STとSoftAtHome、マルチスクリーン・デジタル・サービス向けに高品質セキュア・プラットフォームのデモを実施
PR TIMES / 2013年4月10日 9時36分
~管理された単一ネットワーク経由でマルチスクリーンに
最適なマルチメディア・サービスの提供を実現するSTのコネクテッド・ホーム技術
およびSoftAtHomeのCPEソフトウェアを利用したクライアント / サーバ・ソリューション~
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロ
エレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)と、オペレータによるデジタル・
ホーム向け統合型サービスの提供を可能にするホーム・オペレーティング・
プラットフォームのプロバイダであるSoftAtHomeは、クライアント / サーバ・
ソリューションのデモに成功しました。このソリューションを利用するオペ
レータは、管理された単一ネットワーク経由し、加入者住宅内の追加スクリーンに
最適なユーザ体験を提供できます。
このソリューションは、ゲートウェイ / サーバ機器から低価格ザッパー・
ボックスまでのアプリケーションに対応する幅広い性能・機能を網羅したSTの
セット・トップ・ボックス(STB)用ICポートフォリオを活用しています。これ
により、2台目のテレビ・PCに接続されたHDMIドングルやミニ・ボックス等の
エントリ・レベル・クライアントは、メインのホーム・ゲートウェイを経由し、
オペレータのサービスを受けられるようになります。
価格競争力に優れたSTのSTiH205をベースとするこのクライアント機器は、携帯
電話等の機器よりも高いビデオ画質をサポートし、限定受信サービス用の
セキュア・プラットフォームを提供します。サーバ / ゲートウェイに採用され
たシステム・オン・チップ(SoC)であるSTiH416は、世界最高クラスの性能を有
するSTB用ICで、高速のデコーディングならびにトランスコーディングに対応し
ているため、あらゆるホーム・クライアントで卓越したユーザ体験を実現します。
オペレータ各社は、SoftAtHomeのソフトウェア・プラットフォームを利用するこ
とで、複数のスクリーン間で一貫したルック・アンド・フィールを提供できます。
また、DLNA(1)、CVP(2)、RUI(3)等の業界標準プロトコルの使用により、
オペレータ各社は独自ソリューションによる制約を受けません。
SoftAtHomeのCPE(Customer Premises Equipment)用ソフトウェア・
プラットフォームは、あらゆるコネクテッド・スクリーン上で、ペイTVならびに
OTT(Over-The-Top)サービスを統一されたサービス・プロバイダ体験に融合する
ことができます。また、SoftAtHomeのソフトウェアはSTのコネクテッド・ホーム用
SoCのフル・ポートフォリオに移植されているため、オペレータ各社は
SoftAtHome Operating Platform(SOP5)を利用して革新的なサービスを顧客に届ける
ことができます。
今日、サービス加入者は、スマートフォン、タブレット、PC、ゲーム機、2台目
のテレビ等、複数の機器を通して、家庭内のいたる所でサービスを利用する傾向
にあります。オペレータ各社は、全てのサービス・ポートフォリオを提供し、
優れたサービス品質と最高の体験を実現するため、各管理ネットワークを介して
これらすべてのスクリーンに接続する必要があります。
STのデジタル・コンバージェンス・グループ、グループ・バイスプレジデント
兼 ユニファイド・プラットフォーム事業部 ジェネラル・マネージャである
Laurent Remontは、次の様にコメントしています。「このクライアント /
サーバ・ソリューションは、メインのホーム・デジタル・ゲートウェイと2台目
のクライアント機器間に求められるコスト・パフォーマンスに優れた高性能接続
へのニーズをサポートします。オペレータ各社は、STのSTB用SoCとSoftAtHomeの
ソフトウェア・プラットフォームを組み合わせたこのアプローチを利用すること
で、サービスの提供ならびに品質管理の強化と同時に、顧客を維持し、収益を
確保することができます。また、加入者は、ミニ・ボックスやドングル等の低
コスト機器を使用し、住宅内のより多くのスクリーンを接続することができます」
SoftAtHomeの最高経営責任者(CEO)であるMichel Deglandは、次の様に
コメントしています。「今回の新たな協力を通じて、SoftAtHomeとSTは、家庭に
おけるマルチスクリーン対応の簡略化を実現していきます。SoftAtHomeのソフト
ウェアは、STのICを搭載したSTBをユニバーサル・メディア・プレーヤに変える
ことで、新しいOTT技術経由でライブやWebベース等の様々なコンテンツへ
アクセスし、小売店やサービス・プロバイダが所有するクライアントへの再配信
を可能にします。」
(1) DLNA - Digital Living Network Alliance
(2) CVP - Commercial Video Profile
(3) RUI - Remote User Interface
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロ
セッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供す
る世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・
セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、
家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆる
シーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた
技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2012年の売上
は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト
( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
SoftAtHomeについて
Orange社、Sagemcom社、Etisalat社のサポートを受けるソフトウェア企業の
SoftAtHomeは、デジタル・ホーム環境向けのオペレーティング・プラット
フォームを介して総合的なコンバージェンスを提供しています。SoftAtHomeは、
デジタル・ホームの実現を加速するため、サービス・プロバイダ、サード
パーティ・アプリケーション開発者、インテグレータ、およびハードウェア・
ベンダで構成された新たなエコシステムを推進しています。SoftAtHomeの
ソリューションは、世界中の何百万もの家庭で使用されています。フランスに
本社を置くSoftAtHomeは、フランス、ベルギー、アラブ首長国連邦に開発・販売
チームを擁しています。詳細については、 http://www.softathome.com を
ご覧いただくか、Twitterの@SoftAtHomeをフォローしてください。
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