伊藤忠商事（株）のイラク共和国南部陸上における西クルナ1油田事業の資産買収出資採択について

PR TIMES / 2018年3月23日 17時1分

　JOGMEC（本部：東京都港区、理事長：黒木啓介）は、伊藤忠商事（株）（代表取締役社長：岡藤正広）が、子会社を通じて実施するイラク共和国南部陸上西クルナ油田事業について、出資対象として採択しました。

　今般、伊藤忠商事（株）（以下、伊藤忠）により設立されたCIECO West Qurna Limited（以下、CIECO WQ）は、ロイヤル・ダッチ・シェル関連会社のShell EP Middle East Holdings B.V.社より、イラク南部陸上西クルナ1油田の19.6％の権益を保有する同社100％子会社のShell Iraq B.V.（以下、SIBV）の全株式を取得することになりました。なお、当該取引に係る株式売買契約は、イラク政府の承認を取得済みです。

　西クルナ1油田は、イラク南部陸上に位置し、可採埋蔵量が200億バレル超と推定される世界最大規模の油田です。現在、リードコントラクターであるExxonMobil社を中心とした国際コンソーシアムにより同油田の開発・生産操業が実施されています。

　JOGMECは今後、イラク政府の承認を取得次第、CIECO WQに対して出資を行う予定であり、同社のSIBV株式取得に関する株式売買契約の発効を条件として、採択したものです。

　本プロジェクトは、イラクにおいて世界でも有数の大規模埋蔵量を有する巨大油田への本邦企業の事業参画により、我が国への原油安定供給に貢献するとともに、中東域内供給源の多角化に資することが期待されます。また、主要な産油国であるイラクとの関係を強化・深化する上で大きな意義を有するものと考えられます。

■ プロジェクトの概要
1）会社概要
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/12624/table/364_1.jpg ]

2）鉱区位置（別添鉱区位置図参照）
イラク南部陸上

3）権益保有比率（予定）
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/12624/table/364_2.jpg ]

※1 リードコントラクター
※2 CIECO WQが直接の権益保有者であるSIBVの100％株式を保有

■ 採択内容

[表3: https://prtimes.jp/data/corp/12624/table/364_3.jpg ]

■ 採択理由
本プロジェクトについては、
（1）技術的事項、（2）経済的事項、（3）政策的事項、（4）事業実施関連事項等の観点からのJOGMEC採択審査基準を満たすと判断されることから、出資対象事業として採択することとした。
なお、本プロジェクトの採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。

【参考：鉱区位置図】
[画像: https://prtimes.jp/i/12624/364/resize/d12624-364-240956-0.jpg ]

→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000376.html?mid=pr_180323_02

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