短時間・単発で働くスポットワークの求人倍率は2.46倍 スポットワーカー平均賃金は1,182円、通常のバイト賃金より8円安い
PR TIMES / 2024年10月30日 18時45分
-スポットワークマーケットデータレポート(2024年8月度版)-
多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都中央区/所長:大野博司)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表しています。
本レポートでは、2024年8月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポートの詳細はこちら
<トピックス>
1.スポットワークの求人倍率は2.46倍。前年差+0.97ポイントと大幅な伸び。
2.新規ワーク数は、前年比+8.0%。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+79.8%と伸長。
3.スポットワーカーの平均賃金は1,182円。通常のバイト賃金より8円安い。
■1.スポットワークの求人倍率は2.46倍。前年差+0.97ポイントと大幅な伸び。
2024年8月度のスポットワーク求人倍率は2.46倍で、前月差-0.42ポイント、前年差+0.97ポイントとなりました。例年8月は前月より求人数が減少し求職者数が増加する傾向にあり、その傾向どおり、求人数は-13.8%、求職者数が+1.0%という結果になりました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/369/4558-369-de9618dfcea15f13a78b2a14e01fc5e5-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■2.新規ワーク数は、前年比+8.0%。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+79.8%と伸長。
先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は92,222件。前年比+8.0%と4か月連続で前年を上回りました。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+79.8%と最も伸びが高くなっています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/369/4558-369-eb3c38a6fe442947cd6cfc86d5aeb279-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■3.スポットワーカーの平均賃金は1,182円。通常のバイト賃金より8円安い。
2024年8月度のスポットワーク平均賃金は1,182円(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)。前月差-3円、前年差+25円となりました。通常のアルバイト平均賃金は1,190円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)との比較では8円安く、アルバイト賃金が上回っています。
主要3職種で最も賃金差が大きいのは、コンビニスタッフでスポット1,117円、アルバイト1,088円と、スポットワーク賃金が29円高くなっています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4558/369/4558-369-99c71093869536016afd9ae4c85eaa80-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(出典)
単発バイト求人サイト「ショットワークス」2020年8月~2024年8月データ
総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2024年(令和6年)4~6月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」
■スポットワークマーケットデータレポートとは…
・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。
・マーケットの現状
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。
個人:働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業:生産性向上の観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術:タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入
・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信していきます。
■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都中央区/代表取締役兼執行役員社長:米田光宏)を母体とする、「多様な働き方」の調査研究機関(2015年設立)。研究所では、企業人事や労働法制の分野で活躍する識者らとともに、施行される労働法制の要所と着眼点を解説していくほか、改正に至るまでの経過や背景も記録・分析しながら「あるべき姿」を提言。「働く」を取り巻くあらゆる労働法制の調査・研究機関として「雇用の未来」を拓きます。
株式会社ツナググループ・ホールディングス(東証スタンダード 証券コード:6551)
所在地:東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル7・8階
代表者:代表取締役兼執行役員社長 米田光宏
設 立:2007年2月28日
U R L :https://tghd.co.jp/
日本の社会課題である「2030年労働需給GAP解消」を目指す、ソリューションカンパニーであるツナググループは、コンサルティング×RPO(採用代行)×データベースを基軸事業として、従業員1,000名を超える大手企業を中心にあらゆるソリューションを提供しております。
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