【NADiff a/p/a/r/t】アートの世界を鋭く観察し、表現する画家・久松知子の個展「ホワイトキューブの向こう側」を8月11日(木)より開催
PR TIMES / 2022年8月2日 14時45分
NADiff a/p/a/r/t(東京都渋谷区恵比寿)は、 画家・久松知子の個展を2022 年8月11日(木)~8月21日(日)の期間に開催します。日本のアートがどのように流通しているのか、その舞台裏のありふれた場面を描くことで、標準化されたアートシステムへの疑問を問いかける、ユニークな視点の展覧会です。
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概要
久松知子は1991年三重県生まれ、東北芸術工科大学修士課程日本画領域を修了しました。在学中の2015年には、第7回絹谷幸二賞奨励賞を受賞した《日本の美術を埋葬する》において、日本の美術界の権威を群像として描き、第18回岡本太郎現代芸術賞岡本敏子賞受賞の《レペゼン 日本の美術》では、日本独自の美術史観を可視化して描くなど、歴史的な文脈を出発点として、鋭く美術界の「いま」を表現してきました。
近年では、<大きな物語>として描いてきた日本の近代美術史と対比し、スマートフォンで撮影した個人的な思い出の写真を絵画に描く<小さな物語>シリーズや、全ての人が絵画を所有する社会が可能なのかを問う実験として、アートを買うことの敷居を限界まで低くし、作品を実現することをコンセプトとする「300円絵画」プロジェクトに取り組むなど、常に新たな表現を試みている作家です。
2022年に入ってからは、作品発表の舞台裏にある情景や、美術品取引の歴史を可視化した「芸術の流通」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京)を開催し、新たな着眼点で今日の日本のアート界の現状を描いています。本展では、普段観客が目にすることのないアートの流通についての舞台裏を描き、標準化されているアートシステムへの疑問をいま一度問いかけます。常にユニークな視点で日本の美術界の現状を描きだす久松の、最新の表現にご注目ください。
販売情報
展示作品は、店頭・オンラインにて、2022年8月11日(木)13:00より販売。
オンラインでは「OIL by 美術手帖」にて販売いたします。
OIL by 美術手帖 https://oil.bijutsutecho.com/gallery/302
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
アーティストプロフィール
[画像2: https://prtimes.jp/i/58854/361/resize/d58854-361-1b33fafc8a43c60ccf45-2.jpg ]
久松 知子 (ひさまつ・ともこ)
1991年三重県生まれ。埼玉県を拠点に活動。2017年東北芸術工科大学大学院修士課程日本画領域修了。主な展覧会に「芸術の流通 久松知子展」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京、2022) 「NISHIJI COLLECTION」(Kanda & Oliveira、千葉、2022)、「ARKO 2018 久松知子」(大原美術館、岡山、2018)など。2022年公益財団法人ポーラ美術振興財団の在外研修員に採択。米国にて研修予定。
個展
2022年 芸術の流通 久松知子展(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京)
2021年 EDO TIME(トライギャラリーおちゃのみず、東京)
2021年 Storyteller(ギャラリー桜林、茨城)
2021年 300円絵画(NADiff a/p/a/r/t、東京)
2020年 300円絵画(はねとくも、埼玉)
2019年 美のあるくらし(トライギャラリーおちゃのみず、東京)
2019年 久松知子絵画展(日本橋三越、東京)
2018年 Return 喜多方美術倶楽部の絵(大和川酒蔵、福島)
2018年 ARKO2018久松知子(大原美術館、岡山)
2017年 ひさまつ子の思い出アルバムpainting(トライギャラリーおちゃのみず、東京)
2015年 美術家の幸福論!(Roppongi Hills A/D gallery、東京)
2014年 喜多方酒樽絵画etc.(新宿眼科画廊、東京)
2013年 神の子羊(新宿眼科画廊、東京)
主なグループ展
2022年 NISHIJI COLLECTION(Kanda & Oliveira、千葉)
2020年 久松知子・根本裕子展(ギャラリーつじるし、福島)
2020年 六甲ミーツアート芸術散歩2020(六甲山サイレンスリゾート、兵庫)
2020年 リボーンアートフェスティバル2019(石巻市街地エリア 旧かしわ屋、宮城)
2020年 高橋コレクション展 アートのふるさと(鶴岡アートフォーラム、山形)
2020年 TOKAS OPEN STUDIO(トーキョーアーツアンドスペースレジデンシー、東京)
2020年 山形藝術界隈展一一[山形藝術界隈オールスター展] (GALVANIZE gallery〔石巻のキワマリ荘1F〕、宮城)
2018年 えらぶん:のこすん:つなげるん (はじまりの美術館、福島)
2018年 Multi shutter/マルチシャッター(EUKARYOTE、東京)
2018年 山形ビエンナーレ (東北芸術工科大学、山形)
2017年 パープルーム大学 尖端から末端のファンタジア(ギャラリー鳥たちの家、鳥取)
2017年 TOHOKU CALLING(アーツ千代田 3331 B104 ギャラリースペース、東京)
2017年 山形藝術界隈展〇一(ミサワクラス、山形)
2016年 NIHON画~新たな地平を求めて(豊橋市美術博物館、愛知)
2016年 第18回岡本太郎現代芸術賞 「岡本敏子賞」受賞久松知子 新作展示(岡本太郎記念館、東京)
2015年 東北画は可能か?ー地方之国現代美術館ー(T-Art gallery、東京)
2015年 第18回岡本太郎現代芸術賞(川崎市岡本太郎美術館、神奈川)
受賞歴
2015年 第7回絹谷幸二賞 奨励賞
2015年 第18回岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞
所蔵
高橋龍太郎コレクション
大原美術館
西治コレクション
スタリソンチ市(ポーランド)
山形市
アーティストステートメント
日本では文化のローカライズはジレンマにさらされている。欧米からの輸入文化だったアートを、地理的、言語的、文化的なギャップを埋め合わせ、ドメスティックに受け入れられる形を作り上げた代わりに、標準化されたルールや形式は見かけだけの共通点になっている。ホワイトキューブとは、ニュートラルで標準化されたギャラリーとう存在を体現しようとするものだったかもしれない。ローカルにその白い箱が根付いた時には、カタカナで表記されるアーティストステートメントも、作品の表現の特徴も、観客も、実質的にはそのギャラリーの所在にある固有の磁場に馴染む。そのとき、1万キロのかなたの歴史や思想はあくまで遠くの存在になる。このような文化的ジレンマは、苦しいものなのか、喜ばしいものなのか?
展覧会詳細
久松 知子 「ホワイトキューブの向こう側」
期間|2022年8月11日(木)~8月21日(日)
会場|NADiff a/p/a/r/t 地下1階 NADiff Gallery
入場|無料
主催|NADiff a/p/a/r/t
お問い合わせ|03-3446-4977(営業時間内)/nadiff_info@ccc.co.jp
営業日|木、金、土、日、祝 ※8月16日(火)、17日(水)は営業
営業時間|13~19時
展覧会HP|http://www.nadiff.com/?p=28227
店舗情報
NADiff a/p/a/r/t
[画像3: https://prtimes.jp/i/58854/361/resize/d58854-361-31a755eb605b45e07990-0.jpg ]
コンテンポラリーアート、フォトに関する国内外の書籍を中心に、アートグッズやマルチプルなども取り扱うブックショップです。インストアで行うイベントや、併設のNADiff Galleryでの企画展開催など、商品の販売にとどまらない情報発信をさまざまな取り組みで行っています。
住所|〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4
NADiff a/p/a/r/t 1F
TEL|03-3446-4977
WEBサイト|http://www.nadiff.com/
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CCCアートラボ
私たちは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中でアートに関する事業を行う企画集団です。「アートがある生活の提案」を通じてアートを身近にし、誰かの人生をよりハッピーにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、専門的なアプローチで企画提案を行います。
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