トヨタシステムズ、トヨタグループ向け社内システムの共通データベース基盤としてOracle Cloud Infrastructureを導入
PR TIMES / 2025年2月5日 16時15分
Oracle Exadata Cloud@Customerでデータベース統合し、コストを抑制しながら、数百の社内システムの性能を向上し、セキュリティを強化
東京 - 2025年2月5日
日本オラクル株式会社 (本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光) は、トヨタグループのITソリューション企業である株式会社トヨタシステムズ( https://www.toyotasystems.com/ ) (本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:北沢 宏明) が、トヨタ自動車株式会社( https://global.toyota/jp/ )をはじめとするトヨタグループ向け社内システム共通データベース基盤として「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)( https://www.oracle.com/jp/cloud/ )」のハイブリッド・クラウド・ソリューションである「Oracle Exadata Cloud@Customer( https://www.oracle.com/jp/engineered-systems/exadata/cloud-at-customer/ )」を導入したことを発表します。まずはトヨタ向けのサブシステムを含む数百の社内システムのデータベース環境をアップグレードし、集約・統合します。自社データセンター内でマネージド・サービスとして運用可能なクラウド基盤に移行し、高可用性、高性能な「Oracle Exadata Cloud@Customer」を活用することで、データベース管理を一元化します。定常的なパッチ適用やバージョンアップを効率化し、コストを抑制しながら高性能な基盤を構築することで、セキュリティの強化と運用効率の向上を図ります。
トヨタは「モビリティカンパニーへの変革」というビジョン実現に向け、DXの加速、情報と社会とを繋いでいくための「情報の血流化」を進めていこうとしています。トヨタシステムズは、この取り組みを成功へ導くため、新規ビジネスのためのデジタル化とこれまで培ってきたトヨタ生産方式(TPS) を支える既存の基幹システムを両輪で強化するIT戦略を推進しています。この戦略のもと、基幹システムのデータベース環境を「Oracle Exadata Cloud@Customer」で最新化、共通基盤化し、トヨタシステムズが運用するサービスとしてトヨタグループ各社に提供することを目指しています。
トヨタシステムズでは、トヨタの人事、品質、調達などの幅広い業務で利用されている数百の社内システムを対象に、仮想化統合基盤による開発および構築を行っています。これらのシステムは、オンプレミス環境の「Oracle Database」上で稼働し、一部のシステムは仮想化統合基盤で稼働しているものの、それ以外の個別のシステムを含め、データベース運用は各アプリケーション担当が個々に行っていました。性能向上、セキュリティ強化、運用効率化、コスト削減を目指し、データベース基盤を統合し、運用管理を一元化・共通化することにしました。自社データセンターにデータを保持しながら、マネージド・データベース・サービスとして従量課金で利用可能な「Oracle Exadata Cloud@Customer」を共通データベース基盤として選定しました。
「Oracle Exadata Cloud@Customer」は、自社のデータセンター内に「Oracle Exadata」のハードウェアを設置することにより、機密データを自社データセンター内で保持したまま、アプリケーション・サーバーと低レイテンシで接続が可能で、高い処理能力を発揮します。マネージド・サービスによるクラウドの自動化は、構成や設定ミスの発生しやすい手動でのデータ管理タスクを軽減し、アプリケーションの安定性とセキュリティも向上します。高い密度のコンピュートとストレージにより「Oracle Database」 のワークロードを統合し、消費電力、データセンターの使用スペースを削減することで全体のコスト削減にも寄与します。
トヨタシステムズは、日鉄ソリューションズ株式会社と日本オラクルのコンサルティング・サービス部門の支援のもと、「Oracle Exadata Cloud@Customer」での共通データベース基盤の構築を2024年10月に完了し、既存システムからのデータベースの移行に着手しています。稼働後の定常的なパッチ適用やデータベースのバージョンアップには、「Oracle Real Application Testing」を活用し、テスト効率の向上も図っていきます。今後、最新の「Oracle Database 23ai( https://www.oracle.com/jp/database/23ai/ )」にバージョンアップし、基幹システムのデータを集約することで、AIの活用もより容易にしていく方針です。
株式会社トヨタシステムズ 取締役 加納 尚 氏は次のようにコメントしています。「今回の社内システムのデータベース基盤統合と共通化においては、データ流通によるビジネスへの貢献はもちろん、コスト削減とセキュリティ強化が大きなテーマでした。『Oracle Exadata Cloud@Customer』や『Oracle Real Application Testing』により、これまで多くの時間とリソースをかけていた性能の維持や定常的なバージョンアップのための管理工数の削減も期待できます。最新の『Oracle Database』に基幹システムのデータを一元管理することにより、データ連携のために肥大化したシステム・インターフェースのスリム化やSoR領域でのデータ活用が促進され、今後AIの活用もより容易になるものと期待しています。」
オラクル・コーポレーションのミッションクリティカル・データベース・テクノロジー担当シニア・バイスプレジデントであるアミット・カンダ(Amit Kanda)は次のようにコメントしています。「社内システムの共通データベース基盤のプロジェクトを通して、トヨタシステムズにオラクルが協力できることをうれしく思います。『Oracle Exadata Cloud@Customer』を活用することで、データベースに対する負荷の高い処理をより迅速かつ効率的に実行し、管理コストを削減することができます。また、何百もの社内システムを自社のデータセンター内でクラウドに移行することで、データ・レジデンシー要件を遵守しながら、運用管理の柔軟性を高め、データからの価値を高めることができます。」
日本オラクルについて
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL https://www.oracle.com/jp
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、https://www.oracle.com/ をご覧ください。
商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。
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