TBM、豊田市と協業で、再生材調達支援プラットフォーム「Maar 再生材調達」を活用した実証実験を開始
PR TIMES / 2025年1月23日 11時45分
~市内の地域産業の発展に寄与するプラスチックの地域循環モデルの構築を目指す~
株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山崎敦義、以下 TBM)は、愛知県豊田市(市長:太田稔彦、以下豊田市)と連携し、TBMが提供する再生材や再生原料の調達を支援するプラットフォーム「Maar再生材調達」を活用した実証実験を開始します。本実証実験は、豊田市内企業による安定した再生材の調達や販売を支援し、地域産業の発展に寄与する資源循環インフラの構築を目的としています。
「Maar 再生材調達」を活用して、豊田市内の事業者における再生原料の排出や調達ニーズを可視化し、企業間のマッチングを促進することで、地域内の資源循環を推進します。なお、本実証実験はTBM が参画する「豊田市つながる社会実証推進協議会」の取り組みとして実施します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16815/370/16815-370-3ebf03442eb62e4cb0c4ded5aca8db7d-1800x940.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ 背景
豊田市は、日本有数の製造業都市であり、特に自動車関連産業が地域経済の中心を占めていますが*1、近年、持続可能な社会を実現するため、製造業に対する資源循環を重視した政策が世界的に進められています。EU では、2030 年頃までに新車生産に必要なプラスチックの 25%以上を再生プラスチックとし、そのうち 25%以上を廃車由来の再生プラスチックとすることを義務づける規則案が検討されています*2。
日本国内でも製造業における再生プラスチックの利用計画の策定が義務化される方向性が検討されており、包装・容器、自動車、電気機器、建材などの分野が規制対象になる可能性があります。しかし、日本国内では廃プラスチックの多くがサーマルリサイクル(熱回収)として焼却されており*3、また、再生材の取引においても、売り手と買い手企業間でのマッチングや価格設定が十分に最適化されていない課題があります。このような状況を受け、国内の資源循環を加速させるためには、地域内での再生材利用を促進する具体的な取り組みが求められています。
*1:https://www.city.toyota.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/056/841/02/04.pdf
*2:https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/resource_circulation/pdf/003_07_00.pdf
*3:https://www.pwmi.or.jp/pdf/panf1.pdf
■ 実証実験の概要
TBM は、国内最大級の処理能力を有するプラスチックのマテリアルリサイクルプラントの運営や、全国で 250 社を超えるリサイクルパートナーとの連携による再生材の国内外への販売、再生材を使用した製品企画等に取り組んでいます。2023年にはリサイクル製品の国際的な認証プログラム「Global Recycled Standard 認証」と「Recycled Claim Standard 認証」を取得し、2024 年からは再生材調達を支援するプラットフォーム「Maar 再生材調達」の提供を開始しました。豊田市は、地域課題の解決に資する技術の開発・実証・実装を目指し、「豊田市つながる社会実証推進協議会」を設立し、地域の課題解決に注力しています。
これまでのTBMの資源循環への取り組みと豊田市の方針が合致したことにより、本実証実験の実施に至りました。TBMと豊田市は、「Maar 再生材調達」を活用し、以下の取り組みを共同で行います。
1.「Maar 再生材調達」登録の推進
豊田市内の事業者に対し、「Maar 再生材調達」への無償登録を促進し、再生材流通の統計データの可視化を実施します。
2.市内企業間の再生材取引支援
市内企業間での再生材取引を、プロフェッショナル人材がサポートし、取引マッチングを最適化します。
3.再生材需要の調査
市内企業を対象に、再生材の調達及び販売のニーズに関するアンケート調査を実施します。
4.課題の抽出と解決策の検討
上記の取り組みを通じて得られた統計データを基に課題を分析し、具体的な解決策を検討します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16815/370/16815-370-aeb26cfe816e7545cd3360a73c66c6d6-3900x1649.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
・実施期間
令和7年1月~令和7年6月
※上記の実施期間終了後においても、実施期間中に生じた参加企業様との取引が途中で打ち切られることはありません。
・参加方法
本実証に関して、再生材の調達及び販売にご興味がある豊田市内の多くの企業様のご参加を募集しています。以下のいずれかの方法でご参加いただけますので、ぜひご協力をお願いいたします。
方法1.担当者との面談
本実証に関するTBM担当者から詳細について直接ご説明させていただきます。面談をご希望される方は、以下のリンクから個別打ち合わせをご予約ください。
・打ち合わせ予約フォームはこちら
方法2.アンケート調査への協力
豊田市内企業の資源循環に関するニーズや課題を把握するため、アンケート調査を実施しています。ご協力いただける方は、以下のリンクからご回答のほどよろしくお願いいたします。調査結果は、プロジェクトの具体的な施策に反映させていただきます。
・アンケートフォーム(所要1分)はこちら
※アンケート調査へのご協力をいただけた企業様には、後日TBMから詳細のご連絡をさせていただく可能性がございます。
方法3.「Maar再生材調達」への登録
再生材の調達や販売をご希望される企業様は、以下のリンクから「Maar 再生材調達」に情報をご登録ください。登録内容に基づき、最適な取引先とのマッチングをサポートします。
・再生材を買いたい方は、こちら(「Maar再生材調達」情報入力画面へ)
・再生材を売りたい方は、こちら(「Maar再生材調達」情報入力画面へ)
■「Maar 再生材調達」について(公式サイトはこちら)
デジタルプロダクトパスポート(DPP)*に適応した再生材調達を支援するプラットフォームです。DPPシステムを活用することで再生材の付加価値を高めるとともに、トレーサビリティを確保した再生材、再生材利用製品の普及を推進します。製品・成形メーカー等の“再生材等を利用して製品を製造する企業”と廃プラ排出企業・リサイクラー・コンパウンダー等の“再生材等を販売する企業”が本サービス内で売買したい再生材の要求事項データを登録し、これまでの資源循環の取り組みで培った、TBMの豊富なノウハウを持つセールス人材が再生材の各取引をサポートすることで、高確度での再生材取引のマッチングが可能になります。
*デジタルプロダクトパスポート(DPP)とは、原材料調達からリサイクルに至るまでの製品のライフサイクル全体にアクセスできる電子的な記録。
(これまでの実績・評価)
・ 官民共創型アクセラレーションプログラム「ソーシャルXアクセラレーション」 審査員特別賞 受賞
・ 「JAPAN DX Player AWARD」サステナブル部門 1位を受賞
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16815/370/16815-370-c3adf8be5eba34d75e8014869530f43e-529x351.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16815/370/16815-370-01ea696ab16041e06f830dd8f3e1ef34-1501x879.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ 株式会社TBM
代表者 :山崎 敦義
所在地 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011年8月
資本金 :1億円(資本準備金含み、120億3546万円 / 2023年12月末時点)
事業内容:環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は当社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
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