【報道参考資料】シリア 国外への避難続く/新学年度スタート ユニセフ情勢レポート

PR TIMES / 2014年9月29日 14時40分

(報告期間:2014年8月16日~2014年9月15日)



【2014年9月16日 ヨルダン・アンマン発】

ユニセフの情勢レポート(報告期間:2014年8月16日~2014年9月15日)から、ユニセフの
支援活動のハイライトと避難民・難民(国別)数などをご報告します。


* * *

情勢の厳しさが増すシリアとイラク。国外へ逃れ難民となったシリアの方は300万人以上。
この1週間ほどで、シリア国内への空爆により、トルコへ避難する方が急増しています。
緊迫した情勢が続くイラクでは、今年初めに再発が確認されたポリオの集中予防接種
キャンペーンが実施されました。

中東地域は、9月中旬より新学年度が開始。夏休み中に補習を行ったり、学用品を提供
したり、治安の問題から通学が困難な地域では在宅学習を実現するなど、子どもたちを
「失われた世代にしないために(No Lost Generation)」、さまざまな取り組みが
行われています。

灼熱のような暑さが和らぎつつある中、厳しい冬の防寒対策の支援が進行しています。

ユニセフの情勢レポートから、最新のシリアと周辺国の情勢とユニセフの支援活動に
ついてお伝えします。


* * *

<ユニセフ活動ハイライト>(報告期間:2014年8月16日~2014年9月15日)

・シリアの紛争は依然として混迷した状況が続き、シリア周辺国(レバノン、ヨルダン、
イラク、トルコ、エジプト)に逃れたシリア人難民の数は300万人を超えた。

・イラクにおける人道危機は周辺国にも影響を与えている。現在、シリアのハサケ
(Al-Hassakeh)地域にある避難民キャンプに5,000人、トルコの南東部のシュルナク
(Sirnak)には1万6,000人のイラク人難民が避難しており、人道支援を必要としている。

・シリアおよび周辺国は新学年度を迎え、「バック・トゥ・スクール(学校へ戻ろう)」
キャンペーンを実施。ユニセフは、シリア国内において100万人の生徒を対象とした
学用品の提供を計画。レバノンでは困難な状況下にある4万5,000人の生徒を対象と
して支援を行う予定である。ヨルダンとイラクにおいては夏期補習が終了。ユニセフ
は他のパートナー機関とともに緊急下における教育の重要性を引き続き訴える。
トルコでは、21の避難民キャンプおよび5つの難民受け入れ校で、学用品と通学かばん
9万7,950セットを配布。

・WHOとユニセフはイラク、イラン、ヨルダン、エジプト、パレスチナ、トルコ、シリア
およびレバノンの各事務所を招集し、第2期ポリオ対策について検討。10月から11月に
予定されている予防接種キャンペーンの予防接種実施地域などを協議。

・2014年第4 四半期を迎え、ユニセフは約4億米ドルの資金不足に直面している。シリアでは、
水と衛生、教育、冬季の防寒対策が最優先事項。ユニセフは冬が来るまでにシリア国内の
ホムス、タルトゥース、アレッポおよびハサケの国内避難民の子どもたちに4万着の防寒着
を配布するために、10月半ばまでに1,000万米ドルの資金を緊急要請。レバノンでは劣悪な
水と衛生状況から発生する衛生問題に対処するために、3,900万米ドルが緊急に必要。
ヨルダンでは低コストのインフラ整備のため、1,800万米ドルを要請。資金のない状況では
インフラ整備は遅れる一方であり、避難民キャンプにおける水と衛生危機に対処するために
より費用がかかることとなる。

◆2014年12月31日までの難民予測値と比較した難民数(9月18日時点)


<数値で見る情勢>

◆シリア国内で支援を必要とする
子どもの数: 5,090,000人
人々の数:10,803,500人
(SHARP 2014年7月)

◆シリア周辺国で難民として登録
または登録待機中の
子どもの数:1,551,450人
人々の数:3,030,653人
(2014年9月18日)

◆必要とされている資金(2014年)
シリア国内: 1億9,379万米ドル*
シリア周辺国:5億7,028万米ドル*
*2014年1月-12月:中期評価反映

◆資金要請のうち不足している割合


<参考情報>
シリア危機:避難民等の数(2014年9月18日時点)

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