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【Makuake Of The Year 2024 受賞】“幻のラムネ”を100年後に-想いを受け継ぐプロジェクトが絶大な支持

PR TIMES / 2024年12月2日 14時45分



UHA味覚糖株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:山田泰正)によってクラウドファンディングサービス「Makuake」において実施されたプロジェクトが大きな話題・支持を集め、対象6,699件からわずか25件が選出される「Makuake Of The Year 2024」に選ばれました。プロジェクト名は「【UHA味覚糖が継承】カリッ、ホロッと溶ける!イコマ製菓本舗『レインボーラムネ』」。受賞は12月2日(月)、株式会社マクアケによって発表されました。



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毎年対象期間に掲載されたプロジェクトの中からサポーターからの支持や応援購入総額を集め話題になったプロジェクト、社会的にインパクトの大きかったプロジェクトを選定する「Makuake Award」。販売中止で一時は「もう作れない」と思った“幻のラムネ”、その秘伝のレシピを受け継ぐプロジェクトは大きな話題となり、目標をはるかに超えるサポーターからの支持を集めました。 ※上写真の男性が、株式会社イコマ製菓本舗・平口治社長。
町の小さな製菓業、2代目社長が生んだ「レインボーラムネ」
 大阪のベッドタウンとして発展してきた奈良県生駒市の住宅街に位置する株式会社イコマ製菓本舗。現社長の平口治さんの父が創業者で、当初、チューイングガムや駄菓子をつくっていたのですが、後にラムネに力を入れ始め、やがて平口治社長に事業を引き継ぎます。1993年、平口治社長に転機が訪れます。サッカーW杯の予選敗退に終わってしまった「ドーハの悲劇」の試合を家族と共にテレビで観ていた際、日本代表のプレーに一喜一憂する家族の姿に「これからはサッカーの時代」と直感し、サッカーボールをイメージした大型ラムネの開発に着手。通常約10~12mm程度の直径のところ、約2倍サイズのラムネの開発は、製造用の型を完成させるだけで1年近くかかるなど多くの障害がありましたが、完成にこぎつけ販売を開始します。ネーミングは、当時の某報道番組がサッカーのゴールシーンで、ボールの軌道を虹色にして「レインボーシュート!」と叫んでいるのを見て「レインボーラムネ」だと、ピンと来たそうです。

きっかけは近所のファン、“幻のラムネ”と呼ばれるまで
 発売当初の反響は芳しくなく、平口社長は少しでも状況を打開するべく工場前での店頭販売を開始。すると、会ったことのない近所に住む女性が、これを毎日のようにブログに投稿してくれたことをきっかけに話題が広がり、いつしか店頭には行列ができるようになりました。外はカリッ、中はホロッとした食感の、職人の手仕事が際立つ逸品。ピーク時には午前9時の販売開始に対して午前5時から並ぶ人が現れるほどの人気商品となりました。
 しかし、2008年に平口社長が病に伏して「もう(レインボーラムネを)つくれないだろうな」と、休業を余儀なくされる事態に。結果として休業は1年に及ぶのですが、この間レインボーラムネはファンが離れるどころか、いつしか“幻のラムネ”と呼ばれるようになり、再販を願う方々が絶えませんでした。

味と技術を後世に受け継ぐ共同開発がスタート
 常々、「この味と技術を後世に残したい」と思っていた平口社長。そんな中、声をかけたのがUHA味覚糖株式会社の山田泰正社長でした。次々と新しいお菓子を世に送り出し続ける山田社長の新しい感性に平口社長は共感、さらなる開発意欲が湧いてくる期待も抱き、レインボーラムネの技術を継承することを決意しました。
オリジナルサイズのレインボーラムネは食感・味わいの再現が非常に困難であることと、平口社長の「ラムネのミニサイズをつくりたい」という夢があったことから、両社が最初に取り掛かったのは「レインボーラムネミニ」の開発でした。
 「カリッ、ホロッとしたたこ焼きを彷彿させる食感」が理想。口溶けを再現するために、まずはUHA味覚糖 開発担当者が直接技術を学び、イコマ製菓本舗の技術と環境を徹底的に研究しました。
 技術伝承の後、原材料の配合や乾燥時間、ラムネの表面温度を数値化。研究室に持ち帰り100を超える試作を重ね1年後にようやくミニサイズのレインボーラムネが誕生、工場での大量生産を実現させました。
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▲「この味と技術を後世に残したい」とイコマ製菓本舗 平口治社長。
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[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11343/362/11343-362-4344e750353cbb2d80a83102f2cf95cc-517x416.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲“幻のラムネ”の味と技術の承継に手を挙げたUHA味覚糖 山田泰正社長。


「100年後も残したい味」プロジェクト
 この共同開発を通じて両者の信頼関係もより強固なものとなり、「100年後も残したい味」プロジェクトと銘打って、いよいよオリジナルサイズのレインボーラムネの技術と味の継承に取組みます。
 レインボーラムネの人気の秘密は、何といってもその口溶けの良さ。厳選した北海道産のビートグラニュー糖やコーンスターチ、香料を独自の配合でブレンドしていきますが、その中で、イコマ製菓本舗が表現する“カリッホロッ”食感を再現することが非常に難しく、乾燥の条件だけでも、温度、時間の試行を幾度も組み合わせました。なかでも、口溶けの再現は、官能評価(人が食べる)を用いていたため、イコマ製菓本舗製品を再現することは特に困難を極めました。開発担当者が度々修業として足を運び、職人の技術と環境の変化を徹底的に学んで応用させることを繰り返し、ようやくお客様にお届けできる品質にまで至りました。
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▲職人技による“カリッホロッ”な食感を再現することは困難を極めました。
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絶大な支持を獲得、「Makuake Of The Year 2024」受賞
 「100年後も残したい味」プロジェクトは、クラウドファンディングサービス「Makuake」に掲載され、 3003名のサポーターからの応援購入金額計1712万7324円、対目標額比5709%という絶大な支持を獲得し大きな話題となりました。
 「Makuake」 では、毎年対象期間に掲載されたプロジェクトの中からサポーターからの支持や応援購入総額を集め話題になったプロジェクト、社会的にインパクトの大きかったプロジェクトを選定し、「Makuake Award」として表彰しています。今回、対象となるプロジェクト6,699件の中から25件が選出される「Makuake Of The Year 2024」に本プロジェクトが選出されました。
 職人の手仕事だった原料仕込みからラムネ製造までの工程を機械化し、1kgから100kgまでスケールアップしても、品質にこだわってチャレンジを続けられたのは、イコマ製菓本舗 平口社長の「レインボーラムネを全国の人に届けたい」という強い想いがあったからこそ。
 平口社長のレインボーラムネに求める理想は「たこ焼きのような食感」。まだ完全には理想にたどり着いていないと、平口社長は現在も定期的に味と食感の確認のためにUHA味覚糖を訪れています。発売して終わりではなく、ここから更なる進化と品質の安定を目指してレインボーラムネの開発は続きます。
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▲イコマ製菓本舗平口社長×UHA味覚糖開発・製造スタッフ一同。理想の食感を求めて開発は続きます。


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