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「認知症」をテーマに“支えられる人”を考える演劇公演。追手門学院大学 舞台表現プロジェクトSTEP第14回公演『喫茶Sunny』

PR TIMES / 2024年11月12日 11時15分



 身近にありながら、気付けていなかったり、深く知らなかったりする社会問題を題材とした表現活動を行う追手門学院大学(略称:追大、大阪府茨木市、学長:真銅正宏)の舞台表現プロジェクト(通称:STEP)が、認知症の祖父を持つ学生が実生活での体験をもとに制作した、認知症の“支える人”と“支えられる人”を描く演劇「喫茶Sunny」を、12月6日から8日に公演します。

[画像: https://prtimes.jp/i/34112/369/resize/d34112-369-5e1c722babfd0af405dc-0.jpg ]


 本作は認知症を患っている主人公「朝陽」が営む音楽喫茶を舞台に、一緒に働く妻や常連客などとの会話を通して認知症という病気と向き合い、そしてともに歩んでいく姿を描いたストーリーとなっています。
 脚本を執筆したSTEPの林愛夏さん(社会学部3年)は、「認知症の祖父と一緒に花火を見に行ったときに、人の名前や日常の行動などを忘れていってしまっているのにもかかわらず、花火を見ながら昔流行った曲を歌っている光景を見て、音楽をキーワードに祖父との思い出を振り返りながら脚本を書き上げました。」と話します。

 劇では、病を抱える主人公の心の動きや考えを具体的に取り上げ、“支える人”(主人公の妻)と、“支えられている人”(主人公)を描きます。近年は「介護疲れ」など“支える人”を取り上げた作品が多いなか、この劇では“支えられる人”に焦点をあて、40歳から56歳までの16年間で変化する主人公の心情を表現します。
 林さんは執筆に際して大阪市が主催する認知症サポーター養成講座などに参加し、「様々な病気や障害を抱える人は特別になったり、その人が変わったのではなく、ただその病気を患った“人”なのだと知りました。ただ認知症を患った私たちと同じ“人”として、考え、生きている。分からないからこそ“支えられる人”の考えや思いについて改めて考えて欲しい」と話します。
 公演は追手門学院大学茨木安威キャンパスで開催するほか、12月21日に大阪市立総合医療センターの小児・AYA世代(19~30代前半)の患者の方に向けた特別公演も予定しています。

◆公演情報 / 「喫茶Sunny」
【公演日時】 2024年12月6日(金): 開演18時15分
       2024年12月7日(土) / 8日(日) : 開演14時00分
       2024年12月21日(土):開演14時
(※大阪市立総合医療センターでの特別講演のため一般参加不可)
【会   場】 追手門学院大学 茨木安威キャンパス学生会館2階展示室
(茨木市西安威2丁目1番15号)  
【料  金】 無料
【申込方法】 予約フォーム(こりっちチケット!)から予約  
https://stage.corich.jp/stage/345968
【出  演】 追手門学院大学 舞台表現プロジェクト1~4年生の学生36名
【脚本/演出】追手門学院大学 社会学部3年 林愛夏 / 心理学部4年 中澤ひかる

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