AI を活用した授業支援クラウドシステム「in Campus Scan」を提供開始 ~教育機関向けソリューション「in Campus Series」ラインアップを拡充~
PR TIMES / 2018年5月10日 14時1分
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田 正弘、以下キヤノンMJ)とキヤノンIT ソリューションズ株式会社(代表取締役社長:足立 正親、以下キヤノンITS)は、AI 技術を活用した授業支援クラウドシステム「in Campus Scan」を6月1日より提供開始します。本システムはテストやレポート等の採点集計を自動化し、学習成果や成績処理の業務
の効率化を実現することで教員の働き方改革を支援します。
[画像: https://prtimes.jp/i/13943/371/resize/d13943-371-864428-0.jpg ]
近年、教職員の業務の長時間化が課題となっており、2017年12月に文部科学省が学校の働き方改革における緊急対策を取りまとめるなど、各教育機関では、教職員の業務分担や適正化、ITを活用した環境整備など様々な方策が検討されています。
キヤノンMJ とキヤノンITSは、2014年より、明治大学と共同で開発した授業支援システム「Oh-o!Meiji システム」をベースに独自開発した教育機関向けソリューション「in Campus Series」を展開してきました。本ソリューションは、学内情報発信の窓口となる「ポータル」と授業で利用される「LMS(学習管理システム)」を中心に他のシステムにも連携が可能な汎用性の高いシステムです。学生や教職員が情報を共有・発信するツールとして活用することができ、最適な授業環境を提供
します。
このたびキヤノンMJ とキヤノンITS は、「in Campus Series」に授業支援システムとして「in Campus Scan」を追加することでラインアップを拡充します。本システムはキヤノンITS のR&D本部※がディープラーニングを用いたAI 技術を活用して開発したもので、採点済みの手書きの英数字を読み取り、学生情報のリストと照合させることで採点結果を自動集計し、学習成果や成績処理の業務効率化を実現します。また、2018 年内には、「in Campus Series」とキヤノンの複合機「imageRUNNER ADVANCE」との連携機能を追加する予定で、採点結果の集計から学生・生徒へのテストやレポートの返却までの一連の工程を「in Campus Series」上で実現することが可能になります。
キヤノンMJ グループは、2020年までの中期経営計画においてIT ソリューション事業の拡大を掲げており、文教分野でも「in Campus Series」を中心に、システムパートナーとのアライアンスや大学に加え小中高校向けソリューションを推進していくことで、文教ソリューションを強化していきます。
■サービス名 in Campus Scan 小・中・高
価格(税別) 50万円/ 年~ 発売時期 2018年6月1日
■サービス名 in Campus Scan 大学
価格(税別) 100万円/年~ 発売時期 2018年6月1日
※ ご契約は1年単位となります。
※「 in Campus Scan 大学」はオンプレミスでの個別要件によるカスタマイズの有無によって年間利用料は変動します。詳細はお問い合わせください。
※ キヤノンITS R&D 本部…数理技術、言語処理技術、AI、IoT、映像認識技術などの要素技術研究と研究成果をベースとした事業化推進を行っている。具体的には、需要予測・需給計画ソリューション「FOREMAST」、映像認識技術を活用したテレワーカー支援「テレワークサポーター」などがある。
● 報道関係者のお問い合わせ先:
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
広報部 パブリックリレーションズグループ 03-6719-9093
● 一般の方のお問い合わせ先:
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
エンタープライズビジネスユニット 文教営業本部 03 -5730-7075(直通)
● ホームページ:https://www.canon-its.co.jp/solution/education/
■「in Campus Scan」の主な機能
クラウド型のサービスとして提供~導入や運用コストを削減
本ソリューションは、AI技術(ディープラーニング)を活用しOCRをベースに開発したクラウドサービスです。サーバ等の機材も必要なく、操作も簡単で、テスト・レポート等のフォーマットを登録し、採点後の用紙を一括でスキャンしてその画像データをアップロードするだけです。
テストやレポートの集計を支援
テストやレポート等をスキャンした画像データから手書きの学籍番号やテストの採点結果を抽出し、テキストに変換します。テキストデータはエクセルファイルでダウンロードできるため、テストの集計や分析に利用できます。
ファイルの自動分割機能で手間を削減
一括でスキャンした画像データは文字を抽出してテキストへ変換するだけでなく、個別のPDFデータとファイルを生成します。PDFデータは簡単にダウンロードできるため、テストやレポート等を学生・生徒へ返却する際の事前準備が必要なくなります。
「in Campus Series」と複合機を連携(2018年下期提供開始予定)
「in Campus Series」 とキヤノンの複合機「 imageRUNNER ADVANCE」を連携することで、複合機から直接「in Campus LMS」※へのアップロードが可能になります。これにより採点結果の集計から学生・生徒へのテスト・レポートの返却までの一連の工程を「in Campus Series」上で実現することが可能になります。この機能は、2018年下期提供開始の予定です。
※「in Campus LMS」とは・・・・・キヤノンITSが独自開発した教育支援情報プラットホーム「in Campus Series」のシステムの一つ。教材配布、テスト、課題、アンケート、お知らせ、掲示版、出欠管理といった授業に必要な機能を提供し、簡便なインターフェースで快適な授業環境をサポートします。
■「in Campus Scan」の特長
1)「フリーフォームOCR」を実現
「in Campus Scan」は、スキャンするフォームの枠や位置を意識しないフリーフォームOCR※により、テストやレポートの「レイアウト解析」から「文字の認識・切り出し」を自動で行い、学生毎に採点結果を抽出します。
※「フリーフォームOCR」とは、フォームの枠や位置によらず、手書きの文字の位置を自動で検出し、文字認識 するOCR です。文字認識には、AI 技術(ディープラーニング)を利用し、認識精度の向上を図ります。
2) 専用端末や専用用紙は不要
ブラウザを利用して操作するため、専用の端末や特別なソフトウェアもいらず、また、読み取り用フォームを登録ための特別な用紙も必要ないためコスト削減に寄与します。
3) クラウド型とオンプレミス型を用意
学内のサーバにシステムを構築することも可能です。導入形態は、お客様のご要望に応じ柔軟に対応します。
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