Managed Service」(https://www.fujitsu.com/jp/services/hybrid-it-service/fcms/)(注2)とAWSのソリューションアーキテクトによる富士通向け技術支援体制により、クラウドに最適化されたシステムインテグレーションと運用支援サービスをワンストップで提供します。
2.「Fujitsu Uvance」オファリングとAWSの連携による付加価値向上
豊かで持続可能な社会を実現する「Trusted Society」(https://activate.fujitsu/ja/uvance/trusted-society)やお客様のデータドリブン戦略を支援する「Digital Shifts」(https://activate.fujitsu/ja/uvance/digital-shifts)を中心に、AWSのクラウドサービスと連携した「Fujitsu Uvance」のオファリング開発および付加価値の向上、グローバルでの提供拡大を目指します。
その取り組みの1つとして、「Digital Shifts」のオファリングと当社のAIサービス「Fujitsu Kozuchi」、およびAWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」の連携を開始しています。例えば、データとAIを活用するオペレーションプラットフォーム「Fujitsu Data Intelligence Premium」により工場の生産ラインデータを分析し、AIを活用したリスクの予兆検知や過去事例を元に対応策の提案を行ったり、設備保全業務のノウハウを伝承するために過去の点検レポートを再利用可能な構造化データに変換したりするなど、長年培ってきた業務知識と生成AIなどの最新技術を融合し、お客様の生産プロセスの効率化や稼働率向上を支援します。
本取り組みは、12月2日(月曜日)から米国・ラスベガスで開催されるAWSのグローバルカンファレンス「AWS re:Invent 2024」(https://reinvent.awsevents.com/)の当社ブースで展示します。
3.AWS認定資格の保有者育成による、AWSのクラウドサービスを活用したデリバリー体制の強化
AWSのクラウドサービスを活用したシステム開発を担当する当社のエンジニアを対象に、現状国内最多となる約7,000件のAWS認定資格保有数を、AWSによる戦略的なトレーニング支援により3年間で12,000件規模へさらに拡大します。また、AWSのクラウドサービスにおけるシステム開発のプロフェッショナルを増強することにより、お客様のDXを実現するシステムのデリバリーを加速します。これらの取り組みにより、両社の共同提案強化による受注を含め、過去3年間の実績から倍増となる800件以上の受注を目指します。
【富士通・AWSの役割】
・富士通
幅広い業種における顧客基盤とシステム開発のノウハウを生かし、エンタープライズおよび中規模市場のお客様へのアプローチを実施します。レガシーシステムのモダナイゼーションやクラウド移行および運用支援、また、社会課題を起点とした事業モデル「Fujitsu Uvance」のオファリングを通じて、お客様のDXを支援します。
・AWS
お客様への共同提案活動の一環として、AWSはソリューションアーキテクトによる富士通向け技術支援体制を強化し、生成AIなど最新のAWSサービス活用におけるアドバイザリーやクラウドサービスに最適化されたアーキテクチャーの検討を支援します。また、AWSサービスの最新技術や専門知識および開発環境の提供や、富士通への販売・マーケティング支援とファンドの拠出、およびAWS認定資格の取得に向けたトレーニングやサポートを提供します。
富士通株式会社 執行役員副社長 COO 高橋 美波のコメント
このたび、AWSとのグローバルでの戦略的協業に合意できたことを嬉しく思っています。これまでの戦略的協業を全業種に拡大することで、レガシーモダナイゼーションやクラウドリフト&シフト、そして「Fujitsu Uvance」のオファリングによるデータとAIなどのテクノロジーの活用により、AWSとともに、業種を超えたお客様のデジタルトランスフォーメーションに貢献します。
アマゾン ウェブ サービス アジア太平洋・日本 バイスプレジデント Jaime Valles(ハイミ・バレス)のコメント
AWSと富士通は2012年以来、日本国内そして世界各国のモビリティ、金融、小売分野を中心としたお客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援してまいりました。このたび、富士通との戦略的協業をさらに拡大できることを大変嬉しく思います。より幅広い業界を支える取り組みを共に拡大し、両社が共有するイノベーションの文化を活かすことで、社会の重要課題の解決に貢献してまいります。
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【注釈】
注1
Amazon Web Services:
本社:米国ワシントン州シアトル、CEO:Matt Garman。
本協業についてはアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(本社 東京都品川区、代表執行役員社長 白幡 晶彦)と締結。
注2
「Fujitsu Cloud Transformation Service」と「Fujitsu Cloud Managed Service」:
当社がエンタープライズ領域を中心にこれまで培ってきたシステム設計、構築、運用のノウハウをもとに、アーキテクチャパターンの標準化や自動化を実現することで、高品質を担保しつつ、コスト最適かつ迅速なデリバリーを実現。当社は、デリバリーサービスにおいてAWSに最適化された設計・構築プロセスである「AWS Well-Architected Framework」を採用するとともに、AWSビジネスの健全性と技術的能力の高さを証明する「AWS マネージドサービスプロバイダー (MSP)」認定を取得。
【関連リンク】
・サステナブルな世界の実現を目指す「Fujitsu Uvance」紹介サイト
(https://activate.fujitsu/ja/uvance)
・「Fujitsu Uvance」の「Hybrid IT」紹介サイト
(https://activate.fujitsu/ja/uvance/hybrid-it)
・「Fujitsu Data Intelligence PaaS」紹介サイト
(https://www.fujitsu.com/jp/innovation/data-driven/capabilities)
【当社のSDGsへの貢献について】
[画像1: https://prtimes.jp/i/93942/355/resize/d93942-355-1d20b024642848ab6b0b-0.png ]
2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/93942/355/resize/d93942-355-3f61f05f75445642b6ed-1.png ]
【本件に関するお問い合わせ】
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